密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

櫻井議員、どの国の人が犯罪を犯しやすいかで在留資格審査?!

桜井充議員の入管法改正質疑において、櫻井議員は、入国する国でどこが犯罪を起こしやすいのか?それによって、入国の調整をするべきだ、という意見を強調した。


どの国から受け入れるのかを、犯罪率が多く、社会保険不正が行われている国の人は受け入れるべきではないと発言した。


これは、ダメでしょう。もし国によって入国、またビザ発行を制限する理由としては、国交を持っていない場合であって、ある人が犯罪を犯した、不正をしたそれを、人種民族の属性として、国が捉え、入国ビザ発行を規制するなんて、まるでトランプのメキシコ移民は犯罪者で入国させない、イスラム教徒はテロリストでそう思われる国からの渡航禁止にする、っていうのと同じだ、ということを自覚してますか?


日本人立派で外国人は犯罪に走る?議論をするなら、その国を犯罪国家と認定することではなくて、まず、普通に働きに来た人たちが、逃げ出さなくてはいけない状況を改善し、犯罪に陥らないように・巻き込まれないようにする。間に入って騙すような、また社会保険不正を斡旋するようなブローカーの摘発に力を入れ制度強化する方向に話し合うのが真っ当というものだ。常に残念な国民民主党の議員とはいえ、またなんとなく親父的強弁風があるとはいえ、一生懸命いい仕事をしようとしておられることも見て取れる櫻井議員。
でもこれは、多くの日本人(特に男性諸氏)が陥りやすい、アメリカでもトランプな人々が陥っている、典型的な独善型人種差別だ。これから多民族国家になるやもしれないのだから十分気をつけなくてはいけない。


安倍政権は宗主国気分で経済徴用工を入れて働かせれば、何人か死んでも、何千人が逃げて犯罪に巻き込まれる生活を送っても、採算から行ったら想定内で、大した問題ではないと考えているのだろうが、こうした、Indifferenceがずさんな受け入れを招き、国内に分断や差別を生み出すだろう。


”罪を悪んで人を悪まず”
罪は罪であるから悪むべきではあるが、それを犯した人間自体は悪まないこと。
人間の本性は善であり、罪を犯すのはその本性を覆って自己を忘却したが故であって、その人間自体が本来の姿に反れば悪むには至らないことをいう。 ただし、悪まずとも罰すべきは当然罰するのであって無造作に許すことではない。孔鮒「孔叢子」刑論

まして罪も犯していない人々を、同じ国の人が罪を犯したという理由で排斥するなんてとんでも無いことだ。


旧民進党右派の危うさがこれだ。お隣の小川敏夫議員知らない仲では無いのだから、教えてやってくださいよ。


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仲良し外交でロシアに完全に見くびられる安倍政権

あんたにゃ無理、そう言いたい。
頭脳も、交渉力も、人の悪さも、独裁者としての冷酷さも何十倍も勝るプーチンにファーーストネームの仲良し外交を仕掛け、お土産貢物で機嫌をとって譲歩を引き出せると思っていること自体、恐ろしい勘違いだった。


当初、付き合って相手を品定めしていたであろうプーチンはもう完全の安倍晋三と日本の質を見切って、冷酷な笑いの侵略外交を進めてきている。難航どころか、今まで守ってきた日本の立場も突き崩されていくだろう。



シンガポールでの十四日の日ロ首脳会談で、一九五六年の日ソ共同宣言に基づく交渉の促進で合意したことについて、ロシアは日本から領土問題で大きな譲歩を勝ち取ったと受け止めている。日本は、一九九三年の日ロ合意(東京宣言)に基づき北方四島の帰属交渉を求めてきたが、プーチン大統領は択捉、国後両島が言及されていない共同宣言のみが交渉の基礎だと主張していたからだ。
 

今後のロシアの対日姿勢について日ロ関係に詳しいストレリツォフ・モスクワ国際関係大教授は「日本が国後、択捉二島の返還要求をやめて歯舞、色丹二島で(領土問題の)終止符を打つと表明しない限り、ロシア側は交渉を進めないだろう」と指摘した。
 

