密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

フロリダ・ワクチン接種の環境+オリンピッグ!?さすがマリオの発案者、日本の笑いの低レベルとまたしても差別がわからない体質露呈

今朝、ワクチン接種に出かけてきた。近くの大手スーパーマーケットが、接種を行なっている。カートの並ぶ入り口を通ると、すぐ目の前に簡易受付カウンターがあり、そこで、持病やアレルギーについての問診を行う。その後、衝立の中で、注射を受ける。
場所によっては、スタジアムなどで列を作っての接種になるようだが、待っていたのは私とDさん(護衛)みんな予約時間を守ってくるのだろう。焼きたてのパンを眺めながらの接種(隣がベーカリーエリアだった)。 


ネット動画で、有識者の人が、ワクチンの怖い情報を色々色々述べていて、かつ、注射は筋肉注射なので、ものすごく痛いはずだ!!と繰り返していた。で、どうだったかというと、全然痛くない。下手くそな看護師に当たってしまった血液検査注射の方がよっぽど痛い  


アメリカ人は、すごく痛みに弱いらしく、ちょっと痛いとすごく騒ぐ人がいる。だから、できるだけ痛くないように治療するように心がけているようだ。日本人気質で下手に我慢しているとそれこそすこく痛い目を見る。ちょっと痛かったら、「Ouch!!!」と叫ぶとすぐやめて対策を取ってくれる。話は逸れたが、注射は痛くなかった。


レジスターを済ませ、カードと次回の予約をもらい、また事後体調変化などの注意プリントをもらい、その後15分は様子を見て、帰ってくださいと言われる。15分、スーパーで買い物をすませる。 少し、ボヤ〜とする感じ(気のせい?レベル)バンドエードから少量流血。数時間後、腕を上げ下げすると痛いと感じる。今の所、そんな感じです。


さて、話は変わるが、またしても日本のコモンセンスのなさが露呈した。
”オリンピッグ”  チャビー(ふっくら)が魅力の女性タレントを豚にさせて、オリンピックのマスコットに?というアイデアが、漏れて大騒ぎに。(大騒ぎになったということは、一般の人がコモンセンスを持っていたということで、安心した。)

 東京五輪組織委員会の会長だった森喜朗氏の暴言が世界中に報じられ「性差別が横行する国」だと知れ渡ったのも束の間、今度は東京五輪開会式をめぐって、信じられないような「差別演出」プランが立てられていたことが発覚した。
 東京五輪開会式の演出総指揮をとる「総合統括」を昨年12月に狂言師の野村萬斎からバトンタッチした電通出身のクリエイティブディレクター・佐々木宏氏が、タレントの渡辺直美をブタに見立てた「オリンピッグ」なる演出案を披露していたと、本日夕方、「文春オンライン」が報じたのだ。


佐々木氏といえば、ソフトバンクの「白戸家」やサントリーのBOSS「宇宙人ジョーンズ」シリーズを手掛けてきた有名CMクリエイターであり、リオ五輪であの「安倍マリオ」を演出した人物。その佐々木氏が、昨年3月、開会式の演出を担うメンバーのグループLINEに、こんなアイデアを送っていたという。
〈(ブタの絵文字)=渡辺直美
への変身部分。
どう可愛く見せるか。
オリンピッグ(ブタの鼻の絵文字)
歴史を振り返るというより、過去大会ハイライトシーンを、
どうワクワクする様に見せるか。〉
〈ブヒー ブヒー
(宇宙人家族がふりかえると、宇宙人家族が飼っている、ブタ=オリンピッグが、オリの中で興奮している。)〉
〈空から降り立つ、オリンピッグ=渡辺直美さん〉
絶句するほかないだろう。最近も『スッキリ』(日本テレビ)がアイヌ民族を「あ、犬」と表現し大きな問題となったように、人を動物に喩える行為には差別的な文脈がつきまとうことが多く、とてもじゃないが五輪のような公的イベント・国際舞台でやるようなことではない。


早めに漏れ騒ぎになって本当によかった。オリンピックというイベントの精神と、ピッグは何も関係がないし、ただのダジャレだし、、、。このくだらなさは、安倍マリオと通じる。日本のオリンピック委員会は、あの演出がすごく注目を集めた、と思っているようだ。森氏は会長辞任会見でも「安倍マリオという大変大きな国際的に話題を生むセレモニーがあったことも記憶に新しい」などと、全く勘違いの自画自賛を、まだしている救いようのなさ。
あれは、都市開催のオリンピックに一国の首相がわざわざ出向き変装で出演という珍事であって、賞賛より、日本の首相はヒマか?というだけの話題性だった。

