密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

残念大阪+未だ傲慢民主党 でも、檜舞台はこれから。

大阪ダブル選挙はおおさか維新の圧勝。本当に残念です。多分,まじめで誠実な柳本、栗本両氏お疲れさまでした。やはり選挙はショー、舞台を意識して派手に踊った橋本氏、理屈抜きのテンターテイメントを提供しての勝利。対立候補のお二人はやや舞台映えがしない(すみません)、加えて,自公の応援分断、ポジティブのようなネガティブキャンペーンも効いたかな?


時に人々は大事な局面で間違えを起こす。ヒットラーを選び、ジョージブッシュを選んだ(2度も!!)それに比べれば、今回など、大勝負(そして長い勝負)の前の厄落としです。



反安倍陣営ー野党連合には、舞台映えのするチャーミングなスターが舞台上も,舞台裏もそろっている。ただ、主役級の劇団が,未だ勘違いで舞台のテンポを乱している。演出家(国民)は、まだまだこの劇団に演技指導が必要です。それでも、ステージには上がる模様。かつての小さな栄光(と大きな失敗)を引きずって、プライドだけは高い劇団中央部。新人,中堅にはパワーがあるのに、変な概念的演技論をもちだし、個々人の演技を妨げる。観衆が見えてない。


『来年の参院選挙で与党を過半数割れに追い込むためには、我が党が、むしろ評価を下げてもいい。私は、その覚悟でやっている。』と枝野氏。これ大義の前に自己犠牲も辞さずって調子だけど、野党共闘へのグズグズの態度+バカげた解党騒動で、すでに評価を下げまくり、本当に無私の協力で舞台全体を支えようとしている共産党をシロアリよばわり(謝罪済みだけど,本人からではないと,意味ないね)。本当のシロアリ駆除は、しておかなくていいのかな?未だ獅子身中の虫が中央を跋扈。早めになんとかしておかないと大事な局面で、内部テロが舞台を混乱させるかも。評価を下げ続けているのはそういう態度,方針のブレなんだから,いいかげん自覚してください。


大阪のスーパースターが安倍劇団に客演決定。善意のヒロイン菊池桃子氏も花を添えている。安倍独裁劇場は興行の打ち方とくにミスディレクションがお得意、お抱え広報の充実で洗脳宣伝+ネガティブキャンペーンも充実、スポンサーも大企業ばかり。狂気のスーパースターABEのご乱心パフォーマンスをこうした実質面と策略で出したり引っ込めたりして、うまくプロデュースするつもりだろう。公演殺すにゃ刃物はいらぬ、彼らの劇場に行かない事だ。巧いあおり文句で載せられて劇場に入れば、二度と出る自由は与えられない。


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Real Time with Bill Maher ・コメディアンのナイフー社会政治批判

Real Time with Bill Maherと云う政治トーク番組がある。Bill Marは人気のコメディアンでちょっと,上岡龍太郎さんを思い起こさせる,舌鋒鋭いスタイリッシュな人だ。彼の政治討論番組である。


アメリカでは、コメディアンは非常に辛口の,時にはかなりエッジの政治社会批評をする人がほとんどで、いい例が、とても有名なユダヤ系コメディアン(名前が出てこない),彼のショーにドイツ政府の高官が来て,多いに笑って、ショーのあと彼を訪ね『アメリカのコメディアンは本当に面白い。なぜ我が国には,面白いコメディアンがいないのか』と云い,彼は『それはあなた方が全部殺したからですよ』と答えた。このエピソードを聞いた時,この高官たちはどう反応したのだろうか,とても興味深かったが,知るすべは無い。コメディアンはそれぞれ懐に鋭いナイフを持ってこそコメディアンなのだ。ユダヤ系、アフリカ系がとても多い。


