密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

慰安婦問題、お金で解決できることではない。

政府は25日、ソウルで28日に開かれる岸田文雄外相と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相による日韓外相会談で、慰安婦問題については最終決着したとの趣旨の合意文書を作成するよう提案する方針を固めた。日韓両政府にとって、慰安婦問題の解決 とはなんなのか? 安倍首相は『3億もあれば解決できる』と豪語したけれど、実際、韓国側が受け入れた場合の元慰安婦に対する支援策として、新たに1億円超の基金を創設する検討に入った。しかし、歴史修正主義者の首相をトップに、教科書の記載の偏向、今もって続けられる戦犯の祭られる神社への政治家の参拝。結局お金ではないのだ。日本の最高責任者の首相の公式な明解な謝罪ぬきでは、被害者の人たちは納得しないだろう。もし今回、最終決着したとの趣旨の合意文書が結べたとしても,それは国際関係のバランスを考慮し為政者同士の算段であって,被害者の気持ちは無視されたままなのは,変わらない。


日本政府関係者は「韓国側が政治的に『蒸し返さない』と宣言しなければならない」と指摘しており、文書の形式としては両外相による宣言文や共同声明などを念頭に置いている。外務省幹部は「我々としては『これが最後』ということで合意できなければならない。二度と繰り返さないということを目指してやるべきだ」と強調した。
日本人の私でさえ、一方的で,高飛車な要求に思えるのに,韓国側は賠償金や政治取引に依って,このような要求受け付けるものなのだろうか? 慰安婦問題ではないが、ソウル市内にある西大門刑務所の跡地にある慰霊碑に、鳩山元首相が敬意を持って韓国式にのっとって跪いて頭を下げた行為と比べれば,一億なんて,前々説得力がない。悲しみや怒り,無念の思い,恨み,こうした感情を解きほぐす事が出来るのだとすれば,人間と人間の真摯な向き合いしかない。


韓国で土下座謝罪? 鳩山氏本人が激白「これがなぜ国益を損なうのか?
http://www.mag2.com/p/news/25627
(鳩山氏のこの)訪韓は国益を損ないかねないのでは、という批判に対して鳩山氏は、帰国後に韓国の駐日大使からお礼の言葉を掛けられたことを明かし、「韓国の方に感謝された行為が、どうして日本の国益を損なうことになるのか? 日本が行った悪い行為に対しては、それなりの気持ちを示し、それで日本と韓国の距離が近づけば、それが国益となると思っている」と反論した。
「外交とはひとつである必要はなく、中国やアメリカなども、もっと複雑な外交をしている。政府がやる外交だけが外交と思い込んでいることが大きな問題
自分たちの都合だけで,お金を見せて,高飛車に解決を図ろうとすれば、人々の心は離反する。ましてや健在の元慰安婦方々を再び傷つけることにもなる。百歩譲って,日韓の長い外交上のトラブルへの解決と云うのであったとしても、鳩山氏のように、韓国習慣文化への配慮と真摯さを持って望むべきではないだろうか。


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宗教の商品化,でもお布施高すぎないですか?

何と,お坊さんもアマゾンネットでオーダーできるとは!!
これは、実にいい事だと思う。何しろ,お坊さんに来てもらって読経してもらえば、『お心のままに』の料金はかなり高い。このシステムに全日本仏教会(全仏)異議を唱え米アマゾンに掲載中止を申し込んだそうだ。全仏は、斎藤明聖(あきさと)理事長名で「宗教行為をサービスとして商品にし、宗教に対する姿勢に疑問と失望を禁じ得ない」との談話を発表。斎藤理事長は25日、朝日新聞の取材に「イスラム教圏であれキリスト教圏であれ、宗教行為を商品化している例はない。申し入れをアマゾンとの対話のきっかけにしたい」と話した。 加えて「お布施が『ギャラ』のように表示され、寺が戒名を売買している印象も与える」


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しかしイスラム教は知らないがキリスト教の聖職者は、地域の人々が運営する教会に住みサービスを行うが、教会の予算から決まったサラリーも貰い,説教や葬式などで特別のお金は求めない。
毎日曜日ミサを行い説教する。ロサンゼルスで行ったパプティストのアフリカ系の人が集まる日曜ミサ(ゴスペルが聞きたくて行ってみた)の聖職者は,ロックスターさながらに,マイクを持ち、バックコーラスを従えて、大きな舞台を走り回り,力強く説教をする。(事情があってこられない人の為にテレビ中継もしているらしい−有名なチャーチだったみたい。)これを午前午後毎週やると云うのだから,大変な体力と情熱と勉強が必要だ。とにかくそのパワーに感動した。終わりに小さな箱が回って来て、普通の人は1ドルでも10ドルでも100ドルでも、いくらあげたか中身は他の人に見られない。そしてそれは聖職者にいくのではなく、教区の貧しい人への炊き出しとか教会の活動費に回る。
『お布施が『ギャラ』のように表示され、寺が戒名を売買している印象も与える』って言うけれど、お坊さんのサービスに適正価格がなく,ほとんど法外と云うギャラが支払われているケースが多い。戒名料も法外だ。どうも日本の宗教は,『神仏の沙汰も金次第』のような気がしてならない。


