密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

アジアンヘイト、NY嫌いになりそう+日本のワクチン接種大丈夫?

NYでまたしても公衆の面前で、アジア系に対するひどい暴力が起こった。地下鉄で襲われた人は、風貌から察すると(髪型や服装)中国系の男性だろうと思うのだが、いきなり
アフリカ系の男性にめちゃくちゃ殴りかかられ、彼も反撃するが、首を絞められ、シートにうずくまるも、なお殴られ続けた。周りの人たちは止めることもしない。動画を撮っていた人がこの様子を公開した。動画はこちらの記事から。
NY地下鉄、アジア人が殴られ首を絞められる。ヘイトクライム部隊が捜査 - mashup NY


そして、もっと身につまされるのが、アジア系女性が、360 West 43 Streetの路上でいきなり巨漢のアフリカ系男性に蹴り倒され、倒れたところを何度も頭を蹴り続けられた。
場所はミッドタウンで、グランドセントラル駅から、タイムズスクエアーを通り抜け、ハイラインパークまで歩く馴染みの道のりであり、かつ高級アパートメント・ビルディングの前で起こった。この様子は、現場に面するビル内の防犯カメラで、ガラスのドア越しで撮影されていた。この時、ビルのガードも、近くにいた配送業者も彼女を助けよとせず、あまつさえドアを閉めた。この動画は犯人特定のため、SNS上にアップされ、彼女を助けようとしなかった、ガードや配送業者にも、ネット上で非難が集まり、このビルの管理会社ブロドスキー・オーガニゼーション(Brodsky Organization)は声明で、調査を行う間、労働組合と協力し、目撃した職員を停職させると発表した。同社は「あらゆる人種差別や外国人嫌悪、アジア系アメリカ人のコミュニティに対する暴力を非難する」と述べたほか、ロビーにいた配送業者を特定し、適切な行動を取るよう求めると表明した。
報道によると、男は女性に「お前はここの人間じゃない」などと罵ったという。女性は、骨盤の骨折と頭部を打撲する重傷を負ったと報じられている。
もちろん自分も怪我をしたくないだろうけれど、せめて、「やめろ、警察に通報したぞ」と言って止めることもできただろう。関係ないとばかりにドアを閉めた冷たさに非難が集中。
動画がある記事。

What's wrong with you?!! と叫びたくなる。こんなに大きな体をして、暴れたいなら、自分と対等くらいのやつに喧嘩を売ればいいだろう!! アジアンヘイトは、人種差別というより、ただの ”弱いものいじめ” しかも悲しいかな、BLM運動で被害を訴えているアフリカ系が、攻撃を行っていることが多い。もちろん一部の大バカ者の卑怯者がやっていることなんだけど。そして、アジア系なら攻撃してもいい、その根拠は、大馬鹿トランプが、中国がコロナを持ち込んだ、チャイナウイルスなどと連呼したことが原因なのは間違いない。トランプは黒人差別主義者なのに、こういうことだけは彼の言うことを聞くの?情けない。 
クィーンズやブルックリンにつながる地下鉄を利用しなければ平気だろうと思っていたが、これでは安全なところなど、どこにもない。
まあどうしても、マンハッタンに行かなくてはならないのは、日本の選挙の投票くらい
だが、これも郵便投票(これがもうすごく面倒臭い。直接本籍地の市役所に要請して、投票容姿一式を送ってもらい、投票期間に着くように送り返す。領事館では受け付けてくれない)にしようかと考え始めている。5月か9月かはっきりしてほしい。もし5月ならNYに移動したら即投票用紙を要請しないといけない。ともあれ、この二人が(いや、今までアジアンヘイトで暴力を振るった全ての人間たち)逮捕され、法の裁きを受けることを心から望んでいる。


さて、日本は、ワクチン接種が混迷しているようだ。

新型コロナウイルスのワクチン接種の調整を担う河野太郎行政改革相は30日午前の閣議後会見で、厚生労働省の接種案内サイトについて、ワクチンの種類を選べるようになっている現在の仕組みをやめるよう指示したことを明らかにした。国内で承認されて使われているのは、米製薬大手ファイザー社製のみであることから、「誤解を生みかねない」と理由を説明した。
 サイトは新型コロナワクチンに関する総合案内「コロナワクチンナビ」接種会場の検索や、接種方法などの情報を提供するもので29日に開設されたばかりだ。接種会場を探す検索条件に、施設名や住所とともに、ワクチンメーカーを選べる仕組みになっていた。
 政府は、ファイザーのほか、英製薬大手アストラゼネカ、米バイオ企業モデルナと供給契約を結んでいる。河野氏は今後、ほかのワクチンが承認された場合の対応については、「今の時点で何も決まっていない」と話した。
 複数のワクチンが国内で承認された場合に、国民がどのワクチンかを選べるようにするかどうかについては、河野氏を支える小林史明内閣府大臣補佐官が28日のフジテレビの番組で、接種会場ごとのワクチンを公表し、会場を選ぶことで選択できると語っている。河野氏はこの点についても「完全に勇み足だ。どのような形で接種していくか今、戦略を検討しているところで、まだ何も決まっていない。撤回をし、おわび申し上げたい」と訂正した。(坂本純也)



