密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

民主党、こんどこそ、知者の提案に従え。

安倍首相はフランスに『出来る事は何でもする』と云った。もし、では難民の受け入れをお願いします、といわれたら、やるのだろうか?この人のセンスでは今最も勇気と善意のある国際貢献はシリア難民受け入れだとは、とても理解できないだろう。そして,もしそうなったとき、日本の国民は積極的に受け入れ態勢をとれるだろうか?日本は単一民族社会(実際はそう出なくてもそういう社会形態になっている)でながくいた、頭で分かっていても、対応に戸惑う事が多いだろうし,そういうときこそ,政府のリーダーシップが必要になる。そして今のリーダーは最悪だ。


この国の将来の要は,やはり政権交代。小沢一郎氏はTBSラジオ、前原氏「共産党シロアリ発言」とその後の枝野幹事長の謝罪により、解党騒動が沈下した民主党に、統一候補名簿による”オリーブの木”構想を再び呼びかけているという。どうしても、共産党アレルギーが根強い民主党、氏はすでに、共産党以外の野党での統一候補に対して,共産党の選挙協力の了解を得ているようだ。くわえて22日の大阪W選で(まあおおさか組の勝ちを想定しても)維新が与党サイドと野党サイドに分断出来る事を,歓迎し、東京維新も連立に加えられるとみている。


共産党の提案国民連合政権は、オリーブと共産党の連立となるのか?民主内シロアリ議員たちはどうするのか(自民へ行け!自民へ!!)? 小沢氏の手腕に期待。


また、小沢氏は安倍政権の経済政策は弱肉強食、これは政治ではないと云っていた。まさにその通りだと思う。実質白紙委任の安保法制もこれにテロ便乗の言論統制が加われば、日本はもう平和主義の国でも,民主主義の国でもなくなる。だいたい、甘やかされて育った特権意識の強い最高司令官ほど、人の命を粗末にする。命の重さの感覚がない。人と対等感が無いからだ。ジョージブッシュ2がそうだった。


06年頃イラク戦争を調べていて,その頃は政府主導の情報がやはり幅を利かせていて,そんな中、軍のWebに、ブッシュ大統領、兵士を訪問激励の写真が載っていた(ああ、ダウンロードしておくんだった)膝を組んで、地面に列をつくって座わる若い兵士の前を空を見上げて激励してあるくブッシュ、兵士たちはもうウンザリでそっぽを向いているか、怒りの目線でにらんでいるか。兵役にある若者が大統領にこういう態度をする事は,まずあり得ないし、上官も容認しない、ましてやこういう写真を軍がWeb、これってどういう事だろう。だれも共感も尊敬も(軍でさへも)していない。


安倍首相は隊員のリスクに関し「訓練を前もってできる。これまでより低くなる」と説明する。訓練で危険回避でき無いのが,紛争地域の警護の恐ろしさ”2015/10/16 07:57自衛隊員そして,彼らを送り出す日本の国民も必読、PKO舞台司令官の手記”にも書いたが、人間の耐えられる限度をとうに超えた、危機、死と隣り合わせの緊張と、繰り返される残酷な光景と、無力感と罪意識、で押しつぶされる屈強で冷静な軍人の自己崩壊の記録、ルワンダのPKOダレル司令官の手記を首相も読んでもらいたい。戦闘が続く「内戦型」の国に対し、国連が積極介入するようになった。ルワンダ、旧ユーゴの悲惨な後悔の後の転換だろう。政府側や反政府勢力に襲撃される現地住民を、武器を使って保護することが重要な任務になっている。自衛官にもダレル司令官の手記を読んでもらいたい。

なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか―PKO司令官の手記
なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか―PKO司令官の手記
著者:ロメオ ダレール
出版社:風行社
カテゴリー:本




ともあれ、軍国総理に振り回されて、失った国際的信用、税金、その上,若者の命も加わるのだ、民主党
もう,これ以上ぐずぐずするのは、安倍一派自公政権と同罪だと云う事を自覚して、知者の提案に従え。


PVアクセスランキング にほんブログ村


ランキングに参加していますよろしかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ


にほんブログ村

情報玉石混淆

日本はテロ発生の当事国フランスより、ある意味パニックになっているように見える。一つには,昨今の政府いいなりテレビメディアへの不信=情報統制しているのではないか?と云う不安。日本はターゲットにされるというパニック,海外のどこでも日本人が狙われると云う不安(これは、まさにISILがそうあって欲しいと願う反応だろう)。こういう事態を招いたアメリカ、フランスへの怒り(中東の無辜の市民が殺されている、これもテロだ、とイコールに非難。白人社会への屈折した非難(日本はアメリカのいいなりで,戦争させられる)。軍産複合体へのテロ陰謀説。など。日頃冷静で論理的な意見を書かいておられる,発言力、影響力のある方たちが、こうした危惧を提唱しているのは,いささか心配になる。陰謀説、白人社会絶対視の価値観への懐疑、反発、も,固まった認識を刺激するアンチテーゼで提唱するならいいと思うし効果的だろう。中東、アフリカ、東ヨーロッパなどの,非人道的状況に注意を喚起し,自分たちと同じ世界でなにが起こっているのか知る事,悲しむ事,憤る事も大切だと思う。ただ現在は過剰にない交ぜになり、情報と憶測が玉石混淆として,広がっているように思う。


