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猿に謝罪、山本太郎の憲法審査会発言がスルー?

猿発言で袋叩き状態の小西洋之議員。かねてから彼のことを面白くないと思っていた輩が、”生意気な”奴の”ミス”を見つけて、ここぞとばかり攻撃する、もはやただのイジメでしかない。もっと肝心なのは、攻撃している連中が、”憲法審査会”の意味も意義も理解していないことだ。単なる安倍さん悲願、曰く”みっともない憲法”を変えるためのアクションでしかない。素晴らしくよくできた日本国憲法を理解せず、本来そうあってはならない憲法の”てにをは”具体性にこだわり、いちゃもんをつけているレベル。リベラル議員も、改正に反対すれば、頭が固い、リベラルではない、というイメージを嫌う自己保身に過ぎない立ち位置をとる。はっきり反対表明は日本共産党。改悪反対は社民・れいわ、かな?


ともあれ、小西”猿”発言で盛り上がる猿議員猿メディアが、いい気になって、立憲の泉サル以下代表は、小西議員を憲法審査会の筆頭幹事を更迭。この嬉しい対応により、憲法審査会の猿以下メンバーは一応その目的を達成したと言える。しかし、まだまだ旨味を拾おうと、はしゃぐあまり、その醜さに一般の人たちも眉を顰めるレベルに突入する。


そんな中、5日の憲法審査会で、山本太郎氏が、お得意の外連味溢れる答弁で、実質、小西議員の”猿”・”蛮族”の比喩と、彼の憲法審査会筆頭幹事としての仕事ぶりを称賛した。


小西議員の発言は、猿に失礼、と出だしからかましていた。ニホンザルの秩序ある生態系と社会構造は、実際の憲法審査会、ひいては与党議員たちの国会軽視、内閣ボスザルの横暴とは比べ物にならない、公平で秩序ある社会を形成できる猿に対して、同列に置くのは失礼いがいの何者ではない、という主張。憲法審査会の本来の存在理由に照らし、現状の衆議院の憲法審査会の荒れ方と無秩序ぶりを引き合いに出し、言論の府である参議院憲法審査会が、品位と秩序を保っているのは、小西筆頭幹事の努力によるものと述べた。


キャッチーであり正論である。以前で荒れば、アンチも巻き込んでネット上で大きく燃えそうな内容であり、同時に、小西バッシングを鎮火させる威力があってもおかしくないのだが、どうも、彼の発言はネット上でスルーされている?
普段なら山本太郎が何か言ったりしたりすれば、少なくともファンが動画をYouTubにあげて、そのいくつかが引っかかってくるのだが、未だその手応えもない。


小西議員に対しては、この騒ぎぶりのアホらしさ、過剰さにコメントする論評動画もいくつか上がっている。その中げ、太郎発言に触れ、その根本に言及したのが、哲学系じゅんちゃんのこの回。



小西ひろゆき更迭後最初の憲法審査会がすごかった
山本発言については6分50秒 この発言を持って、小西叩きの本質が明解になったという見解は、まさに正鵠を射ている。


また、小西バッシング悪ノリ・バカの王、玉木雄一郎にも言及している。玉木雄一郎は、党首にしがみついて、民主党時代から引き継いだ政党助成金預金を使って戦国武将コスプレに興じて以来、おかしくなっていった。彼は、立憲民主党内の何人かが憎くてしょうがない様子。その一人が小西さんなのだろう、という動機しか見えない。


そんなことはさておき、山本氏の発言が、大きく問いあげられないことが不思議であると潤ちゃんも感じている。太郎パワーが減退?あるいは、小西攻撃の集中力を削ぐものの排除努力が徹底している?山本太郎はもはや小西さんほどの邪魔な存在ではなくなった? 


それにしてもネトウヨ議員ネトウヨメディアパワーって凄い。彼らの情動は学校・職場でのイジメの感覚的動機、および構造そのものだ。この国のドメステックなハラスメントが無くならないのは、我々の暗いDNAから来るものかもしれない。論理的思考、公私の区別、個人主義の確立による多様性という、全体主義傾向・集団ヒステリーを止める要素が乏しいからではないかと思う。


日本はツァラトゥストラ叩き潰す国だ。ルサンチマンが簡単にポピュリズムの原動力になる。出る杭は打たれる、という格言はまさに日本社会の価値観を表している。
小西議員は打たれる性質を有していて、日本社会では生きづらい人であろうが、それでもそのキャラクターと姿勢を維持して頑張っている稀有な人だ。我が地元・千葉県選出であり、若い頃は、あ〜そんな言い方、また虐められるぞ、とハラハラしてみていることもあった。ヒゲの隊長にどさくさ紛れに、狙い撃ちパンチを食らったこともあったが、怯まなかった。最近は貫禄が出て、早口もコントロールできていて、安心してみて入られたし、放送法の追求は、綿密な計画のもと、詰めに持っていく彼の最も良い資質が現れて、死に体の立憲
に命が吹き込んだ?かのようだった。しかし、それが、磯崎も高市も吹っ飛ぶおおごとに仕立てられた。最悪なのは、再度いうが、泉(サル以下)代表の、即座の更迭。理由も意味薄弱だし大慌てでとりあえず火消しという浅はかな対応だ。立憲民主党が国民の期待と支持を得るたいなら、まずこの代表を更迭したほうがいい。
この対応は、あいちトリエンナーレの脅迫に屈し3日で展示を閉めてしまった、津田大介対応のようだ(そして彼はそれを絶対すべきではなかったし、のちに理解し、再開したことは
大変素晴らしかった。これにより多くの人に、表現の自由を守ることと、脅迫に屈することの意味を考える機会をもたらした)
きちんと対峙してかばうべき所属政党が、トカゲの尻尾切りよろしく、さっさと逃げだした。要所要所で現れる死に体立憲民主党のヘタレ具合を露呈した。心を入れ替えるべきは立憲民主党幹部だ。最小限、謝るべきは謝り、責任を負わせるような程度ではないと突っぱねるべきだった。それで憲法審査会が紛糾しても、それはそれで、世論に小西氏の本質的な主張の正しさを伝えるべきだった。党内でも小西さんを出る杭と思っている人(サル以下)がいる?


Another出る杭である山本太郎氏は、この状況に怒りを感じて、わざわざ、下々の怒りを買いやすい援護射撃をしたのだと思う。


ともあれ、きっと学生時代から攻撃の中で生きてきただろう小西さん、今回も折れずに、頑張ってほしい。


倫理や論理性の破壊を10年間の安倍政権で行われ、その結果、大声で無茶を言う人間たちの引きずられる社会ができがってしまった。アメリカは崖っぷちに足をかけ、踏みとどまり、人々の良識と、司法の法治主義への努力が、回復した。


日本は、これから本当に心配だ。人々の良識の狂い。これは、一般の人が、ネットバッシングを恐れてか、過剰に注意深くなり、丁寧な表現、皮肉な比喩に過剰に厳しい拒否反応(特にリベラルの人が使う場合)が蔓延し、聞いていてちょっと気持ち悪い時がある。


人々は自分の言動にビクビクしなくてはいけない社会になった反面、一部の人間のありえない非人道的発言がもてはやされる社会が出現している。この変なバランスも、人間の良識というセンスを狂わせる環境の固定化だと感じる。
今の日本は安倍時代以上に不健康だ。


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