密接な関係にある他国から

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フロリダ知事選再集計、民主主義の恥はどっち?

1%せんと以上引きかはされた時点で希望が失われた、ギラム知事候補であったが最終的には、デサンティス氏が49.59%、ギラム氏が49.18%、得票率の差が0.5ポイントを下回った場合は集計をやり直すよう義務付ける州法に基づき、双方について機械による再集計を行うことが発表された。


その上、民主党の現職ネルソン氏が議席を失った上院議員選も得票差が0.15ポイントで機械集計で再集計される。(その結果が得票差が0.25ポイント以下の場合にはさらに手作業で集計をやり直す。)


フロリダは常に一悶着ある激戦区、明らかに怪しいブッシュ2vsアル・ゴアなど、民主党にとって忸怩たる場所である。

6日の米中間選挙から2日が経過した8日も、フロリダ州などで上院選や知事選の開票作業が続いている。接戦となった上院のフロリダ州選はまだ結果が判明していないほか、複数の選挙区でまだ投票結果が確定していない。


現フロリダ州知事のリック・スコット候補(共和党)は6日、上院選で民主党現職のビル・ネルソン議員に勝利したと宣言したものの、州全土での再集計となる可能性が高まっている。8日時点で両候補の得票差は0.5%以下。


スコット氏の後継をめぐり、民主党のアンドリュー・ギラム候補と共和党のロン・デサンティス候補が争ったフロリダ州知事選も、再集計となる可能性がある。
スコット候補は6日夜、勝利宣言し、ドナルド・トランプ米大統領から電話で祝福も受けた。しかしネルソン議員はこの時、敗北演説をしなかった。


同州選出の上院議員を18年間務めてきたネルソン氏は7日朝、声明を発表。「再集計要請の手続きを進めている」と明かした。民主党が敗北を認めなかったことに対し、スコット氏陣営が「ビル・ネルソンがこのような形で政治キャリアを終わらせるのは悲しいことだ」と述べた。米NBCニュースが伝えた。


ただ、8日までの集計での得票差は2万2000票近くで、フロリダ州法が定める再集計の実施対象となる。


フロリダ州内では、上院選に大金が費やされた。同州で使われた選挙資金は計9600万ドル(約11億円)以上で、今回の中間選挙で特に選挙資金がかかった選挙区の1つだ。
再集計を求める動きがフロリダ州で出ていることについて、2000年大統領選との比較がたちまち持ち上がった。同州では2000年当時、再集計の末に共和党のジョージ・W・ブッシュ候補が勝利し、米大統領になった。


フロリダ州では知事選にも再集計の可能性が出ている。民主党のギラム候補陣営は8日朝、共和党のデサンティス候補に対する敗北宣言を撤回した。
ギラム候補陣営は声明で、「当初報じられていたよりずっと多い未集計票の存在が明らかになった」と発表。州が定める再集計への準備はできているとした。
ギラム氏とサンティス氏の得票差は8日時点で3万8000票以下で、この差が維持された場合、州法が定める再集計の条件に適合する。


共和党による投票コントロールの問題も吹き出している。


一方のジョージア州では、共和党のブライアン・ケンプ氏が州務長官を辞任した。ケンプ氏はジョージア州知事選に立候補し、勝利宣言していた。
しかし、接戦となったケンプ氏と民主党のステイシー・エイブラムス候補との選挙には、未集計票がまだ2万2000票残っている。エイブラムス候補はまだ敗北を認めていない。
議論を呼ぶ州知事選に立候補したにもかかわらず、州務長官としてジョージア州の選挙管理責任者に留まり続けたケンプ氏には批判が集まっている。
ケンプ氏は報道陣に対し8日、州務長官の辞任について、知事就任への引継ぎ手続きに集中するためだと述べた。


選挙管理責任者である州務長官のまま選挙戦を行なっていたのか、びっくりの権力の私物化だ。


今回トランプは特にフロリダ知事選、不満を訴えて、「我が国と民主主義の恥だ」とツイート。敗北宣言を撤回したギラム氏は、「民主主義にとって恥ずかしいのは全ての票を数えないこと。そしてもちろん、あなたも民主主義の恥だ」とやり返した。


上院議員も、もちろんフロリダでの民主党が議席失うことはかなり痛いが、おちらにしろ上院の過半数は取れない。それより、20年大統領選にとって、激戦区のオハイオとフロリダの知事であることは、大変重要な意味を持つ。20年の大統領選は、共和党有利の区割り通称ゲリーマンダラーが改正される。その区割りは週単位で行われるため、フロリダとオハイオでは、この不公平で不自然な区割りが知事及び州議会によって継続される可能
性があるからだ。


こんなものをあてにしているトランプが民主主義を語るなんてちゃんちゃらおかしい。
まさに、ギラム氏の言葉を借りれば、”あなたこそ民主主義の恥だ”


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本気か!?本末転倒のゆ党共闘 小沢・橋下・前原会食

小沢一郎氏は一体何を考えているのか? 勝てば官軍なんでもありのゆ党共闘を立ち上げるつもりか?