流石に大風呂敷を広げられない河野太郎大臣、副大臣や厚労省のイージーな暴走に苦虫を噛み潰す。それにしても、どこもかしこも省庁は、なんとかナビ、好きだよね、こういうの作るの。そしてシステムづくりにお金をかけて、実際役に立たないいつものパターンか。河野大臣は、タイトなまでに政府の役目は地方自治体にワクチンを渡すまで、それ以降は自治体の責任と明言している。それなのに、厚労省は、冷蔵で運んではいけないワクチンの冷蔵バックを6億円かけて発注し、コロナワクチンナビを総合案内で作るという。矛盾してないか?各県ごとに総合案内システムを作ればいいし、お年寄りの多い地域ではそんなデジタルな案内より、メールや電話、市町村単位のネットワークでやるべきではないか?またどこぞに税金を横流ししているのだろうと疑がわれても仕方ない。


そもそも、デジタル万能サービス的なワクチン・チョイスなんて、全く現実的でないことを言い出すのが、官庁頭。グルナビじゃないんだから、、、、。非常時だよ、、。もし、好きに選べますよ〜などと言えば、一億総ワクチン博士になって有る事無い事色々な説が流布し、一社に集中したり、気に入ったワクチン以外を拒否して接種が遅れたり、混乱したりするのは必死。


越境接種やルールを守らない、また権利詐称(年齢や職業を偽り早く受ける、アメリカではあった。)をしたり、ワクチンに関しては、Yes かNoかの選択肢、シンプルに、しかも融通を利かせてやらないと、まずデジタル管理してからなんて、到底物事が進むまい。


ワクチン接種の医療関係者に事後入力のレクチャーをしているとかいないとか、厚労省は、余計なことはいいから、きちんとした温度でワクチンを地方に届けることをしてほしい。
すべて自分たちのデーター管理が先で、現実はどうでもいいという頭でっかち+利権追求。


やはり上に立つ人間のリーダーシップでこのワクチン接種は大きく違う。バイデン政権になってからのスムーズさ、就任100日で、目標1億回を2億回に増やすという野心的発表もされた。とてもコアなトランプな人たち(とはいえ、トランプもワクチン接種を推奨しているし、共和党トップのミッチ・マコーネルも共和党員は全員接種をと声明を出した。超党派実現)クレージー知事のいるテキサスのクレージー反ワクチンな人たち、以外は、みんな普通に順調に受けている。ただ、春のイースター気分で集まって騒ぎたい!!!になっているDさんの甥ファミリーがイースターバーベキューを企画。ワクチン2度接種して2週間経つDさんは行くけれど、ワタクシはまだ一回だけなので、辞退した。ここまで我慢してきて、、、もう一月はんの辛抱だからね。


ともあれ、日本はこんなどうでもいいことにエネルギーを使い、そして、オリンピックなどという、もうとんでもない妄想に突き進む。変異種は南米、インド、ヨーロッパでも猛威を振るい、ワクチンが足りない。その国から、アスリート・スタッフ・家族・メディア・特別ご招待の人々を呼び集め、猛暑の中(コロナ以前は猛暑の恐怖が論じられていたが、推進派の人々の間では、それはまるでないことに)熱中症に加え、自由の制限でストレスを溜め、医療を必要とする人が続出、そしてコロナ対策。どれでけ有能な政権でも、無理だろうと思うのが、
無能な政権は無理だということが理解できないらしい。


カナダは選手団を送らないことを表明。それでも御託を並べるIOC

カナダのオリンピック委員会(COC)は22日、今夏開催の東京五輪には選手団を派遣しないと表明した。新型コロナウイルスのリスクが理由。


COCは、世界は「スポーツよりもずっと重大な地球規模の健康危機のさなか」にあるとした。一方、国際オリンピック委員会(IOC)は22日、理事会を開いた後、東京五輪の延期を検討しており、4週間以内に結論を出すとの声明を発表した。


東京五輪をめぐっては、新型コロナウイルス感染拡大の危機を受け、選手や各国のオリンピック委員会から延期を求める声が高まっている。


「次の段階に入った」


IOCは声明で、「世界的な状況の悪化を考慮し(中略)理事会は今日、IOCのシナリオ立案で次の段階に入った」と表明。

「これらのシナリオは、2020年7月24日に五輪開幕という現在の運営計画の修正に関するもので、五輪の開幕日の変更にも関係する」とした。

IOCはまた、中止は「議題になっていない」としたが、「規模を縮小した」五輪は検討していくと述べた。


現時点では、数カ月または1年の延期が有力視されている。


今回の発表は、IOCにとって重大な方針転換となる。IOCはつい5日前までは、東京五輪の予定通りの開催に「全力を尽くす」としていた。


IOC決定を歓迎
英オリンピック委員会(BOA)会長のサー・ヒュー・ロバートソンは、「2020年東京五輪の延期に関して、選択肢を検討するとしたIOC理事会の決定を歓迎する」と、今回の声明を評価。「しかし、いまも大きな不安を抱えている選手たちのために、早急な決断を強く求める」、「現在の規制によって選手たちは公平に競うことができなくなっている。現在の環境の中で五輪に向けた準備を進めるのは、単純に適切とは思えない」と述べた。


