密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

差別は日本のお国柄?

自民党にも、MAGA議員がいるようだ。MAGAとはMake America Great Again 美しい国日本とか、日本を取り戻す、などのスローガンを行なったトランプの親友(?)なき安倍晋三元首相を拠り所にする極右議員達のパワーが拠所なきあと、自民党内でもほぼOut of Control


そもそも彼らは何故 LGBTQの問題を嫌うというよりも排除したいと、ヒステリックになるのか?フロリダ知事ディサントスもLGBTQへの差別排斥を隠さない。彼らの存在が強硬保守派を脅かす何かがある。


個人の問題、個人の幸福追求のあり方の問題であるにも関わらず、自民党西田議員に言わせると、国柄に合わない、のだそうだ。差別は日本のお国柄? 案外真実かもしれない。入管法改正問題を見ても、そこで意見を述べる自民+ゆ党議員の見識を見ても、差別・排斥がお国柄と思える。彼らはすべからく上から目線で、その上、自分と異なる立場の人間に対する想像力がなく、自分の価値観が絶対なので教育してやろう的態度から離れることがない。

自民党は28日、性的少数者(LGBTQ)の理解増進法案の議論を本格化させた。5月に迫った先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)前の成立を求める声が上がる一方、伝統的な家族観を重視する保守派議員を中心に異論が相次ぎ、対立の根深さが改めて浮き彫りになった。党執行部は超党派議員連盟で合意した案を修正した上で、与党案として野党にも賛同を呼びかけたい考えだが、前提となる党内の意見集約すら見通せない状況だ。


会合では、推進派が「普遍的な価値観を共有するG7のサミットまでに法案を成立させるべきだ」などと強調。
啓発活動などに取り組むことになる国や地方自治体の準備期間も考慮し、早期の結論を促した。
 反対派は「社会の根幹、家族そのものに関わる問題だから慎重にやるべきだ」などと訴え、法整備に伴う弊害が多いとも主張。
西田昌司参院議員は「差別は許されない」という条文の一節について「かなり厳しい対立を生むような言葉遣いで日本の国柄に合わず、(LGBTQの当事者に)逆に不利益になるのではないか」と記者団に語った。
 

2021年の超党派議員連盟の合意案は自民党だけが了承を見送っている。合意案とりまとめの中心となった稲田朋美元政調会長は会合後、「2年前とほぼ同じような反対意見だった」と述べた。
 

自民党の対応に、各党はいら立ちを強める。G7広島サミット前の法案成立を求める公明党の石井啓一幹事長は、自民党が修正を検討していることに関して「超党派でまとめた案と趣旨が変わらないことが大事だ」と指摘。立憲民主党の泉健太代表は「自民党の中でのさらなる譲歩、後退は許されない」とけん制した。
 自民党の議論再開を受け、同性婚の実現を目指す「Marriage For All Japan—結婚の自由をすべての人に」などは東京都内で会見。松中権ごん理事は、岸田文雄首相の元秘書官によるLGBTQ差別発言から約3カ月たったことに触れながら「法律制定が拙速だと言ってるのは自民党だけ。命を守る法律を早く作ってほしい」と要望した。(曽田晋太郎、奥野斐、柚木まり)


家族絶対主義、これは統一教会と価値観を共有する。日本社会の息苦しさは、この家族絶対主義だ。その実、いい意味での家族の関わり合いを現在日本はこわしてしまっている。


アメリカは個人主義の国である。そして家族主義の国でもある。サンクスギビングそしてイースターには家族が集まって、パーティーをする。ストレートの子もゲイの子も(ゲイは同性愛一般を指す場合がある。文脈次第)その時付き合っている人を連れてきたりする。友人・留学生なども招待したりする。来なくても、別にいいが、みんな積極的にやってくる。楽しみにしている。クリスマスはイメージとしてもっと内輪の家族の集まりだ。


家族を義務化している日本では、子供達は家族のクリスマスやお正月を楽しみにしていない場合が増えている。日本のお国柄は”上からの支配で物事が決まる” 家父長制その延長の封建制。そして支配する側 父親・夫・雇用者・国民主権であることを理解できない政治家、に当てはまる人々は、積極的に、この制度を強化し、再び固定化したい。それが”MJGAーMake Japan Grate Again”だと信じている。
MJGAはスウェーデン語で、”とても”という意味で、アフリカ語で”自分”という意味らしい。