国民民主党の前原誠司元外相が再始動の機会をうかがっている。旧民進党代表として主導した旧希望の党への合流が不調に終わって以降、政局の表舞台から遠ざかっていたが、旧知の間柄である日本維新の会の橋下徹前代表(前大阪市長)とのパイプなどを生かし、野党再編の「次の一手」を模索し始めた。
 7日夜、東京都内のフランス料理店で前原、橋下両氏と自由党の小沢一郎代表が向き合った。橋下氏と小沢氏が顔を合わせるのは実に「6、7年ぶり」(関係者)。橋下氏の著書『政権奪取論』(朝日新書)の内容を酒のさかなに、3人は野党結集のあり方をめぐり持論を述べ合った。


会食は、小沢氏が橋下氏の動向に関心を示していることを耳にした前原氏が、橋下氏と定期的に開いている会食の場に小沢氏を招く形で実現した。かつて「第三極」の勢力結集を狙った橋下氏と、過去2回の非自民政権樹立の立役者である小沢氏-。2人を引き合わせた前原氏が、「1強多弱」の状況を打開する策を練っているのは明らかだ。


前原誠司氏は、議員辞職して当然の前回選挙での民進党売り渡し、野党共闘潰しの張本人で、その責任も取らずのうのう自分は議席を得て、今度は水面下のフィクサー気取りか。


橋下氏は独裁者体質で、権力の中枢に行けば、頭が良く育ちの悪い安倍晋三が出来上がるだけだ(まさにヒットラーだ)。前原氏は、何が何でも、共産党を孤立させ、民進党リベラルの立憲民主党”排除”して、政権交代可能な2大保守政党を作りたいというわけだ。


小沢氏もことあるごとに、政権交代可能な2大政党を 、というが、アメリカの民主党・共和党は、その政策・考え方はまるで違い、その支持者の思想信条・生活スタイルにおいても全く異にする、相反する二大政党だから、国民は政府の政策の不満を明確に選挙で示せるし、政治家も傲慢な独裁を行えない有権者は神様の国民主権が維持される。
(アメリカには組織票なんてない、そんなこと行われれば法で裁かれる)


日本に必要なのは、現在の自民党による”保守?政権”批判を実現できる、リベラル政党
アメリカの民主党のような存在だ。


民主党大会は、様々な人種が集う、共和党大会は白人で埋め尽くされる。知識階級や芸術家は民主党支持だ。ミュージシャンも概ねはそうだが、テキサスなど中西部の人に人気のカントリーミュージシャンなどは、フアンのほとんどが共和党なので、政治的見解を控えるのが常だ。だから先ごろの、テイラー・スウィフト氏が、共和党の現職下院議員であるマーシャ・ブラックバーンは支持できないと明言したことは、大きな騒動に発展した。
それほど支持層が違い、自分たちの生活・人種的バックグラウンド・宗教に直接影響の出るので、みんな真剣だ。それでも反対派の意見を歴代大統領無視することはなく、常のバランスをとることが常識だった。そんな常識をもない人間が大統領になってしまったこの混乱。それが今回の選挙で歯止めをかけた。共和党のしいたゲリーマンダラー(意図的に優勝人種を囲い込む選挙区の区割りで、共和党政権下で決められ10年の効力を持つ)の存在があっても、国民の声はきちんと反映される(上院は共和党過半数の中、共和党6人に対し民主党23人の改選で圧倒的に不利で、予想通り覆さなかった)


話が逸れてしまった。とにかく、小沢・前原両氏は、安倍政治を終わらせ、昔の古き良き自民党を取り戻せればいい、というふうに見える。そこに求心性の核になる独裁志向者橋下徹氏を担いで、人気を得る?