ウキペディアによると、
テロリズム(英: terrorism)とは、①事前に謀られ、政治的に動機付けられた暴力の行使を言う。非戦闘員を標的として、大衆に恐怖を与える意図のもとに行われる。②恐怖又は不安の拡散により、政治目的の達成を狙い計画された組織グループによる暴力的な犯罪行為を言う。


戦争(せんそう)とは、おもに内政問題あるいは外交問題の武力解決であり、国家による政治の一手段である。広義には内戦や反乱も含む(戦争一覧)。


戦争が人類最大の犯罪である事は揺るぎないが”問題の武力解決”なのだ。ISILの問題はなにか?自分たちの国の設立で、既に設立を宣言している。彼らから見れば”外交問題の武力解決”をしているのだが,その方法にテロリズムを採用している。この戦い方には終わりがなく、世界が彼らの納得のいく物になった時終焉を迎える(最終的には世界が彼らの神の教義の実践-神なので全人類規模が望ましいだろう)。


過去のテロをお互い水に流し、ISILを独立国と認め,周辺諸国に領土の分配を話し合う仲立ちをし,よしんば巧くいっても(巧くいくはずは無い、気の遠くなるほど長い宗教対立なのだ。イギリスのダブルブッキングでイスラエルも新しい戦いの中心になっている)テロは終わらないだろう。彼らは世界の戦いのルールをぬりかえるからだ。


中東の事は中東にまかせ,他の国は手を引くのがいいのか?一宗派の教義で支配された社会で,どれだけ恐怖政治が行われるか、それも彼らにまかせ、尊重するし、手を引いて、それでも難民受け入れには精を出したとしても,彼らは我々の民を返せというだろう。帰りたくない人たちを差し出すのか?大戦下フランスはナチスにユダヤ人渡すう要求された。交渉の末、自国民のユダヤ人をまもるため、命からがらのがれて来た難民をアウシュビッツに差し出した。この時期、ヨーロッパは全土にわたって非人道的選択を武力でせまられ、良心を強姦された過去をもつ。彼らにとって、”他国に干渉しない方がいい”ではすまされない過去の事実の上の立ってきたのだ。


北朝鮮だってそうだ。彼らは,国家としてテロの手法を使っているとみなされている。そして,この厄介な国の国内で人々が餓え、三世代まで罪にとう恐怖政治が行われている事を,多くの国がしっている。その人たちの解放に本気で乗り出す国はいない。そこまでの急迫の事態に至っていないと見ている。もちろん韓国は今も戦争状態であり同胞たる北朝鮮国民に脱北のプロパガンダを送り、脱北者に生活費援助の予算をもうけている。


もし新ルールを標榜する、欧米の呼ぶ”テロリスト国家”が、勢力拡大をしたいと思ったら?どこかの国で国に侵略、影響がでたら、また戦いが始まる。しかも、その時はルールの無い戦いだ。


今だに、自爆テロを欧米では’'KAMIKAZE"と呼ぶのは、特攻が彼らの全く考えてもいなかったルールの外の戦い方だったからだ。人の体,命を武器として使う,こんな事は想像をだにできない事だった。加えて,奇襲攻撃、これもルール外だった。日本がおこなったこのルールが通用しては,人間社会は恐怖支配の独裁国を多々擁立する。人命は権力により簡単に消費される。今、欧米を中心に世界の誰もがこの泥沼からぬけ出す方法を考えていて,誰にもわからない。欧米は自分たちの手にしてきたルール、WW2酷い教訓のもと国連を作り(何人も決して武力で無理強いしたり、全体主義で特定の思想、社会体制を強制したりできない、それが起こった場合,民主主義的合意に基づいて-武力行使も含む抑止、軌道修正する)を,実践するしつづけるしかない。その手段が正しく履行されず、機能せず、成功していなくても、その都度ルールを検討し改善しながら、前に進む。


ちなみに軍産複合体陰謀説(テロを裏で操る、偽のテロを起こす,理由は戦争ビジネスの拡大)アメリカでも陰謀説はある、ただ軍産複合体にとっては,実態の戦争より、防衛での利益拡大の方が安定的ビジネスで、戦争は一時期いいが,国を疲弊させるので理に合わないという見方もある。


