密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

とことんポンコツ、いや怪しい厚労省、壊れたワクチンを接種させる気??

見所の多かった19日参議院予算委員会。ワクチン供給について追求した石橋通宏議員に質疑が秀逸だった。常々心配している日本のワクチン接種状況(楽観的見通しと、自治体丸投げの曖昧なリーダーシップ、責任の所在を明確にしない政府答弁)のココが知りたいをズバッと切り込んでくれた。


巷で無理やりオリンピック開催風を吹かせ、使うかもかわからない外国人来訪者用追跡アプリ開発に大枚をかけ、森セクハラ見識に続き、オリン”ピッグ”もNYタイムスの紙面を賑わした。そうして、無観客だのだなんだの、新しい会長だディレクターだとか、騒いでいるが、高齢者のワクチン接種完了には、9月までかかるという試算が出ていると、石橋議員が指摘。河野大臣は「どこの試算かわからないので答えようがない」と相変わらず上から目線の傲慢答弁だが「政府は試算をしていないのか?民間ではこういう試算をしていて、大変懸念している」と返された。それに対し河野大臣「今それぞれの自治体が接種計画を作っているところ」と自治体丸投げ。政府が率先して全体を見通して、きちんと自治体と連携して指示を出さなくては、どうしようもない。特にワクチンは海外企業からの輸入で、その買い付けは政府が行っているのだから、地方の計画が先ではなく、政府の計画に基づいて地方が計画を立てるのではないか。アメリカでは、ワクチン配布の司令塔は大統領府のワクチンチーム、そして彼らと各知事が話し合って、各州に最適な配布プランを作る。


オーケストラの指揮者が各楽器パートの仕上がりを待ってから、オーケストラにしようとしているようなもの。指揮者の頭の中には、最終的にオーケストラが作る音楽の組み立てとイメージが入っていて、それに即して各パートに演奏の指示やハーモニーのイメージを与える。だから、それが合わさって一つの音楽になる。楽器のパートがどんなに頑張っても、音楽にはならない。それと一緒だ。


河野大臣は、高齢者に対する接種計画を聞かれても、自治体が〜。では一般の国民の接種はいつから始めるつもりかと問われても、自治体が〜。そうではなくて河野大臣が、自治体の現状、感染状況を把握し、ワクチン数に対する接種の順番の指示くらい出さなければ、いつまでたっても集団免疫などできはしない。結局オリンピックも、日本の一般国民はワクチン接種を受けていない状態で ”お・も・て・な・し” ということになる。


オリンピックやりたい政党の自民党なのに、河野大臣はのんびり構え、3月末までに、(高齢者に第一回目が)行き渡ればいい(ふわふわっとしてよくわからない)と発言。「では4月までに政府から、全体の接種のスケジュールが発表できるのですね」と問われ、「政府から特に発表するつもりはない」と堂々と答えた(いくら河野坊ちゃんでも、これにはさすがにびっくり)


自治体で接種計画を決めて、国はワクチンの供給をしっかりやる、という。自治体からの要望を受けてワクチンを供給、なんて、供給が遅れたらどうするの、、、、、。自治体の計画はすべて無駄になるか、ゴテゴテで混乱する。ワクチン供給を踏まえて、各自治体接種計画を検討が本体の道筋だろう。


しかしさすが河野坊ちゃん、なんとワクチン接種の終了目標は来年2月だから余裕がある〜、というのだから大したものだ。でもさ、だったらオリンピックなんてできないでしょう?!!


この目眩のするような、ノープランプランニングの他にも、ホントにいい加減な厚労省の自治体に対しての、指示が判明した。それが、ワクチンの輸送・保管プランだ。


ファイザー社は輸送保管は、冷凍保存としている。セ氏マイナス75度前後での保存が不可欠としていたが、今後はマイナス20度前後で最長14日保存できると条件を緩和した。それでもマイナス20度は冷凍保存。冷凍から冷蔵2C~8Cに移行して2日、その間振動は与えないようにというのが定説だが、田村厚労大臣は、ファイザー社の指示を、動かさないように気をつければ輸送してもいいと言われていると発言。これは”超訳” ”解釈変更”


理解が違うんじゃないかとの石橋議員の質問に、まあ、お得意のペラペラ適当なことを言っていい抜けようとしている。「ファイザーは冷凍で輸入、そこからは自治体の責任」って、え?!厚労省はどこ?国は何してんの? どうしても現場の都合で冷蔵で輸送しかできないのなら、まあいいですが、責任は持てませんよ、というのがファイザーの言い分です、としれっと言って退ける。


政府が本気で国民の接種を促進させたいなら、その間に国がやるべきなのは、冷凍コンテナの輸送手段、あるいは超低温冷凍ボックスを手配し、自治体に準じワクチンを送り出すのが仕事ではないのか?
自治体にも、冷凍コンテナを保有する地元業者に依頼して、一定量の流通手段を確保するように指示を出すのも厚労省の仕事だろう。然るに、驚くべきことに、厚労省は、冷蔵でも大丈夫みたいですよ〜と、冷蔵バックを配布していた。


諸外国で冷蔵輸送の例がないことを石橋議員は指摘、田村大臣は確認をすると時間稼ぎだ。ファイザーは、マイナス15度以下の輸送推奨している。厚労省は、冷蔵輸送容認されているかのごとき事項を勝手に解釈追加していた。


しかも厚労省は冷蔵輸送用のパックを全国回付していた。全国10000箇所X4  4万個の単価14500円!!総額6億8千2百万円かけて安定しない、ファイザーが推奨しない(劣化しても責任は持てない)ものを全国にすでに配布している。


しかも、自治体側からの疑念の声に、厚労省は「大丈夫です」と伝えているというのだ。
石橋議員は、間違いを認めて、冷凍輸送に今すぐ方向転換すべきです、と提言。それに対して、ペラペラ田村は、自治体からの要望があってファイザーに問い合わせてOKをもらった、というようなことを、ペラペラペラペラと、、、。そんなわけないでしょう。アメリカ企業なら、こちらで全部責任を持ちます、ワクチンダメになっても構いません、どうしても冷蔵で、と言われれば、きっちりその約束事の契約書に書き加えて、それで終わり。
でも、世界中でワクチンが不足しているのに、日本の厚労省のなんちゃって解釈で、無駄になる劣化ワクチンが日本の人々に配布される。だいたい自治体だって、ファイザーがダメって言ってることを、「いやこうしてください」などという自治体の長はほとんどいないだろう。専門家の意見は尊重されるべきだ。それをしない厚労省には、何か理由のあ野ではと疑いたくなる。現場と供給元の間に入って、適当にやる人間たちだ。中抜き利権いつもの怪しい臭い。政府が素早く発注してこっそりやってしまったこと、には必ず裏がある。
冷蔵パックの製造会社ー石橋議員はここは追求しなかったが、ワタクシは、すごくて怪しい、と思っている。


そしてまたもやペラペラ田村、自治体の自主性への信頼だの何だの、ペラペラペラペラせこい口先三寸の印象操作 でも、事実厚労省は冷蔵移送用バック配布しちゃってるじゃない。これは何?これも証拠だ。


しかし厚労省って、本当にひどい。こういうところが日本の国民の健康と命を握っているのは空恐ろしい。


You Tubにこの質疑のキモの部分の動画が上がっていたので見てみてください。

「河野大臣、聞いてないよー!!ワクチン摂取は来年2月? ~悪いのは全部自治体?~」石橋通宏さん



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