密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ソビエト+東欧のアニメーション

ロシアは日本のアニメの放映を制限しているという記事を読んだ。進撃の巨人・デスノート・東京グールなど、表現が残酷もの、異世界ベースのものが嫌われている。
ではロシアのアニメーションは?と思い、色々と見てみた。


不条理で示唆的な”彼の妻ニワトリ”1986年9ソビエト時代に製作された作品。
とても面白い。当時の社会情勢を知る人が見れば、人間の顔を持つ芋虫や、箱詰めのテントウムシを運んできた黒ずくめに配達人、鶏の奥さんなどを何の象徴か見ることができるかもしれない。そんな能力はない、でも楽しめる。

【戦慄】ロシアアニメ 彼の妻ニワトリ【旧ソ連1989年作品】



このパペットアニメーションは おサルのようなチェブラーシュカを主人公にシリーズ化されて人気があったようだが日本語字幕つきはこれだけ。チェブラーシュカはその可愛さで
子供たちのお気に入りだっただろう。

【ロシア語】チェブラーシカ - 空色の列車 (Голубой вагон) (日本語字幕)


これはチェコの作品、キャラクター、背景、情景とても芸術的で、ひたすら可愛い、心が和む。子供たちがこの世界に夢中になる様が見えるようだ。心が疲れた大人たちも癒されるアニメ。

ぼくらと遊ぼう!Ⅱ 「冬眠の話」 1967年 チェコアニメ ブジェチスラフ・ポヤル



これは今、難民がなだれ込んでいるポーランドの作品。
パペットアニメーションに興味を持った最初の作品。
オープンしたばかりの六本木WAVE(現在閉店)で見たので、大大昔だ。
運良くこの手のものは何でも持っているDさんのコレクションにDVDがあったので、いい画像状態で今でも見られる。

Street of Crocodiles excerpt


以前国際ショートアニメーション大会では、ああシャガールの国だなぁと、あの絵はソビエトの人たちの体感なのだなぁと感じたアニメーション作品を見た。夢・雪・森・星・それに愛、ロマンティックで美しいアニメーションだったがみつけられなかった。


日本の完璧なアニメ、スピード感、高揚感、感動、複雑なストーリーも好きだが、こうした手の温もりと、詩情に溢れるものが時々必要になる。ウクライナ戦争・東北地震(想いの他大きかったようで、地域の人たちがフラッシュバックを起こしていないか心配になった。)
こういうニュースを毎日見ていると、影響を受けて気持ちが沈む。このアニメの中で気持ちが癒されるものがあれば幸いです。


ところで、日本に住んでいるロシア人がヘイトの声を浴びていると聞いた。愚かなことに、アメリカで、ウクライナ人経営のレストランまでヘイトが広がっている。バカはどこにでもいて、なんでもありだ。


昨日のNYCで62歳のアジア系女性が、殴る蹴るの暴行を受け重体で病院に運ばれた。なんと防犯カメラに、男が125回も蹴られている様子が記録された。

防犯カメラの映像、
地元警察が14日に発表したところによると、被害者は67歳の女性。11日午後6時ごろ、自宅アパートの前でタンメル・エスコ容疑者(42)とすれ違い、差別的な言葉を投げ付けられた。女性が無視してアパートの建物に入り、ロビーへの入り口を通過しようとしたところで、容疑者が背後から迫り、頭を殴った。
警察が公開した防犯カメラの映像によると、容疑者は床に倒れた女性の頭や顔を125回以上殴り、足で7回踏みつけてつばを吐きかけた。
女性は複数の打撲傷や裂傷に加えて顔の骨を折り、脳に出血がみられたが、容体は安定しているという。

こんな小柄な女性を巨漢がしつこく暴行を加えるなど身の毛がよだつ。
見ず知らずの人に、その人の国籍や外見で排除しようとする、それを正義と勘違いしている人は、自分の差別ヘイトを受ける側になり得ることを想像し、無責任なストレス発散は絶対やめてほしい。


日本にいた頃よく神保町古本屋街に出かけたが、そこにロシア料理店があった。
ボルシチとかパイの皮で蓋をしたスープなどを食べた記憶がある。キャビアもあったが、貧乏学生には手が出なかった。このレストランは健在だろうか?
NYCにはロシアウクライナの移民の町があり、美味しいけれど高カロリーのビーフストラガノフを食べた。小麦とバターたっぷりのパンとものすごく甘いデザートと一緒に。
寒い土地なので体を温める食べ物が必要なのだろう。あの町の人々は今どんな気持ちでいるだろうか?


戦場となったウクライナはもちろんロシアから逃げている人もいるようだ。

誰のためにもならないこの戦争。独裁者は最後は恐怖で人々を支配しようとする。
でも逃げようと考える人がいるということが、その支配にガタがきている証拠に思える。


中国には足並みをそろえてほしいが、中国には中国の思想と論理がある。バイデンさんが、上から目線て交渉しても、反発を受けるだろう。
こういう時に日本が近隣諸国に、信頼をされていれば、同じアジア人として交渉役を担うべきなのだが、”日本エライ”しか目がいかない、他国とても失礼な発言・歴史修正発言を国のトップが繰り返してきたことが、こういう大事な時に、何の役にも立たない存在にしてしまった。その上あろうことか、敵基地攻撃能力・核シェアリング(完全に頓挫したようだが)などと大騒ぎして、拳を振り上げる。他国に危機感を与えるだけ百害あって一利なしだ。


安倍さんのプーチン推しで決まった30億近い援助も停止すべきだろう。


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

経済・社会 人気記事 一覧 経済・社会ブログ天紹介所