密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

抗議から改革へ、書を捨てて街に出る共産党

少し前の記事;2008年 志位委員長の『3本の矢』はいかに?
http://artrino.muragon.com/entry/154.html
のなかに,自民党長老の「共産党が書を捨てて町へ出て、現実の苦難の救済に力点を置くなら,自民,民主にとっても脅威だ」と言う発言に触れたが、国民連合政府構想につづき、幾つかの従来の党のポリシーを凍結して望む姿勢をしめした、志位委員長が、共産党は通常出席しなかった国会開会式に以後出席する意向をしました。
会見仔細:赤旗新聞

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-25/2015122501_02_1.html


筋の通らない偏向、選挙目当て(どこが?)などの声も効かれるが、安倍政権独裁体制、国民支配の現状を改革する為に、大きく踏み出した国民連合政府構想。自ら他党の共産党アレルギーを考慮し,閣外協力もあげて、話し合いを続けているが、未だに共産党アレルギーから抜け出せない幾つかの党の動向に未来をゆだねなくてはならない現状である。ここに来て,『国会開会式に出席』は、抗議抵抗のための拒絶を貫く姿勢を、中へ踏み出して改革へ発言する事を選んだ現れではないか。 


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自党の孤高性を保つ、潔癖、頑固,閉鎖的。人間味の少ない意見統一などの批判から、「ほっといてくれ,我々には思想の理想がある」と他をはねつけ,他も共産党は,自分たちと違うと線引きしてきた。しかし、今、最も望まない危険な安倍政権の暴挙を止めるためには、孤立無援の孤高、思想の理想は役に立たない。胸襟を開き他党に呼びかけ、国会開会式にも出席して,出席者の一員として改革を提案する。『書を捨てて街に出る』大きく世の中に関与する姿勢。2008年に志位委員長が糾弾し、当時の自民党にも受け入れられた諸問題は、今もっと悪い状態に進んで、自民党はそれを自党内で反対、修正、反省する機能を失い、大手メディアは官邸のアンダーコントロール。御用学者、御用文化人、御用裁判官まであらわれる。秘密保護法+緊急事態法+共謀罪この三つで、独裁全体主義国家の成立だ。


安倍首相にとっては、何となく純というか馬鹿正直なところのある民主党を手玉に取るのは得意の分野と云う気がする。民主党の議員の半数以上は良い情熱を持ち,社会を良くしたいと努力できる人たちだろう。しかし政治的駆け引き、時勢の流れを読む、情報操作への反撃などは、いささか、心もとない。
このままでは、参院選(W選)まえに、うまく情報操作、野党共闘内の内部分裂操作で、安倍政権に負ける可能性も濃厚。志位委員長も,話し合いの姿勢,協力を強調しつつ、タイムリミットにむけた、プランBも考え始めているとしても,不思議はない。


リベラルの人たちも,共産党を評価しながら,共産党は、、という共産党フォビアから抜けきれない人が多い。日本国憲法を守る事を第一義に上げる日本共産党は、中国、ロシアとは、根本的に立ち位置が違う。賢い人たちの議論上の難しい事はどうだか解らないが、日本国憲法はまごう事なく国民主権。敵は共産党ではなく、恐れは共産主義による独裁化でもなく,現実に行われている、ナショナリスト政府による,独裁と支配、搾取、階級社会固定化と国民愚民化政策だ。
我々は過去に一度それの成功を許している。従順で、突出を嫌う国民性に乗じ、曖昧な状況のまま徐々に固められ,情報操作され、気がついたときは雁字搦め、結局,自国他国にの夥しい犠牲を出し、軍部、国粋主義者による全体主義統制は,無意味な特攻強制をおこない,結果、アメリカの空爆により焼き尽くされ,破壊し尽くされて、はじめ終わらせる事が出来たのではなかったか。
書を捨てて町へ出てる共産党、現実の多くの国民の苦難の救済に力点を置き,独裁大政党の脅威となれ。
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