一方でプーチン氏は以前から「引き渡される二島の主権が日ロどちらに属するかなどの条件などについて書かれていない」と強調してきた。日本が方針転換してもロシアは歯舞、色丹の引き渡し交渉にも容易には応じないだろう。
 
北方領土問題の原点である歴史認識や、安全保障問題でも強硬姿勢で臨む可能性が高い。ロシア外交筋は「平和条約締結には日本側が、第二次大戦の結果、合法的に旧ソ連(ロシア)領になったと認めることがまず必要だ」と述べ、今後の交渉での高いハードルを示唆した。 (モスクワ・栗田晃)


これは、15日朝刊記事。16日の共同通信は
ダーウィン共同】安倍晋三首相は16日(日本時間同)、オーストラリア北部ダーウィンで会見し、ロシアとの平和条約締結交渉を巡り、北方領土のうち歯舞群島と色丹島の2島の返還協議を先行させる意向を示唆した。プーチン大統領との14日の合意によって2島先行交渉が進む可能性を問われ、直接否定せず「領土問題を解決して平和条約を締結するとの従来のわが国の方針と、何ら矛盾しない」と述べた。4島の帰属問題を重視する姿勢も示した。
 1956年の日ソ共同宣言は、平和条約締結後、歯舞、色丹を引き渡すと明記。首相とプーチン氏は共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意した。


これを合わせて読むと、恐ろしい展開にやすやすハマったということになる。此の期に及んで曖昧表現で、しかし受け入れと取れる対応をする。ほんの少しドアを開けたら、足を挟んで雪崩む、そんなロシアやり方がないとは言えないのだ。


相手と仲良くなって、相手にサービス接待して、その暗黙の見返りが得られると考えるのは、日本だけだ。これは対アメリカ・トランプにも言える。


北方領土に関しては、志位委員長が主張してきている姿勢しかないのだと思う。

志位氏は、日ロ領土問題の解決には、ロシアに領土返還を求める大義―国際的に通用し、ロシア国民も納得させうる大義を、堂々とかかげて交渉にのぞむことが必要という。


その大義とは、スターリン時代の旧ソ連は、第二次世界大戦の時期に、バルト三国の併合、中国東北部の権益確保、千島列島の併合をおこないった。これは「領土不拡大」という連合国の戦後処理の大原則を乱暴にふみにじるもので、この原則違反に立ち返り国際世論に向けて主張してゆかなければ、解決はないと主張する。


「このなかで、いまだにこの無法が正されていないのは、千島列島だけになっています。
ヤルタ協定の「千島引き渡し条項」やサンフランシスコ条約の「千島放棄条項」を不動の前提にせず、スターリンの領土拡張主義を正すという正義の旗を正面から掲げて交渉にのぞむことが、何より大切であることを強調したいのであります。」


大本に立ち返り、筋の通った主張をぶつけてゆく、そういう能力が日本にあると見なせば、ロシア側も、後付けの前提を振りかざし、日本に強気の交渉を押し付けてくることはできないだろう。ところが、不勉強の安倍晋三は、言われるがままに、議論もせず、温情と、利益供与でおもねるばかり。



赤旗の資料はこの問題を再度整理理解する上で、とてもよくできているので転載します。
領土問題 キーワード

◆連合国の「領土不拡大」原則 第2次世界大戦で連合国がとった戦後処理の原則。日本・ドイツ・イタリアが戦争などによって奪った土地は返させるが、そのほかの土地の割譲は求めないというもの。日本にたいしては、1943年に米英中3国首脳が発表した「カイロ宣言」で明確にされました。45年7月の「ポツダム宣言」では、「カイロ宣言」の履行が明記され、ソ連を含む連合国全体のものとなりました。


◆ヤルタ協定の「千島引き渡し条項」 アメリカ、イギリス、ソ連3国の首脳は、第2次世界大戦末期の1945年2月、ソ連のヤルタで会談を開きました。この会談でスターリンは、ソ連の対日参戦の条件に、日本の正当な領土である千島列島の引き渡しを要求。米、英ともこれを認め、3国の秘密協定に盛り込まれました。


◆サンフランシスコ条約の「千島放棄条項」 第2次世界大戦後、日本がアメリカなどと1951年に調印した「サンフランシスコ平和条約」の第二条C項のこと。千島列島については、日本が「すべての権利、権原及び請求権を放棄する」ことが明記されています。この条項は、ヤルタ協定の当事国であるアメリカが、ヤルタ協定にしたがってもちこんだものです。