スマフォを見て目を合わせない子供達を威嚇で矯正しようとする。子供達は、自室か夜の街に逃げ込む。親の価値観と違う道を選んだ子供は、育て方に失敗したと嘆く(散々嘆かれましたよ)。家族は愛ではなく支配でつながっている(そうでない、いい家族を持っている幸運な人もいると思うが)


へりくだりが国是の日本では、愚妻・愚息という表現があるが、愚娘という言葉はない。娘はいずれ人にやるもの、社会に出さないものだからなのではないか?
愚夫という言葉もない。愚かかどうかを決めるのは家長だからだ。
個人を独立したものと認めないお国柄。


だから親世代の価値観をぶっ壊す、LGBTQが、日本を壊すなどと考える。
そういう家長制上部にいる人間たちが、価値観の固定化した社会が最善のと思うのは、さもありなん。彼らは、そういう古い狭い価値観を広げる知性に対して反感を持ち、学問の独立性も脅威に感じ、人事権に手を突っ込もうと画策している。


MJGA議員たちが、学術会議問題も、入管法も、LGBTQ問題も、全てに諸悪の根源、という気がする。人権後進国、ミソジニー、排他主義、を声高に叫び、その上、日本の国柄などという割に日本語の破壊も甚だしい、倫理観 良識、論理的対話 も破壊し、もはや意味不明のことを述べたて、自己検証もできなくなっている。


こういう議員が湧いて出るのは、比例代表制に問題がある。政権交代可能の制度と言われているが実施されて以来、自民党政権の固定化、劣悪な魔の2−3回生議員を生み出し、それが勢力になり西田議員のような人間を後押しをするMJGA議員を生み出した。
国民が選ばなかった候補者を党の力で議員にしてしまえる比例代表制を再考すべきだと思う。ついでに政党交付金も。当初政治献金で偏った行政になることを防ぐため、国民からお金を集め政党交付金を作った。でも献金元との癒着は改善されず、その上交付金が大政党には159億ものお金が流れ込む。旧NHK党のように、ただお金を掠め取るための詐欺的スキームを許している(破綻が近いようだが)
安倍自民党の口車に乗って制度を改悪してきたツケがきているのだが、それを大声で覆い隠そうというのもMJGA議員たちの頑張りの理由なのかもしれない。


P.S
LGBTQのQはQueenー女装趣味 だと思っていたが、Queerだそうだ。Queerは変な、風変わりな、という意味を持つ、ゲイに対する別名と思っていたが、辞書によると、二次的意味で、性的指向が未確定な人という定義になっている。
”Queer Eyes for The Straight Guy”という、美意識のない普通の男性を、各分野に秀でた5人のゲイが、コーディネートして、妻や恋人、お母さんなどを大喜びさせるという、人気番組がある。今も続いている。男と女に間にある暗くて深い川(古い?)を、ロマンチックにゴンドラを操って、スマートに渡る彼らは天使?という感じだ。


ところで、アメリカのゲイたちは、女性にとても優しい。尊重し敬意を払う。特にお母さん
にとても優しい。ママボーイはゲイの始まりなんて悪口を言われることもあるが、お母さんと連れ立って歩いているゲイの友人は微笑ましい。女性は性的関わりを警戒しなくていいから、気心が知れればいい友人になれる。


日本のゲイの人は、女性に意地悪、という印象がある。まあ毒舌という芸風ということもあるかも。それでもセンスが問題だ。ただ、女だという理由でクタされるというのは、根底にミソジニーがあるのではないか?と思えてしまう。もちろん一部の商業ゲイの人の特徴かもしれないが。


ゲイのカップルは楽しそうでレズビアンのカップルは静かに落ち着いているという印象だ。
いいなぁと思う。自分にその要素がないのが残念だ。
個人と個人が出会って結びついて、人生を共に過ごしてゆく その当然の権利を、国という権力で妨害してはならないと、切に思う。



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