国際パラリンピック委員会(IPC)も、「可能性のあるシナリオを研究する」というIOCの決定を「全面的に支持する」と表明した。
イギリスのスポーツ振興を目的とした政府系組織UKスポーツ会長のデイム・キャサリン・グレインジャーは、今回のニュースは「避けられない」ものだとし、「選手とスタッフ、ファンの安全のために正しい決定」だと話した。


イギリスでは24日、BOA、英パラリンピック委員会、UKスポーツの3者共催で、夏季オリンピック・パラリンピック競技の各種目の代表やパフォーマンス・ディレクターらによる電話会議が開かれる。会議には選手たちを代表する団体も招かれる予定だ。高度な練習施設の閉鎖など、新型ウイルスの世界的流行がイギリスに及ぼしている影響について主に協議する。


「中止は問ない」
IOCは声明で、「異なる大陸の異なる国々で(新型ウイルスによる感染症)COVID-19の感染者と新たな流行が急増している。理事会はそれを受けて、IOCがシナリオの立案で次の段階に進む必要があるとの結論に達した」と説明。


「IOCは2020年東京五輪の大会組織委員会や日本政府、東京都と全面的に連携しながら、世界の健康情勢の急速な変化と、それが大会延期というシナリオを含めた五輪に及ぼす影響について評価するための詳細な検討を開始する」とした。


また、「2020年東京五輪の中止はいかなる問題も解決せず、誰のためにもならないとIOC理事会は強調した」と述べた。IOCのトーマス・バッハ会長は、選手に向けた22日の書簡で、「私たちはジレンマに陥っている」、「2020年東京五輪の日程に関して最終決定をするのは時期尚早だ」と主張した。さらに、大会延期は「極めて複雑な挑戦だ」とし、中止は「選手1万1000人の五輪の夢を砕く」ことになると述べた。


延期についてバッハ氏は、「五輪で重要ないくつもの会場が使用できなくなるかもしれない。何百万ものホテルの予約は調整が極めて難しく、少なくともオリンピック33種目のスポーツの国際大会の予定に変更が迫られる。これらは数多くの困難のほんの一部だ」と話した。


ここ数日間で、英米の陸上競技連盟や数カ国のオリンピック委員会はIOCに五輪の延期を強く働きかけている。


(英語記事 IOC confirms 2020 decision deadline)


どこまでもふざけたIOC理事会。そもそも2年延期を提案していたではないか。それを自分がオリンピックの晴れ舞台に立ちたい安倍晋三が1年と言い張って(森喜朗も説き伏せて)色々と常に見通しの甘い安倍さんはまさか自分がいきなり辞任するとは想像もしていなかっただろう。


もとい、安倍様のご意向で1年、でも彼はもう表舞台から消えているし、なぜIOC はここまで開催に固執するのか?何かある、、、。”選手1万1000人の五輪の夢”だったら1年延期にしてあげればいいではないか。なぜ無理やり、無観客でもやるなどと。選手だって、大歓声の中テンションあげて、最高のパフォーマンスをしたいだろう。いったい誰の都合だ。


カナダは賢明に早期決断した。ブラジル・メキシコは今変異種感染拡大で大変だ。この国抜きにサッカーをやる? アフリカ勢もインドも、かなり大変な状態だ。アメリカはワクチン順調で参加できる? でも変異種を持ち帰るリスクはある。どんなに完璧に見えてもどこかに穴がある。米国内は大丈夫でも、他国、また他国の人々と大人数の交流にどれだけリスクを考えるかだ。バイデン大統領は、ファウチ博士をはじめとする専門家の意見を尊重するだろう。


そして何より、ホスト国猛暑Japanは、ワクチンなし”お・も・て・な・し”のオリンピックに臨むことになるだろう。スポーツに対して興味のない人も、その間は熱中症でも、出産でも怪我でも病院にかかれないということも起こり得る。一億玉砕オリンピック。
そこまでしてやるものか?選手がかわいそうって、今は色々な世界大会もある。みんな割と冷静なんではないのかな、言い出せないだけで。いつからこんな、全世界スポーツ全体主義になったんだ。ナチスの聖火リレーからか?国威高揚に恰好の大会。オリンピックに熱狂しなきゃ非国民みたいな変な空気こそ危ない世相の繁栄だ。


来年なら、みんなが一応ワクチン行き渡り、収まりを見せてよかったよかったのオリンピックになるだろう。ただし猛暑は変わらないが。


選手のためを思うなら、最高の環境でパフォーマンスできるように考えてあげるのが、アスリートファースト。オリ・パラ1年延期(半年という案は中国がごねるだろう。しかし猛暑は回避できる)どうしてもやりたければこれが最善だろう。


まあ、今回の東京五輪にぴったりの言葉、悪因悪果。もともと筋が悪すぎた。嘘から始まりごまかしに明け暮れた、前代未聞の税金の無駄遣いコロナ感染拡大無視、という悪果を実らせた。



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