密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

サウジアラビア地方選、女性初の参政権、6人が当選

サイジアラビアは女性の人権の低い国と知られている。
サウジアラビアはイスラーム教の中でももっとも厳格なワッハーブ派のシャリーアを国法としている。そのため女性は公的な場面から完全に排除されている。女性による車の運転や近親者による付き添いなしでの外出は禁止されている。また外出時には必ずヒジャーブを身に着けねばならない。遺産相続も男性の半分であり、公的な権限を行使するためには父親、夫、兄弟などの男性の代理人を介さねばならない。一夫多妻制が認められており、安易な離婚や家庭内暴力も問題となっている。 サウジアラビアの社会通念では女性が子供を産み育てることは人間としての義務であると考えられている。このため、まず結婚して子供を持たないと社会人とは認められない。そのため不妊の女性は大変な差別を受けるので不妊治療に大きな労力が払われているが、無理をしてでも子供を生もうとして子宮移植などの危険な処置が行われることもある。(by Wiki)

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1990年の「湾岸危機」で、女性を含む米軍兵士が多く駐留し、これをきっかけに、女性の権利拡大を求める声が国内で拡大したという説がある。 かつて、女性たちが学ぶ権利を求めてデモをおこなったりしている姿をテレビで見て,大変な勇気だと驚かされ、強く心を動かされた。


そして,初の参政権を獲得、なんと、13万637人が有権者登録をし979人が立候補した。そしてその中から6人が当選した。男性有権者130万人強立候補者5938人に比べれば十分の一。まだまだ男女平等への道のりは遥かで、苦難の多い事が予想される。それでも徐々に女性の立場は改善されつつある。女性の投票権は2005年に提案され、国王が2011年、地方議会選挙で女性の投票と立候補を認めるよう指示した。政府によると、働く女性の数は2004年の2万3000人から、15年には40万人へと増えている。しかし、動かしがた戒律の壁,長く続く男性支配社会を,周囲の弾圧、批判にも負けず、改善する努力を続け、ついに選挙に参加する形で変化をもたらそうとするサイジアラビアの女性たちに尊敬とエールを送りたい。
CNN:サウジ地方選 女性に初の参政権、6人が当選

http://www.cnn.co.jp/world/35074887-2.html


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フランス、選挙強力で極右勢力撃退ー聞いてるか?民主党!!

CNNニュース;地域圏議会選は、パリ同時多発テロ事件を受けた非常事態宣言下で初の選挙となった。FNはこれまで地域圏議会選を制したことがなかったが、今回は国内に広まる不安感を背景に移民排斥などを訴えて大躍進。6日の第1回投票では、本土13地域圏のうち6地域圏で首位、全国得票率でもトップに立っていた。
第1回投票で全国3番手となったオランド大統領の中道左派・社会党はFNの勝利を阻止するため、2つの地域圏で撤退を決断。サルコジ前大統領が率いる2位の中道右派・共和党に票を集中させるよう、支持者らに呼び掛けていた
http://www.cnn.co.jp/world/35074860.html


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テロで冷静さを失っていても、仕方の無いフランスの人々、しかし、流石は愛と芸術の国、ブレーキがかかった。社会党と共和党、大統領選を争った2党が選挙協力。国をしいては世界を危ない方向に引っ張っていく,極右・国民戦線(FN)の台頭を阻止。もちろん政策などは大幅に違うだろうが。ここぞと云う時,危機を察知して大義でまとまる。名前だ政策のすりあわせだ、アレルギーだとぐずぐず言っているどこかの国の野党第一党には,見習って欲しいものです。


アエラの対談を呼んでも、政策が違うがまず先に来て、はなから、拒否反応。戦争法廃止、閣議決定撤廃は合意できている。では,他の政策はどう違うのか?ハードルは何なのか?そんなに,取れてもいない政権での、政策合意が必要なら、年内にでも、はっきり違いを出して、どこを埋められるか、話し合う余地があるか、横に置いていけるか,を具体的に話し合い、やきもきしている国民に、示すべきだ。


どうも、共産党がいろいろな角度からの可能性を示しても、はじめにNOありきで、あとから理由をくつけているようにしか見えない。”どんな理由であれ共産党と手を組のは”イヤ!!!!!共産党さえ邪魔しなければ、民主は自力復活政権奪取できる”,と聞こえる。”我々は本当に政権を取った事のある,ちょっと間違えたけど、政権を担える政党で、一度も政権についたことも、つく気もない共産党にイニシアチブをとられたくない!!”とも聞こえる。(とことん共産党で,小池副委員長,対米交渉の話に,「一度やらせてみろよぉー」やる気満々、その意気です。)政治家のプロ意識?プライドですか。国民は自分たちの声を代弁してくれる代表を、安心して,自分たちと同じ目線,同じ立ち位置に足をつけて,国を変えていってくれる代表を、今必要としている。 与党経験だの政治のプロなんて、もううんざり。政権をとっても野党転落の政治プロ自民党が批判を繰り返し、必死に足を引っ張ってくる。ナイーブな民主与党はまた立ち往生するだけ。国民が見たいのは、政治屋さんたちの駆け引きや,なれ合いではなく、無意味な権力闘争ではなく、国民主権の実現だ。平和主義の民主主義国家の日本だ。このまま、小異に拘り、決断時機を逸すれば口のうまい安倍政権に利するだけ。


