密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

KY岸田訪米:軍事ばかりで 核シェルターも後進国

バイデン大統領が両手を広げて大絶賛したかのような、岸田首相の訪米。アメリカではメジャー誌の話題にも上らない。一部日本の右傾化を懸念する記事もあるが、そもそも、バイデンさんはそれどころじゃない。大騒ぎになり今も司法の指示に抵抗しているトランプの機密文書問題だが、昨今バイデンさん副大統領時代の同様の問題が発覚。共和党とトランプサイドは大喜びで攻撃する?と思いきや、静かである。これは、この見つかった文書の重要度、数などの違いもさることながら、トランプ側は文書発見後も捜査に協力せず、抵抗を続けているのに引き換え、バイデン側は、即座に対応、協力姿勢を打ち出し、ガーランド米司法長官は、操作の主導する特別検察官にトランプ前政権で連邦検事を務めたロバート・ハー氏を任命した。


こういう問題では、日本のように政府サイドのお友達有識者や与党主導の調査委員会などアリバイ的隠蔽委員会を疑われる姿勢を出すことはマイナスで疑惑を広げるだけ。対立する姿勢の人間に調査を委ねる。例えば桜を見る会の調査委員長を田村智子氏がになう、調査委員を共産党で構成することを政府が委託するようなものだ(本来立憲民主党と書くべきだが、もうあそこは信頼できない)。これなら当然、国民も結果に納得するだろう。自分の身を守らず、便宜を図らず、公明正大、いや批判的見解から調査されて初めて、信頼できる調査と言える。こうしたバイデン側の迅速な対応は、トランプの抵抗・隠蔽に対して高い評価を得るし、また問題が長引き広がり、また陰謀論を流布されることを避ける意図がある。共和党+トランプな人々の比較的静かな反応を見ても、良い選択だったのだろう。アメリカ人はHuman Errorに寛容というか、あって当然と考える。ただ、それが起こった時、その後の正しい対処を定めている。失敗=ハラキリとはならない。失敗した理由を明確にし、そこに正しい対応をすることの方が重要と考えるようだ。


とはいえ、神経質になるトラブルには違いない。そんな時、アメリカから見れば、言われなくても自分から寄り添ってくれる日本のことなど、良きに計らえ、なんだろう。
アメリカの望む***というのが日本の決まり文句のようだが、それは、日本政府の望むアメリカの要望で、緊急性もなく、危機意識もなく、”くれるというなら有難う”でしかない。
東アジアの緊張がどうの、というが、今東アジアを緊張させたいとは、アメリカは思っていないし、中国も台湾も望んではいない。ただポーズは作る。交渉という綱引きをする。それを真に受けて、これを機会に軍事国家、アジアの覇者、再び中国の上に行きたい!!などという、お花畑の戦闘モードにいるのが日本の現政権とそれを支持する層だ。


日本の軍事強化路線の盛り上がりは、世界情勢から見てもピントが外れているように思える。長年戦争をしないできたために、平和の尊さ、戦争の恐ろしさをすっかり忘れているとしか思えない。本気で日本を守りたいなら、周辺諸国を侮辱したり、第二次大戦の侵略象徴である靖国参拝をトップの政治家たちが執着し愛国の証などと宣ってはばからないようなことは即やめるべきだ。


ポンコツ兵器と陰で悪口を言いながら、いい値で買うくらいなら、全国に食料備蓄の核対応
シェルターを設置し、原発再稼働などという自爆配備もやめるべきだ。


韓国のドラマで、公園などに核シェルターが置かれている状況を見て、現実?と調べてみた。実際北朝鮮からのミサイル危機が現実的に想定される韓国は、シェルターの配備が必須であるらしい。
防災シェルターを扱うワールドネットインターナショナル株式会社の代表者がいうには「韓国の北朝鮮の隣ですので。韓国はすごいですよ。人口に対して3倍ですね。300%。人口が5700万人いらっしゃって、それの3倍ですので1億6000万人が必ず避難できるという。地下鉄がぜんぶ核シェルター化されているんです。そこに1億6000万人が入るようにっていう考え方ですね」またイスラエルですとか、スイスは国内での普及率、設置率が100%」
と述べている。アラート鳴らして頭をかばって社が見込め、などという避難訓練を本気で国民に求める政府など、本気で危機感があるとは思えない。国民をイメージで踊らせ、彼らこそ本気で核戦争なんて日本には無縁と信じ込んでいる。ただ日本が国際社会で強い国、という”印象”を持たれたい。リーダーシップを取りたい(とってると印象を持たれたい)手付かずの軍事産業で儲けたい、日本より強くなった中国、(韓国にもすぐ差をつけられるだろう)をやっつけたい、という子供じみた執着でしかなく、その幼稚さゆえに、矛盾する政策を平気で国民に押し付け、本当に命を守ろうとはしない。