バカな考えだ。そんなに共産党が嫌いなら、それこそ、小沢氏は石破茂氏を担いで自民党分断のポスト自民党構想でもやったほうが、こちらも(親共産党ーリベラリ野党共闘支持)も好敵手として尊敬もできようが、姑息前原画策で再度の野党共闘潰しになりかねない。


やっぱり次期選挙でも旧民進極右議員たちの暗躍で潰されるのか。
枝野氏もリベラル保守なんて中途半端なネーミングに固執せず、堂々とリベラル政党を名乗り、共産党ときちんと連携し、理(すじ)を通す政治、多様性を認める政治、主権が国民にあると常に考える政治、公平公正な税の再分配が任せられる政治を行う政府を打ち立てて欲しい。ついでに歴史修正主義を国として否定し、地位協定を見直そし、隣国ときちんと向き合い、柔和でしたたかな強い外交力を持つ日本になってほしい。


上から目線の国民サービスも、ごまかし機嫌取り政策もいらない。国民はそんなにバカじゃない。諦めて付き合ってやってるという態度は愚かではあるが、みんな自分の人生、家族の生活を真剣に考えて努力しているのだ。庶民は理解できなくてもいい、政府がいいようにするからというお任せ政治=愚民政治はもうたくさんだ。


民主党政権では、かなりいいことも行ってきただろう。震災原発事故という未曾有の事態
に、あまりに真剣に向き合い混乱や焦燥を見せたことが、悪印象で、ゴルフでもしてあとはやってる感だけ宣伝しているほうが国民受けしたのだろうか?


日本人はすぐに結果を求めすぎる。70年事実上一党独裁できた日本の体質改善は一朝一夕にはできない。国民も真に公平な、民主主義の国を目指すなら、保守政党に対峙するリベラル政党を育てなくてはならない。そして保守派は、あなた方の大事な自民党を浄化し正常化しなくてはならない。


野党共闘は、立憲民主党・共産党を軸に進む。それで政権交代が果たせなくとも、少なくとも真の民主政治を望む国民の代表をより多く国会に送り込むこと、それが改革の第一歩だからだ。


小沢さん余計なことしないでくださいね。


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ともチンとは違う片山さつき氏の愛され度。モリカケ追求阻止のかませ犬

やっぱり、ともちんとはかばい方が違う、というか庇ってももらえない片山さつき大臣。
音声まで出てきて、もう言い訳のしようもない、トカゲの尻尾も、モリカケ封じの人身御供としては桜田大臣とともに、立派の役目を果たしている。


どうして安倍内閣の一員であるはずの桜田五輪相は集中砲火を浴びているのか。じつはここにも忖度があった。


<桜田五輪相、片山さつきへの集中砲火は、官邸から「叩いてOK」のお墨付きのせい>


 というのも、桜田五輪相も片山地方創生相も、二階俊博幹事長の二階派に所属する議員。その二階氏は、幹事長に就任するや否や「連続2期6年」という総裁任期の延長論をぶち上げ、「安倍総裁は中曽根首相と同等か、それ以上の活躍」と褒めあげ、結果、党則は「3期9年」に改定。総裁選でも安倍首相への「絶対の支持」を表明したように、安倍首相にとって二階幹事長は総裁連続3選の“功労者”だ。
「今回、桜田議員や片山議員が初入閣を果たせたのは、派閥の長たる二階幹事長の論功行賞でしかなく、安倍首相にとっては大臣に引き立てた時点で義理は果たしている。そもそも最初から何かボロが出ることも想定していたはずです。だから積極的に守るつもりもなく、片山氏や桜田氏の報道にかんしても官邸は黙認しているのでしょう」(大手紙政治部記者)
 つまり、暗に官邸からの「GOサイン」が出ているために、ワイドショーも心置きなく桜田五輪相や片山地方創生相のネタを取り上げている、というわけなのだ。
 官邸のお墨付きをもらった相手でなければ叩かない──。まったくワイドショーの腰抜けっぷりには反吐が出るが、さらに大きな問題がある。桜田五輪相の無能さをコメンテーターたちが批判する一方で安倍首相の「質問通告」問題を取り上げないとの同様に、国を左右する重要な事実が報じられず、批判にも晒されていないのだ。(リテラより)



二階氏への義理を果たし、ついでに目そらし防波堤に利用とは、冷酷安倍晋三の面目躍如。甘利氏やともちんとは、かばい方が違う。片山氏は「私大丈夫なんだよね?」と周囲に漏らしていたという。同じ極右でも、ともちんとは可愛さが違う?安倍氏にとっての、自分のプライオリティーを読み間違えてようだ。 

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