決断がつかないのなら、一人区では、野党統一候補か、民主維新合流候補を優先するが、比例区で,思いっきり共産党が議席を伸ばし、民主維新合流と拮抗する議席保持体制を生み出し、双方どうしても連立政権を組まざを得ない状態ななったら、どうだろう。そうなれば、もう,野党第一党の上から目線ではなく,真剣な政策合意点を模索,双方の欠点を補い,いいところを認め合って新しい方向性を見つける努力も出来ると云うもの。(もちろん生活一郎太郎も応援してます。街頭記者会見いい!)それに、共産党が並んでいれば,自民にも虐められないかも、です(W)。


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大江健三郎氏、沖縄公演を聞く−9条は文化

大江健三郎氏の沖縄公演の映像を見た。
琉球新報http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-176863.html


印象的だったのが女性について,語られた事。冒頭に、現在入院中である奥様(故伊丹十三監督の妹さんで、学生時代から,ずっと連れ添っておられる)が、今まで言った事の無い言葉,「頑張ってね」を公演に出かける時、口にした事。自分の老人性抑鬱症が影響し、妻も病院に行き、手術の必要な病気が発見された事、妻のいない”将来”を考えてみているということを事を話された。


次に、沖縄に興味を持った切っ掛けが、沖縄戦当時の,女子学生たちが(生き恥をさらすな、とか足手まといだ,と云うような軍部からの強制があったにしろ)崖から海に身を投げた。その時なんと口にしたか? 多くの少女が”天皇陛下万歳”と叫んで身を投げたと云う事を知った時、沖縄、戦争、そして天皇制へ疑問を持ち、考え続けてこられた事。


そしてNPOに参加し「海外で危険な目に遭いながら活動する、特に女性たちが、憲法を文化として持っていることに希望を持っている」と述べた。


もう一つ昔ある大江氏に近しい人から聞いた話で、大江氏が子供の頃,大変な熱を出し,瀕死の状態で苦しんでいた。その時,付き添ってくれていた母に「死んでしまうの?」と聞くと「死んでもいいよ,また生み直してあげるから」と言われた時,怖さと苦しさが消え、そして大きな木の祠に吸い込まれる夢を見た,そして回復したと云う。もう,20数年前に聞いた話なので、正確とは言えないが、印象が深く覚えている。これらの話は、産むと云う生の源、寄り添うと云うかけがえの無さ、純粋さと自己犠牲、そして勇と優しさ
大江健三郎氏の女性への思いが伝わってくる。


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氏はNPOに参加して,現地で懸命に働く若者との会話で,彼らが「私たちは、憲法9条を実践したいのです」と語った事にふれ、憲法9条は,単に憲法ではなく戦後日本に根付いた文化となっている,と述べた。


あの,全て焼く尽くされた、多くの犠牲を出した戦争の後、たとえ与えられた物であっても,民主主義と云う社会のなかで、平和憲法とともに70年。戦争に参加した世代、銃後に生き残った世代は、悲惨な戦争が終わった事を,感謝し、何も無いが,自由のある国の再スタートに未来を見つめ頑張った。多感な青年時代、子供時代を過ごした人たちの心は,しかし,複雑なののを残し、発展と成功の影に、アメリカに屈した日本、戦後がらっと変わった大人たちへの不信感、情けなさを感じていた人たちもいる。その割り切れなさは、次の世代にも受け継がれ三無主義とか,荒れる学校などの問題も引き起こしたと思われる。しかし、今、第四世代となる子供たちの世代で、色々な禍根、恐怖、不安がやっと浄化されて来たのだと、若い人たちの民主主義運動、平和主義運動を見て思う。しかし、過渡期の屈折した世代が、戦前回帰=自己肯定、日本人アイデンティティー、アメリカへの反発と憧れ、ない交ぜなって,右傾化し、この国を逆進させようとしている。
特に禍根の強い、屈折した、現首相などは,日本賛美、敗戦否定、日本国憲法否定、そして憎いはずのアメリカにストックホルムシンドロームを起こしているようだ。


今の若者たちが,本当の”戦争を知らない子供たち”として、平和の歌を口ずさんで,歩き始めている。そして、間接的に戦争の影響下にあった戦後生まれの大人たちは、”戦争を知らない子供たち”を肯定し守り、一緒に、平和を希求してゆかなければならない。


大江氏の公演は沖縄の為であるばかりか、次世代、日本の未来に対する,貴重なメッセ−ジにあふれている。氏の語った、次世代に残さなければいけないもの、については,次回に書きたいと思う。


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