海外の人が不思議に思う日本の風習,結婚式は神式、お葬式は仏式というもので、もうこれらは宗教ではなく、セレモニーのサービスなのだから、だれでも申し込める,適正価格表示をするほうがいい。
檀家を抱え地域社会に一定の貢献をしているお寺もあるだろう。フロリダはベトナム移民が多いので仏教の寺院がありやはり毎日曜日に信者が集まり,説法を聞く,その後精進料理も振る舞われる。皆が楽しく集まれるサービスをしている。日本のお寺も,宗教は敬虔なもの、とお高くとまらないで、人々にとって魅力のある企画をし、魅力のある説法を心がけたほうがいい。
朝日新聞:お坊さんネット手配「中止を」 アマゾンに仏教会要請へ
http://www.asahi.com/articles/ASHDT5HRVHDTULFA02S.html?ref=nmail


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抗議から改革へ、書を捨てて街に出る共産党

少し前の記事;2008年 志位委員長の『3本の矢』はいかに?
http://artrino.muragon.com/entry/154.html
のなかに,自民党長老の「共産党が書を捨てて町へ出て、現実の苦難の救済に力点を置くなら,自民,民主にとっても脅威だ」と言う発言に触れたが、国民連合政府構想につづき、幾つかの従来の党のポリシーを凍結して望む姿勢をしめした、志位委員長が、共産党は通常出席しなかった国会開会式に以後出席する意向をしました。
会見仔細:赤旗新聞

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-25/2015122501_02_1.html


筋の通らない偏向、選挙目当て(どこが?)などの声も効かれるが、安倍政権独裁体制、国民支配の現状を改革する為に、大きく踏み出した国民連合政府構想。自ら他党の共産党アレルギーを考慮し,閣外協力もあげて、話し合いを続けているが、未だに共産党アレルギーから抜け出せない幾つかの党の動向に未来をゆだねなくてはならない現状である。ここに来て,『国会開会式に出席』は、抗議抵抗のための拒絶を貫く姿勢を、中へ踏み出して改革へ発言する事を選んだ現れではないか。 


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自党の孤高性を保つ、潔癖、頑固,閉鎖的。人間味の少ない意見統一などの批判から、「ほっといてくれ,我々には思想の理想がある」と他をはねつけ,他も共産党は,自分たちと違うと線引きしてきた。しかし、今、最も望まない危険な安倍政権の暴挙を止めるためには、孤立無援の孤高、思想の理想は役に立たない。胸襟を開き他党に呼びかけ、国会開会式にも出席して,出席者の一員として改革を提案する。『書を捨てて街に出る』大きく世の中に関与する姿勢。2008年に志位委員長が糾弾し、当時の自民党にも受け入れられた諸問題は、今もっと悪い状態に進んで、自民党はそれを自党内で反対、修正、反省する機能を失い、大手メディアは官邸のアンダーコントロール。御用学者、御用文化人、御用裁判官まであらわれる。秘密保護法+緊急事態法+共謀罪この三つで、独裁全体主義国家の成立だ。


安倍首相にとっては、何となく純というか馬鹿正直なところのある民主党を手玉に取るのは得意の分野と云う気がする。民主党の議員の半数以上は良い情熱を持ち,社会を良くしたいと努力できる人たちだろう。しかし政治的駆け引き、時勢の流れを読む、情報操作への反撃などは、いささか、心もとない。
このままでは、参院選(W選)まえに、うまく情報操作、野党共闘内の内部分裂操作で、安倍政権に負ける可能性も濃厚。志位委員長も,話し合いの姿勢,協力を強調しつつ、タイムリミットにむけた、プランBも考え始めているとしても,不思議はない。


リベラルの人たちも,共産党を評価しながら,共産党は、、という共産党フォビアから抜けきれない人が多い。日本国憲法を守る事を第一義に上げる日本共産党は、中国、ロシアとは、根本的に立ち位置が違う。賢い人たちの議論上の難しい事はどうだか解らないが、日本国憲法はまごう事なく国民主権。敵は共産党ではなく、恐れは共産主義による独裁化でもなく,現実に行われている、ナショナリスト政府による,独裁と支配、搾取、階級社会固定化と国民愚民化政策だ。
我々は過去に一度それの成功を許している。従順で、突出を嫌う国民性に乗じ、曖昧な状況のまま徐々に固められ,情報操作され、気がついたときは雁字搦め、結局,自国他国にの夥しい犠牲を出し、軍部、国粋主義者による全体主義統制は,無意味な特攻強制をおこない,結果、アメリカの空爆により焼き尽くされ,破壊し尽くされて、はじめ終わらせる事が出来たのではなかったか。
書を捨てて町へ出てる共産党、現実の多くの国民の苦難の救済に力点を置き,独裁大政党の脅威となれ。
関連記事
検証共産党アレルギーhttp://artrino.muragon.com/entry/58.html
共産党への拒否反応はおかしい−小林節http://artrino.muragon.com/entry/113.html


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