アメリカ人は、会話や議論など率直に激しくやるが,決して感情的にならないーなったら恥なのだ。かつての、朝まで生テレビのように、大声を出したり、向きになったり、怒ったりなど絶対したくはないようだ。余裕を持って,論理的に相手を追いつめ,ユーモアやサーカズム(皮肉、引き裂くと云う語源)でリズムを取りながら議論してゆく。相手のユーモアが受け取れなくなるほど,余裕の無いところを見せてしまっても負け。機関銃のようには喋るが,どこか余裕-(大阪弁のやり取りのように)がある(そのセンスがからっきし無い人ドナルドトランプ)


Bill Maher(ビル・マー)は、1993年より、「ポリティカリー・コレクトという概念を盲目的に信仰する」姿勢を皮肉った深夜トーク番組『Politically Incorrect』(ABC系列)の司会を務めた。しかし、アメリカ同時多発テロ事件発生後、ジョージ・W・ブッシュ大統領のテロリストに関する発言に異議を唱えると、同番組は打ち切りとなった。ちなみに、ABCの親会社ウォルト・ディズニー・カンパニーが所有するディズニー・ワールドがあるフロリダ州の知事は当時、ブッシュ大統領の弟ジェブ・ブッシュが務めていた。当時のアメリカは、アフガニスタン侵攻に世論が傾いており、それに絡んでブッシュ大統領の支持率も上がっていたことから、ビル・マーを国敵のように見る向きもあり、テレビ復帰は困難に思われた。2003年、メジャー・ネットワークではなかったものの、コメディ・セントラル(ケーブル局)で『リアル・タイム・ウィズ・ビル・マー』の司会として復帰。その後、アフガニスタン侵攻やイラク侵攻に対する反省・批判の声が連邦政府内や世論で高まったことなどから、ビル・マーの意見も見直されるようになり、現在に至る。第二期オバマ大統領選の選挙への献金にポンと1億円出して話題になった。


さて,昨夜は、もちろんテロとイスラム教と難民の処遇。ビルは宗教特に原理主義者が大嫌いで,国内のキリスト教原理主義+共和党をことごとくぶった切り続けている。通常3人のパネラーと前後半で2名のゲストを呼ぶ。前半ゲストは,現在のカリフォルニア州副知事(民主党)、難民移民受け入れと,対テロについて、アメリカのビザ発行システムの慎重さ(遅さ2年かかる)によって、テロの食い止め、難民積極的うけいれと,両立の考えをしめす。その後3にんのパネリスト,実はこの国の知識常識下地が薄いのでいつも誰なのかよく解らない。ただ今回は,イスラム教徒に好意的でポジティブな関係の構築ができるとする、カナダの政府の女性高官とビルが、イスラム教徒受け入れと、共存で論争した。カナダの姿勢が楽観主義的か、ビルの姿勢がネガティブな面を拡大し,差別迫害に意向するか?


わたしはカナダの姿勢がよい方向に進んでくれる事をながっているが、ビルのいう、イスラム教原理主義の人権侵害の教義とその懲罰の体制が受け入れがたいとうい事は,理解できる。この信仰を顕示する人たちと社会を形成できないと極論をぶつけている。これは,イスラム教に限らず,全ての宗教,思想、政府理念を、全く正しいとし,他の人々をに押しつけ支配しようとすることへの一貫した怒りであり、個人を認めない全体主義への怒りを共感できる。しかし各宗教には様々な宗派、取り組み方があり、何人かのイスラム教徒はインタビューで、『ISILを同じイスラム教徒と思わないでくれ』、『イスラムの元来教義は排他的な物ではない』『彼らはイスラムで禁じられている酒を売り,飲んで、騒いでいる,善いイスラム教徒ではないーベルギーの彼らのアジトの近くの住民の証言,ただしみんな恐れていて口が重く匿名を条件に証言』