日本の今の、多角的見地からの不安や非難の発露は,日本にはこうした,自分たちの経験から積み上げ,試行錯誤し、検討し続けているルール(哲学)が無いからだ。以前のルール『国民は国(あるいは国の定めた、神,思想,信条)のためには、命投げ出さなくてはならない。勝つ為のどんな奇襲も戦法で機知の賜物ある。』これは敗戦で否定された(最近復活を望む声が大きくなっているようだが冗談じゃない。)平和憲法を指針として、欧米社会,国連のルールの修正に参加していける可能性はある。大きな可能性だ。即座に効力は発揮できない。しかし日本は戦いの前線に躍り出るのではなく、自分たちなりの国際社会に望むルールを、個々人の根底のセンス(なにを重要歳、なにを目指し、どのような方法をとるのか)を育てて、その上で日本としてのルールを持ち、国連などでのルールの設定の議場に参加することが重要だと思う。何よりまず、国際社会に信頼される代表を選び直おす事が,第一歩だろう。



PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

ランキングに参加していますよろしかったら 
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

新聞報道の信憑性

さるブログで紹介された時事通信の記事
【ワシントン時事】米国防総省のクック報道官は17日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向け、日本政府が代執行を求めて県を提訴したことについて「(代執行が認められれば)日本政府のおかげで(移設)計画を前に進めることができる。日本政府の努力に感謝している」と述べた。 報道官は、辺野古移設に関し「最終的には沖縄の人々にとっても最大の利益になる。実現できるよう日本政府と引き続き緊密に協力していく」と強調した。 (2015/11/18-08:17)
これがしっくりいかないので、実際はどういう状況で,英語ではどう発言したのか確かめたくて、U.S. DEPARTMENT OF DEFENSEのWebにアクセスした。公式の発言は全て公開されているはずだが、Peter Cook in the Pentagon Briefing Room(ペータークックの報道会見室)で、辺野古、沖縄に触れているのは,9/3日が最近のもので、日付の18日、念のため17日、16日.全ての広報に乗っていない(当たり前だ,パリのテロが起こっているのだから)では,どうして,このような発言を得たのか?時事の記者が
報道官と立ち話でコメントを得た事は,全くないとは言えないが、どのみちアメリカ防衛省公式見解なら、Webにのせるはずである。そうでないなら言っていないも同然である。


実は時事通信は、以前、オバマ大統領の第二期選挙戦で、キャンペーン中、街頭で走り寄ってくる子供たちを楽しそうに迎えているオバマ氏の写真を載せ、選挙戦に純真な子供のを利用していると非難コメントを載せていた。アメリカの大統領選で子供に冷たくする候補者などいない。ミットロムニー氏も笑顔で、有権者の子供の頭を撫でたりキスしたりしている。(内心,なんでこの私がこんな貧乏人のこどもに!などと思っていたとしても。実際彼はプライベートの支援会でこの国の真の有権者は40%発言をすっぱ抜かれて、大打撃を受けた)オバマ氏は子供たち,特に黒人の子供たちのヒーローだ。あまりのねじ曲げ報道に,一体どういう記者なんだ!と思った記憶がある。


2度目は、民主党大統領と共和党との捻れ議会の記事で、『ゲリマンダリングーGerrymandering』にふれ、これは黒人の票を一つにまとめる事が出来、民主党に有利なシステムと紹介。これも、全く逆。1812年、アメリカ合衆国マサチューセッツ州の当時の知事エルブリッジ・ゲリーが、自分の所属する政党に有利なように選挙区を区割りした結果、幾つかの選挙区の形が奇妙なものとなった。そのうちのひとつがサラマンダー(ヒトカゲ)の形をしていたことから、ゲリーとサラマンダーを合わせた造語・ゲリマンダーが生まれた。つまり現在は共和党ブッシュ政権時代に引かれたこの選挙区分けが有効(選挙区の区分けは各州ごとに10年単位で変更される)民主党は直接選挙の大統領選で勝てても、議会の捻れを戻す事は難しいのだ。


こういったことが気になっていてやや時事不信。嘘ではないが情報操作まがいの事が出来る海外からの情報には特に注意しなければならない。今回の記事は、オリジナルのコメントと、どの機会の発言かを,確認できなかった。”2015/10/28 13:18辺野古ごり押しはアメリカの要請?ーオバマ大統領の共同記者会見”に書いたが、共同記者会見で,オバマ大統領は,地域との摩擦や過度の負担は望まない。(これは世界中の米軍基地のポリシーでもある)グアム移転の公約を再び検討する事を約束するといっている。


クック報道官の発言報道が、国民に辺野古やむなしの掩護射撃として使われるようなら、この大統領発言の方が何百倍も重いはず。この発言はホワイトハウスのWebで確認できる。とにかく、ゴリを押しをアメリカの要望なんてとんでもない詭弁。騙されないようにしましょう。Standing by Okinawa.!!



PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

ランキングに参加していますよろしかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。