密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

雑記:寿司とおはぎと蕁麻疹

子供の頃から,何かあると蕁麻疹が出る。食物アレルギーと云うより,ストレスと疲労+食い合わせで出て来るようだ。今回の原因ははっきりしている。お寿司だ。


夫Dさんの妹さん夫婦にディナーに誘われ、寿司レストランへ。彼らは大変な寿司好きで、かつて住んでいたメンフィスに,とてもよい寿司屋さんがあって,ハマってしまったらしい。刷毛で醤油を乗せるらしく,いい寿司屋さんぽい。



今やアメリカ中に寿司屋はある。タイ料理+寿司、中華料理+寿司、ベトナム料理+寿司、エスニック以外でも多くのレストランがスシバーを備えている。特にMaki(マキー巻き)はみごとにアメリカ文化の嗜好にヒットしたようだ。つまり,カクテルの感覚、様々な資材を混ぜて,華やかな創意工夫の装飾が施せる。
天ぷら+うなぎ+マグロ+アボカド=NYロール これが初めて恐る恐るめて食べたMaki、まずくはないとは言え,取り合わせの妙、というものでもない。私にとってはOKフード以下。最初のアメリカンMaki ”カリフォルニアロール” ”スパイシーツナロール”これらは、西海岸の日本人シェフの考案といわれ、なかなか美味しい,特に,マグロにタバスコは、凄いアイデアだと思うけど、それでも、やはり巻物は単品,あるい ”ひもキュウ”とか”うめしそ”位がいい。


特段の高級寿司店は別にして、概ねのUS巷の寿司レストランは,なぜか同じサラダが来る。正確に言えば同じドレッシング、オレンジ色の何が材料か分からないもの。どこかに日本食店元締めがいて,供給しているのではないかと思うほどだ。そしてみそ汁もきまって、5mm角の豆腐が3−5個は入っていて、かつなぜか塩素臭い。注文もしないし,ついて来ても、ほとんど口にしない。


さて,蕁麻疹の原因は,まずい寿司を、美味しいような顔をして,食べなければいけなかったストレスと,とうの寿司の不味さ。店の名前が”河豚”なので、日本人の経営である事は確か。板さんはアジア系。寿司の見た目は細身で,きれいなので期待したが、酢飯がまずい。形成しやすく柔らかく(すぎ!!)炊いた飯をぎゅっーと握っていて、まるでおはぎ。餅か飯がはっきりしろと言いたくなるおはぎが、やや苦手な私。
その上、鯛(といっても黒い松皮付きの物ではなく、レッドスナッパーと云う少しピンクがかったもの)冷凍で仕入れたのか、解凍の仕方が悪く,水っぽい。たこも同じ。東京湾に産湯をつかったこの私、江戸前の、穴子、平貝、赤貝+ひもきゅう たこ、そして,新子(こはだ)を夢見つつ、代用寿司でも、寿司は寿司の思いで、時々寿司レストランにいくが(Dさんも寿司好き)、でも、おはぎご飯の上に乗っていては、無理、絶対無理。付け合わせの野菜はやはり塩素臭。絶対やらない”おいはぎ”でなんとか半分たべて、あとはこっそり,隣のDさんの皿へ。


アメリカ人は、寿司好きを、ちょっとかっこいいと思って言る風潮がある。寿司屋のない町は文化無し、みたいな。日本人の私に『どう,ここの寿司』とちょっと得意げに無邪気に聞く。「飯がまずい、魚の解凍が出鱈目、塩素臭い、握りが固すぎて真ん中を箸で持って,ふっても壊れないなんて,寿司じゃない!!!」などと云わず、もちろん。「Beautiful」−盛りつけ見た目はとても良く出来ていたのだ−とコメント。次回誘われたら,刺身だけにしよう,と心に誓う。


タンパには,日本の板さんの店が一軒あり,ここ、とき寿司さんは,酢飯とネタの間にワサビを入れてくれる。驚くなかれ、アメリカの寿司はオール”さびぬき”なんです。きっと,ワサビにツンときたアメリカ人に怒って訴えられて、それ以来、いれなくなったのか? 入れてくれと頼んでも出来ないみたい。板さん教育から間違ってますよ!! 日本のお寿司、何が違うか、何だろう、、、、米だね。たとえカリフォルニア米でも,お米に対する思い入れで,いい酢飯にこだわるからかな。とき寿司さんのしめ鯖、塩が立っていて,絶品。地元で手に入る、ものを上手に使ってもいる。蕁麻疹が収まったら,口直しに行こう。


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今回は愚痴半分で恐縮ですが、、、、
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