カナダの新体制は愛と理想を貫く事を標榜し、ビルは,彼の根底思考をつらぬき、情勢にメスを入れる。見ている私たちは考える。


私が最近一部に出ているようなISILへの同情的見地に賛成できないのは、ISILは絶対的支配の実践を,同民族,近隣民族に武力で強制し,恐怖を持って統治しはじめた。それに対して無力で、そこから自由になりたい人たち,命の危険にさらされている人たちの解放,迫害からの救出を目指し,軍事介入が行われた事を(イラク侵攻戦争のことではない)すべて軍産複合体への利益共有の為と帰結し、結局は人間の動機は全てお金と断じてしまっているように聞こえる点だ。


全人類的に、人種、宗教の違うコミュニティーの共存は、現在進行形で、受け入れながら,お互いに答えを探してゆく問題なのだが、人々が、ある人たちを個人として理解する事を省いて、イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒,ヒンドゥー教徒、仏教徒、神道信者、白人、黒人、黄色人種、アメリカ人、日本人、韓国人、中国人 フランス人、シリア人、,,等々の括りでのみ論じ判断を横行させる事は、必ず,不和の種を育て,悲劇に繋がるとおもう。


ノーベル賞受賞者の白川英樹博士が、「戦争を無くすには,一人一人が世界中に友達を持つ事だ」と仰ったのを記憶している。強く共感した。背景やステレオタイプにまぎれて見えなくなる個人の顔を見いだす事が、個人としてつながりを持つ事が、個々人に出来る平和の第一歩なのだろうおもう。



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フィリピンでの日米首脳会見、オバマ大統領”Okinawa"に言及?

産經新聞がフィリピンでの日米両首脳会談の記者会見について、安倍首相,南シナ海に自衛隊を送る意向をオバマ大統領に伝えた,と報じ、野党が反発している(当然だ)。例によってないよう確認に、ホワイトハウスWebにアクセス。オバマ氏は、安倍の昨今の働き(安保ニューライン実現、日中韓首脳会談、TPP)の結果に祝意を表している。ただし,全てが抽象的というか。ジェネラルで,丁寧だが具体的な事は一つも触れていない。ホワイトハウスは、問題の多い日本の首相を,認めほめる事で,暴走を抑制作戦か?この手の発言は,訳者によって、オバマ氏大きな感謝を表明の様に報じても嘘にはならない。私は反安倍で親オバマなので、私もバイヤスがかかっている可能性もある。


ただ,気になったのは、オバマ氏が唯一具体的に触れた部分が沖縄であること。ほんの一行であるが、どうとれるか、英語ネイティブのDさんの意見も聞いてみた。深読みし過ぎはいけないが、わざわざ出している感がある、realignmentの真の意味がポイントという意見。


以下その箇所の原文と拙訳
The United States-Japanese alliance is one of the lynchpins of our security as well as Japan’s, and this gives us an opportunity to continue to deepen that relationship, building off the discussions we’ve had in Washington. It includes the realignment in Okinawa.


日本とアメリカの同盟は一つのセキュリティーの要でありましょう。私たちが(この4月)ワシントンで話し合ったように,日本が我々に与えてくれたよりお互いの深い関係と話し合い構築する機会を持ち続けてゆきましょう。それは,沖縄における再調整も含まれます。


”realignmentー再調整”とはなにを示すのか,オバマ氏は具体的には語っていない。日本政府はアメリカに辺野古が唯一の道であると云っている。オバマ氏は「私たちがワシントンで話し合ったようにともいっている。ワシントン会見では,オバナ氏は沖縄について、『私たちの新しいガイドライン は、基地の在する地元地域社会との衝突ー強い影響(impact)を減らすために、沖縄を含むこの地域にわたるアメリカ軍の再調整をもって補足され、より完全な物になるであろうと思います。そして私は、アメリカ海軍をグアムに移動させるという公約をここで再び確認、約束いたします。』と発言している。そして,ここでも、再調整と言う言葉を使っている。


沖縄の地域住民と警察機動隊の衝突も加速している。知事も最後は自信で座り込みで抵抗するといっている。まさに”強い影響(impact)”に他ならない。自国のバカ首相の発言ばかり報じずに、小さい点ではあるが,メディアに追求して欲しいと切に願う。


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