密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

舛添知事辞任、片手落ちの正義の行使

マスコミ、都民+国民のジャスティスハイ、辞任に追い込んで、どれほど満たされたのだろうか?

数少ない能力のある政治家を、回復できないほど徹底的に潰し、空気を読みながら、議員の特権を謳歌する、馴れ合いグループに所属する凡庸な政治屋さんたちに、おまかせ政治を行わせる。


責任は責任、不正は不正、しかし、バランスのとれた対処というものが、あったのではないか? 家族の人間関係、尊厳も破壊しかねない勢いのバッシング、この袋叩きは、日本の社会の悪しき一面であると思う。


リテラの記事はこう言っている。舛添都知事の一連の政治資金私的流用はセコくて、批判されるのも当然だが、一方で、舛添ひとりが集中砲火を浴びていることは、不思議でならない。というのも、いま、舛添氏が追及されている程度のことは、みんなやっているからだ安倍政権の閣僚や自民党の政治家たちも同じように政治資金を使って私的な旅行を楽しみ、趣味の品や嗜好品、日用品を購入し、飲食店やクラブに通ってどんちゃん騒ぎを繰り広げている。


みんなやっているから、やっていい、とは言わないが、政治家世界の慣例に染まり、感覚のマヒした人間を、一人だけ血祭りにあげて、それで溜飲を下げる、それでいいのか?
昔は、清濁併せ呑むとか言って、多少汚いことをしても、能力があれば許される、という風潮さえあった。今は、能力も良心もない者の不正が許され、隠蔽されている。


絵画・版画収集などは、一般には、裏金、資産隠し、横領などのイメージがあるだろう。しかし、内実は、昨今余程の国際的アーチストあるいは著名な、あるいは価値を見直された物故作家(既に亡くなっているアーチスト)の作品でない限り、悲しいかな二束三文だ。特に版画は、どんなものを購入していたのかわからないが、その価値の凋落は目を覆うばかりだ。そしてその元凶に、舛添知事が購入に使ったヤフオクがある。絵画の値上がりという、まあかわいい夢を持って、安い作品を購入する、罪のない行為。あるいは浮世絵などはそれこそ、海外贈答には適切かもしれない。


アメリカ、ヨーロッパならいざ知らず、無名の若手作家が億どころか、数百万ですら値上がりなど、この日本ではありえない。日本のアーチストは世界に名だたるブラック・ワーカーなのだから。


ともあれ、舛添辞任に追い込んで満足し、肝心のもっと大きな公私混同を許しては、大変なことになる。T能ゆえに愚かな政策に固執し、つまらない自尊心と選民意識で、国民から税金を絞り上げ、上流?のお仲間に利益誘導及び、国際社会のご機嫌とり、地位確保のためばらまく。それでも足りずの”血を流せ”と憲法改正。国民主権など取り上げて、もう野党の追及にしどろもどろ、意味不明答弁、逆ギレしなくていい、全権委任、独裁政権樹立を目論む、安倍晋三とその周辺、マスコミもこんな片手落ちでは、自分たちが情けないだろう。参院選まで時間がない。集団ヒステリーの頭を冷やして、報道陣の真の矜持を見せて欲しい。


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