◆幕末・明治初期の日ロ間の国境画定条約 条約は2つあります。最初の条約は1855年(安政元年)の日魯通好条約で、千島列島の択捉(えとろふ)島以南を日本領、得撫(うるっぷ)島以北をロシア領とし、樺太(サハリン)は両国民混住の地としました。政府は条約を結んだ2月7日にちなんで、この日を「北方領土の日」としています。その後1875年(明治8年)に結んだのが樺太・千島交換条約。樺太全体をロシア領とする一方、ロシア領だった得撫島以北の千島は日本領としました。この結果、千島列島全体が最終的に日本の領土となりました。



だいたい・大戦後の混乱の中での無法、不平等が未だに継続を許しているのは日本のみ。地位協定もドイツ・イタリアは平等な条件に改善を果たしている。押し付け憲法論なんて言ってる人たちはこういう状況の方が問題だとは思わないんだろうか?


これはひとえに、日本が、きちんと議論をせず、主張を展開せず、相手におもねることで譲歩を引き出すという、日本社会の通年から抜け出せない国際交渉音痴の賜物だ。


逆に言えば、日本社会は、筋を通す議論ほど通用せず、物事を難航させる社会であり、
はっきりものを言うことを無礼とし、対等にお互いの意見を認める風習がなく、立場や地位、年齢、性別などで、理屈に合わない状況が、まかり通る社会を形成してきたことで、それ国際社会でも同じだと考えてしまっていることが、こんな状況を生んでいる。


若くても、女性でも、マイノリティーでも、大義のある主張をしていけば、必ず現状は変えていけると(簡単ではないし、長い時間もかかったとしても)、歴史の中での変革改革の証明を積み上げてきた国と、長いものに巻かれろと、諦めを最善としてきた国の違いだ。


日本人にとって、全て理詰めで戦う社会は、確かに合わない側面もあるだろうが、国際社会の中で、自国を守り、独立的立場を守るためには、誰もが納得する、論理的な整合性の取れた提案や議論をしてゆかなくてはならない。


まず、論理的思考のできない、日本人の甘え、忖度、フル稼働で人を動かすことにだけが得意の、ボンボン世襲政治家から政治の主導権を取り戻すことが、最優先である。
アメリカのゴリラとロシアのシロクマに骨の髄まで吸い取られる前に。


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臨機応変といえば聞こえがいいが、易きに流れる打倒安倍は本末転倒

結果良ければ全て良し、そんな流儀で動いてきた日本の人気投票・印象派民主主義。
ここへきて、またも前原誠司が、国民民主党が、もぞもぞしている。そして、国民は、頑固な枝野氏に愛想をつかして、懲りずにまたその場しのぎの結果を急ぐ者たちに支持を与えようとしている。



来夏の参院選に向けて、可能な限りの野党選挙協力を実現させて安倍政治に終止符を打ってもらいたいと願っている人は少なくないが、野党間の協議は遅々として進まない。


 国民民主党の玉木雄一郎代表は、野党第1党の立憲民主党との共闘を軸に、1人区だけでなく複数区での候補者調整や、比例選の統一名簿まで含めた全面的な協力を盛んに働きかけているが、立憲の枝野幸男代表はむしろ冷ややかなように見える。


 昨年秋に玉木らが小池百合子の希望の党との合流に走り、旧民進党が大分解した時の遺恨がまだ後を引いているのだろうか、と立憲のベテラン議員に問うてみた。


「それはないとは言わないが、本質はそんな感情問題ではない」と彼は断言する。というのも、民主党政権の失敗の教訓がある。旧民主党は96年の創立当初こそ理念・政策を熱心に議論したが、その後、新進党からバラけた個人やグループが次々に合流して、最後には小沢一郎まで入って来た。その過程で、確かに数は増えたけれども政策議論は薄まり、09年に政権は得たものの中身はスカスカ。そのため、野党=自民党と官僚体制にブロックされてあえなく敗れた。


「だから枝野さんは、原発ひとつとっても政策が一致しないのに、安易に共闘することには否定的なんだろう」と彼は言う。


 では、せっかく自公に3分の2議席を割らせる絶好の機会なのに、1人区の選挙協力も進めないのか?