シェルターは、災害大国日本にとって、即座に役に立つ施設でもある。ウクライナが〜というなら、ウクライナの人々が地下駐車場で身を寄せあい、自宅の地下室にかくれ、数ヶ月も暮らさなくてはならない状況を見て、これが日本で起きたら、もっと悲惨なことになると、不安にならないのか。ロシアがせめてこないとも限らないなどと、SFマンガチックのお話を盛り上げるより、それを防ぐにやり返す力!!などと阿呆なことをほざく現政権。自分たちの敗戦にも、ナチスにも学べない、軽い考えの上っ面ばかりの広告宣伝政権だ。


前出の記事
韓国の普及率は300%!「核シェルター」後進国・日本の普及率はわずか… | Asagei Biz-アサ芸ビズ ではこう結んでいる。
「たしかに、韓国のソウルでは市民の3倍以上が避難できるシェルターが準備されていると聞きます。それにくらべて、日本の場合はNPO法人・日本核シェルター協会のデータによると、わずか0.02%。被爆国である日本の“平和ぼけ”を示していると言えます。また、シェルターと聞くと地下施設や巨大な筐体を想像しがちですが、重要なのは核戦争が勃発した際に、人体に有害な放射線から身を守ること。ラジオでシェルター販売業者の方も話していましたが、高性能フィルターを使用して自宅の一室をシェルターにできるタイプの製品なら260万円台で購入できるそう。こちらは放射性物質だけでなく、サリンなどの有害物質にも対応しているので、有事の際は頼もしい存在になるかもしれません。韓国が300%で日本は0.02%ですからね。補助金制度を作るなど、政府の動きにも注目したいですね」(社会部記者)


因みに、核シェルターについての興味深いサイトを見つけたのでご紹介する。
こちらは、京都のリノベーションの会社での核シェルター設置販売も目指しているようだ。
防衛は自助・武器兵器は公助・戦闘は共助?

スイス さすが永世中立国

イスラエルはバス停に併設。

ロシア、市民というより、軍関係者御用達?

アメリカ、らしい。どこにあるんだ?誰のため?大金持ちの個人所有か?だいたい、アメリカは、結構普通の家に地下室がある(フロリダは浸水するので地下室はない。)核戦争に十分かどうかは知らないが、データーは広島長崎でごっそり集めて帰ったから、それなりの研究はなされているだろうけど。シェルター普及は冷戦時代に広がったようで、個人シェルターも流行ったみたい。今はバックヤードで錆びついているか、ビールをじまってるかだろう。

これは韓国、ドラマに出てきたものより国境ぎわの兵士用な感じ。
地下はこうなっているのか。
韓国のソウル市内には核シェルターが1038箇所に設置されており、核シェルターの普及率は323.2%。北朝鮮からの核攻撃への危機感が強いことの表われでしょう。
また地下シェルターは地下鉄と共用され、コンビニをはじめ生活に必要な品々が調達できるようになってる。 

(これ賢い!!)

こう言うのを地に足のついた防衛っていうんじゃないかな。実のないイメージだけの防衛い浮き足立っている今の日本。みんな緊張だ危機だと言いながら、言ってるだけで、軍国気分を楽しんでいるだけみたいだ。


日本の核シェルターが普及しない理由(空間デザイン8の分析)
・そもそも日本に核シェルターの設置義務が無い。
(政府がそもそも国民の命に関心がない。)
・核戦争に遭う現実的な心配をしていないこと。
実はそうなんだ。危機は別の目的で煽っている)
・アメリカの核の傘の下にあることから安心感。
・敵対している・嫌われている国が殆どないこと。
(軍事費倍増、先制攻撃許容したら話は別)
・占領されても奪われるもの(資源)がないこと。
(多くの日本国民は、そこを忘れている。戦争はお金がかかる、人を含め失うものが多い、それに見合う利益がなければわざわざやらない。自意識過剰的被害者意識が甚だしい)
・土地が狭く、団地が多く、作る場所がない。
(当然、地下 リニアトンネル掘るんなら、辺野古軟弱地盤改良するんなら、もっと簡単)
・家の寿命が短いため、家に金を取られてシェルターまで回らない。
・作っても津波や山崩れで生き埋めになる可能性が高い。
(各地の適正に準じて日本なりのシェルターを考えていかなければならないだろう。せめて、雪崩などの届かない場所に公共のシェルターの設置がまず必須)
・備蓄に対する認識が低い。何時でも目の前に新鮮な食料があるので。
(日本のレトルト、インスタント文化は大したもの。こういうものこそ備蓄用に世界に輸出
紐引くと温まる食品、飲料とか。原発輸出より、よっぽど喜ばれて成功可能性が高い)


京都のリフォームは空間デザインエイト空間デザイン8さん。とても良い記事です。ビジネス成功してほしいですが、それより公共事業に食い込んでほしいものです。米軍基地新設より公共シェルター。トマホークより公共シェルター。
せめて、シャワー付き、発電機付き、毛布食料備蓄の避難所を、学校体育館などにも同様の設備を作るようにして、災害に備え、自衛隊は災害救助・インフラ整備に特化して、国際貢献を、それが日本の生きる道。



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