密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

我が家のトイレ似合わないウォシュレット+アジアヘイト

昨日までの全身の痛みは引いて、腕の痛みも引いて、重いものを持ち上げられるようになった。一説によると、二度目の方が副反応が強いという。それでも一過性であると思えば耐えられる。


さて、念願のウォシュレットをトイレとともに買い、配達と取り付けの算段をした。
しかし、この国の”お約束” 予約日に、待てど暮らせど、職人はこない。翌日、やってきて、今度は品物を忘れたと取りに戻る。その後無事トイレを設置し、ウォシュレットを取り付ける段になって、この型には取り付けられないという。唖然、、、、呆然、、、。
日本なら、注文の段階で、型が合わなければ、お客に合わないと伝え、新しいコーディネートを勧めるのが常識、いや、アメリカではこんな日本の常識など通じないことはという程わかっていた、ああそれなのに、、、と自分を責める。


もう一つのトイレに、フィットするかもとDさんが奮闘、しかし、まず第一に、大きすぎ醜すぎる。このバスルームを作るとき、非常に華奢でシンプルな特別のデザインを選んだ。だからそのにウォシュレットを乗せると、介護改築感ハンパない感じになる。
しかもDさんが一人で何かを奮闘すると、取り返しのつかない事態を作り出すのが常。
肝心のカバーを固定するネジが取れない。緩んでいるが抜けない。とりあえずカバーを戻したが、ガタガタになった。破壊の帝王Dさん ウォシュレットは返品と決めた。


日本にいたときには、ウォシュレットを醜いと感じたことはなかったのだが、、、、。
ウォシュレット買うならトイレ全部セットで買うべきだった(だが、これがかなり高額)
諦めきれないのでいろいろ探したらトイレ用の小さいシャワーというのがあって、これにしようと決めた。


まあ、そんなことはさておき、アトランタで3件のアジア系マッサージ店が銃撃され、8人が死亡、そのうち6人がアジア系の女性だった。バイデン大統領が、アトランタを訪れ、アジア系に対する攻撃ははすべきことだという声明を出した。また憎悪犯罪対策法案の可決を強く即している。

ジョー・バイデン米大統領は19日、アジア系市民が複数死亡する連続銃撃事件のあったジョージア州アトランタを訪れ、人種差別的な言動を前に「沈黙するのは加担するのと一緒だ」と、人種差別や憎悪(ヘイト)行動を非難するようアメリカ市民に呼びかけた。また連邦議会には、憎悪犯罪対策法案の可決を強く促した。


バイデン大統領はカマラ・ハリス副大統領と共にアトランタ入りし、エモリー大学の会場で、地元のアジア系市民の地域リーダーたちと会談した。


アトランタでは16日、白人男性が3つのマッサージ店で発砲を繰り返し、8人を殺害した。被害者のうち6人はアジア系の女性だった。


地元警察は、人種差別が犯行の動機だったとは断定していないが、アメリカでは昨年来、新型コロナウイルスのパンデミック悪化と同じタイミングで、東アジア系住民への暴力事件が急増している。


アジア系市民グループのリーダーたちは、新型コロナウイルスのパンデミックは自分たちアジア系のせいだと言いがかりをつけられ、攻撃されるケースが相次いでいると話す。


こうした事態についてバイデン氏は、人種差別は「この国をもう長いこと脅かし、苦しめてきた醜い毒」で、これを消すためにアメリカ人は努力しなくてはならないと強調した。


バイデン氏は11日にホワイトハウスで行った演説でも、パンデミックの中でアジア系市民が「スケープゴートにされ」攻撃されていると批判し、憎悪犯罪(ヘイト・クライム)をやめさせなくてはならないと呼びかけていた。


ホワイトハウスはアトランタの連続銃撃事件を受けて、18日には追悼のため半旗を掲げた。またバイデン氏は19日、「言葉には影響がある。(ウイルスの名は)コロナウイルスだ。以上」とツイートした。


ヘイトクライム対策法の成立呼びかけ


バイデン氏はさらに、今月初めにアジア系議員が連邦議会に提出した、新型コロナウイルス関連の憎悪犯罪に対抗するための法案を速やかに可決するよう、議会に呼びかけた。


この法案は、新型コロナウイルス関連の憎悪犯罪を取り締まるため、司法省の権限を強化するもの。「パンデミックの最中に悪化した憎悪犯罪の増加に連邦政府がより速やかに対応できるようにし、州や地元政府からの憎悪犯罪報告を改善し、憎悪犯罪に関する情報をアジア系アメリカ人コミュニティーが従来より入手しやすくなるようにする」のが狙いだと、ホワイトハウスは説明している。


