ハーロウィンパーティー
NY郊外は紅葉がとても奇麗で、今年は夏に雨が少なかったせいか、紅葉も終わりが早い。
例年は家にいて、可愛い”トリックアンドトリッカーたち”(お菓子をもらいに回る子供たちをこう呼ぶ)にお菓子を渡しているのだが,今年は友人の彫刻家が、ハーロウィンパーティーに招いてくれたので,彼女のうちに行く。
手製のデコレーションと、納屋にパーティーフード、これも手製の野外暖炉を囲んで,火にかけられた,自慢のご手製チリ(隠し味がダークチョコレートと黒ビール)をいただいた。火を囲むというのは、とてもリラックスできる。家を買う時特に暖炉にこだわらなかったのだが,後で,友人たちの家に招かれて,暖炉の火を囲んでワインを飲んだりすると、「ああ、いいなぁ」と。家は煙突もないので無理だけど,庭に暖炉という手があった。彼女は鉄の彫刻家で、日を扱える。造形的には怖いもの無しだ。私は木とかタイルとか樹脂くらいしか扱えないので、既製品を買うしかないか。ともあれ楽しいハーロウィンでした。
Dさんの甥が今、新婚旅行で日本に行っている。彼らはしっかりハーロウィンコスチュームをもって、クラブのパーティーに行ったみたい。私がいた頃はハーロウィンなんて無かったが、コスプレ好きの若者は、はまるのはわかる。アメリカではハーロウィンは子供中心で、地域によっては家ごとに本格的デコレ−ションを競い,何百人の子供たちが両親に付き添われて、お菓子を集めにくる。なんと行っても可愛いのは、0才−3才くらいのハーロウィンデビューの子供たち。女の子は妖精やプリンセス、男の子はスパイダーマンなどのスーパーヒーロー、大きくなるにつれゾンビや狼男,吸血鬼など怖い物になってる。子供たちは12才くらいになると、そろそろ、ハーロウィンをやめないと、と自分で思うみたいで、切ない思いで,親にそう伝える。子供時代の終わりを自覚する出来事なのだ。ところが、16才くらいから、友達同士で出かけてよくなると、また復活、こっそりビールなんか飲んで、とめてある車に卵をぶつける悪戯をするので、たくさんの人のでる地域にはポリスが見張っている事も。それから,職を得たり大学で家をはなれ、そういう事もなくなるが、結婚して子供が出来ると,家族ぐるみでまた,仮装してでかける。アメリカ人にとって、ハーロウィンは成長の節目に関わっている祭りなのだ。
日本は路上にゴミを散らかしている写真を見た。こちらのトリックアンドトリッカーたちのように、みんなカボチャ型のバケツ(本来キャンディーをいれる)を下げて,そこに自分のゴミをいれるようしたら、まわりも自分も、もっと楽しいハーロウィンになると思う。
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