「いや、1人区では野党統一候補の実現を徹底的に追求する。それは、与野党対決で安倍に3分の2を割らせるというこの選挙の意義を端的に示すシンボリックな意味があり、それを多くの有権者が熱烈に歓迎するだろうからだ。しかし、複数区や比例にまで協力を広げるには広範な政策の一致が必要で、そもそも何をしたい党だか分かりにくい相手と妥協して、我々の主張をあいまいにする必要はない
比例や複数区では各党が主張を鮮明にして戦ったほうが票が伸びるに決まっている


 そうはいっても、早く1人区だけでも決めたほうがいいのではないか?


「逆に、まだ半年もある。いろいろ仕込みをしていって、最終的には来春の統一地方選後にふたを開けたら、お、ここまで煮詰まっていたのか、と言われるような状況をつくりたい」


 さあて、この枝野戦略で安倍政治に致命傷を負わせられるのか、もう少し見極めたい。


この悪しき民進党ゴタゴタ体質を踏襲する国民民主党は、また本末転倒のループを作ろうとしている。かつての与党の夢をもう一度と願うばかりに、本人たちは、機を見て敏に動くつもりだろうが、それは結果として、また国民の失望を生むばかりか、せっかく育ってきた、本当に、自民党という保守?腐敗政権に対峙して、国民の声を届ける勢力を分断し腐らせてしまう。枝野氏が簡単に昔のよしみの数合わせに迎合しないのは、かつての同じ間違えを繰り返さないためだ。一見数が揃って良さげでも、それでもし勝てたとしても、また分裂して、ゴタゴタ内輪揉めし、国民にまたしても失望を味合わせることになる。それが安倍のような政治家の復活を再び、大きく手助けすることになる。・


この方が、便利だから、この方が早いから、この方がウケがいいから、そんなことで動く政治家・政党はもうたくさんだ。共産党が、その支援者からも党名を変えることを望まれても、決して変えることをしないのは、目先の欲に動いて大切なものを捨てるのは、誠実ではないからだ。拷問に会おうとも家族に泣かれようとも、アカ・非国民罵られようとも、戦争反対を唱え続けた先達に憧れ入党した、純粋な人たちなのだ。


服を着替えて他人になりすまして上手くやり過ごす。その場では口をつぐみ見て見て見ぬふりをする。付和雷同の大多数にいる安心感だけを欲してしまう、ごく普通の人々が、流され酷い状況に陥ることを防ぎ戦ってくれる、守ってくれるのが、政治という使命を担った人々せあるべきだ。見識を改めたり新しい見解を得たりして、本人が変わって初めて変わるわけだし、変える必要のないものを、人気取りでちゃらっと変えることのできる人間を信用できるか?ということだ。


だから、枝野氏が頑固にフラフラしないことも頼もしい。逆にそれを支持してきたのに、もう飽きて、目先の変化や、打倒安倍スローガン(でどこが違うのといった同じような人々)今がチャンス詐欺にまた心を動かす国民の方がよほど心配だ。


頑固だが論理的な(理屈っぽい)枝野氏であるから、筋が通れば方向も変える。筋を通す政党である共産党とも、きちんと議論が噛み合うだろう。山本太郎氏は、小沢代表は、前原・橋本会食で、特に政治を動かす的な話は出なかったといっていたと会見で述べた。またもや、前原氏の印象的世論誘導作戦か? 臨機応変風に大事なところをねぐって、安倍倒しの旗振る魑魅魍魎の輩は安倍らと同根だ。


そして、飽きっぽく、本質よりもイメージを優先させ、臭いものにはとりあえず蓋をしてくれるだけでいいという国民が、また同じ間違えを繰り返してゆく。


近しい人からの懇願、妥協も大事との説得、上手に生きろよというアドバイス、みんなが言ってる、望んでいるという同調圧力、周りに迷惑がかかるという脅し、それらが、理屈に合わないことを後押しすることで、社会を腐らせる。安倍たちのような人間に付け入られるのもそういう曖昧さと弱さなのだ。枝野氏も共産党も、もっとその”頑固”を評価され、信頼されるべきだ。



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