バイデン氏はその上で、「法律の役割も大事だが、それにも増して自分たちが心を入れ替えなくてはならない」と述べ、「憎悪をアメリカでのさばらせてはならない。やめさせなくてはならない」と強調。


「やめさせるのは私たちの役目だ。みんなで一緒に、終わらせなくてならない」と呼びかけた。


アトランタで亡くなった8人



アトランタの地元警察は19日、連続銃撃事件で死亡した8人全員の名前を公表した。それは次の通り。


ダオユー・フェン(44)
デライナ・アシュリー・ヨーン(33)
ヒュンユン・グラント(51)
ポール・アンドレ・ミシェルス(54)
スーンチュン・パク(74)
スンチャ・キム(69)
シャオジエ・タン(49)
ヨンエ・ユエ(63)
撃たれた9人目のエルシアス・ヘルナンデス・オルティスさん(30)は、病院で引き続きけがの手当てを受けている。
警察の対応をめぐっては、ロバート・アーロン・ロング容疑者の逮捕を発表したジョージア州チェロキー郡保安官事務所のジェイ・ベイカー警部が、新型コロナウイルスを「CHY-NA(中国)から輸入されたウイルス」と書かれたTシャツについて「このシャツが大好きだ。売り切れる前にみんなも買うといいよ」とソーシャルメディアに投稿していたことが発覚。ジョージア州保安官事務所は、ベイカー警部をこの事件の報道担当から外した。


ベイカー警部は容疑者逮捕の発表時に、容疑者にとって犯行当日は「本当に大変な1日だった」のだと発言し、ソーシャルメディアなどで厳しく批判されていた。


ロング容疑者が通うキリスト教バプテスト派の教会は19日、容疑者の「罪深い心と狂った頭」を非難。
「この過激で凶悪な行動は、聖なる神とその言葉に完全に背くものにほかならない」とコメントし、「連続銃撃は私たちの信仰や信仰生活を完全に否定するもので、このような行動はまったく受け入れられず、聖書の教えと異なるものだ」と表明した。


「アジア系アメリカ人の女性でいること、それだけで怖い」 マッサージ銃撃事件受け抗議デモも行われた。


別に記事で、この容疑者が、セックス依存症でこの店に通っていた=性的サービスを提供していた、という疑いが出たが、アトランタ市警はこの店が違法なことを行なっていたという事実はないと発表。被害者を見ても、中年から初老の方たちで、いわゆる性的サービスの店ではないだろう。恋愛がらみの凶行でもはなさそうだ。


この他にも、最近新たに、中国系アメリカ人のおばあちゃんが男にいきなり殴られ(この人は落ちていた棒で反撃!!)また韓国系おじいさんが顔を真横一直線に切られたり、弱いものいじめ以外の何物でもない行為が横行している(日本人は特別なんて思わないでください。ハーレムでは日本人男性もいきなり囲まれて袋叩きにされ病院送りになっている。言葉での攻撃を受ける日本人女性も多数いる)


「アジア系アメリカ人の女性でいること、それだけで怖い」ワタクシもこういうことは感じる、というより考える、そうなったらどう対処しようか、と。
ワクチン接種の時、Dさんに付き添ってもらったのは、こういうヘイトを受けることを防ぐためだ。まあ、ST Petersburg は、そういうことは起きていないし、フロリダでもリベラルな場所だ。クレージーな差別主義者は少ないだろう(いないとは言えない)


日本では、同じアジアの人を差別したり、ヘイト行動に出たりする人たちが少なからずいる。しかし、アメリカでは、日本人も韓国人も中国人もベトナム人もネパール人もみんなアジア人で、今、ヘイトの対象なのだ。自分がアジア人だというだけで、いわれのない暴言や武力に晒される現実がここにあることをよく見て、自分の行動を考えてほしい。


そしてバイデン大統領のツイート「言葉には影響がある。(ウイルスの名は)コロナウイルスだ。以上」これは、トランプが振りまき続けた『チャイナウィルス』という言葉の毒が回った結果が、今起こっていることだと暗に示している。悪意のある、また無責任な言葉を面白半分で垂れ流すことは、重大な結果を生む。


コロナの収束とともに、またこの国の分断が緩和せれば、いずれなんとか治ってくるだろうと思うが、その過程で命を奪われた人の人生は戻らないし、暴力や言葉での侮蔑を受けた人の心の傷は簡単には癒えない。そして一時の興奮で攻撃に加担した人も、罰を受けるとき、失ったものの大きさを知るだろう。誰にとっても一つもいいことはない。


しかしこういう時に、きちんとメッセージを発し国民の言葉を伝える本来のアメリカ合衆国大統領が戻ってきたことだけが、不幸中の幸いだ。


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