安倍マリオは日本のドメスティックジョークでしかないものを国際舞台に上げてしまうセンスと見識のなさの表れだった。


それでも、安倍首相が恥をかいただけで、(いやセレモニーも、国旗と思しきものを振り回すダンスは銀刻主義を想起させた〜あれは中国の運動家とかもよくやる、ワタクシ的には、他国のオリンピック閉会式で、旗を振り回すパフォーマンスは、見ていて気持ちのいいものではなかったが、)済んだが、今回は、バカの上に差別まで盛り込んで、幼稚さ全開のプランを作るとは、驚き呆れる。


この方は素晴らしいCMを作りらしい。CMなら、あまり意味を考えすぎてはいけないし、意外性が大事だろう、ウケも大切、けれど、オリンピックのセレモニーはそれとは違う。


こういうシナリオは、吉本大物芸人のいじり番組くらいにしか使えない。 このいじり番組は、日本の弱者を困らせて笑う、という悪しき下品で意地の悪い低劣な笑いのに根ざしている。こういう笑いは海外では決して受け入れられない。



時に、”笑い”というのは弱者の武器としてある。サーカズム・アイロニー ユーモアーを駆使して、ステージに立つコメディアンに、圧倒的に、アフリカ系とユダヤ系が多いのも頷ける。


もともと、東京五輪開会式の演出チームは、野村萬斎が総合統括。チームの解散を発表、佐々木氏を新たな責任者となった。・佐々木宏氏は、電通出身のクリエイティブディレクター。(ああまた電通か、、、、)人を素材としてしま見られないのだろう。


渡辺直美さんは、アメリカの人気ドラマ、クリミナルマインドの、テクニカルアナリスト、
ペネロープ・ガルシア(カーステン・ヴァングスネス、)を思い起こさせる。ワタクシはこのキャラクターが好きで彼女のファッションにはいつも注目していた。こうした独自の美や魅力を日本でも打ち出せるファッションリーダーがいるといいと思っていて、日本に帰った時、渡辺直美さんを見ていいなと思った。街でもチャビーな女の子が可愛服を着て歩いているのを見かけ、自分のためのおしゃれ、が定着してきているのかな、と少し嬉しくなった。
松坂慶子さんも昔のモデル容姿の美より、今の、ゆったりふっくら可愛らしくでたくさんの役を演じている。


私のいた頃の日本では、全く美のかけらもない男性が女性に向かって、ブス、デブ、おばさん、ババア、などの暴言を冗談だよと言いながらぶつける場面に何度も遭遇した。そうした状況に、怒れば大人気ない、冗談の通じない女だ、と言われ、やりこめれば、結婚できないよと言われた。 全く関係のない男性から、服のあれこれ、化粧のあれこれを言われ、挨拶がわりに、「太った?」と言われた。 一度、「それが何か?」と言い返したら、もう目も合わせられずそそくさと立ち去った。臆病なら礼を失すつことはやめるべきだ。自分は太っていても、頭髪の状態が芳しくなくても、目鼻口の形と場所が不整合でも、その女性よりうんと年取っていても、男だから女を査定する権利があると言わんばかりの空気がはびこっていた。
そういう点は、少し改善された? でもドメスティク・一対一の関係性では、昔より女性に対する男性側の支配的感じが強まっているように感じる。


アメリカでは、背が低く太っていて頭髪が薄い俳優がモテモテの役を演じても少しも無理がない(トラボルタ主演の”ゲット・ショーティー”でのダニー・デヴィート。ペンギンも怪演)。人間的魅力=セクシーと感じる回路がある。退屈なハンサムよりユーモアのある人が持てる。ウーピーゴールドバーグも素敵なラブストーリを演じるし、彼女がレズビアンの役をやった時、(残念ながら同性愛の資質に欠けるのだが)この人なら好きになると思ってしまったー映画タイトルは、ボーイズ・オン・ザ・サイドだったか?
バードゲージも、最近抗争が再燃?しているウッディーアレンの映画でも、エレファントマンでも、


個人が誰にはばかることなく、自分自身の魅力を育て、発露できる社会になること願う。
また、自分の個性で生きて行けるコミュニティー・人間関係に巡りあえることが、幸福の一形態だとも思う。多様性の社会、それを支えるのがコモンセンス。


だから今回の国民の反応の正しさは希望であると言える。


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