密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

バイデン新政権のワクチン対策

ああ、今日がトランプ政権最後の日かと思うと感慨も深い。議事堂のある都市破壊現体制
であるし、FBIによる暴徒の身元特定、逮捕、起訴も日々拡大している。
議事堂襲撃は、トランプと彼の支持者にとって、結果的に大きなマイナスに働いた。
疑心暗鬼の噂が飛び交い、SNSを規制され、彼らはチリジリになってゆく。すでに夢想の狂気に陥っている少数の過激なリーダーを比較し、きちんと三番にかけ相応の償いを受けさせれば、ただのストレス解消目的の愚か者は静まってゆくと思っている。


マスクもしない、密接な距離の集会を行い、自身も感染、一般の人では受けられないような高額治療で復活したことを己の手柄のように吹聴し、エアフォース1で全米にコロナクラスターを引き起こした、トランプが、この国の政治から去る。


バイデン新大統領は、経験と、科学の重視で、迅速に懸命な舵取りを始めるだろう。
とはいえ、3億を超える国民に接種を行き渡らせることは大変なことだ。


トランプが中央政府としてねにもしなかった分、州単位検査やワクチン接種が行われている現状だ。ある州ではPharmacy(薬局を備えた薬品。タバコ・化粧品等の雑貨専門のスーパー)で接種できる。ある州は、スーパーの従業員に研修を受けさせ、接種に当たらせている!!、我々のエリアでは、今の所、地域の健康管理課(なんと訳せばいいのやら)にサイトにアクセスし、予約状況を確認する。予約が取れれば指定された保健所で接種を受ける。ところが、予約はいつになっても取れない。高齢者に属するD さんは毎日アクセスしているが、予約の空きは常にない状態だ。Dさんは、彼らはオーガナイズができていないと怒っている。フロリダが高齢者が多い、高齢者施設も多いので、施設入居者優先なので、単独の高齢者は後回し? NY もフロリダ以上に予約は取れないらしい。思い疾患を持つ人も優先されるようだが、透析をしている友人もまだ待っているようだ。



バイデン次期大統領は15日、地元デラウェア州で演説し、新型コロナウイルスのワクチンの接種が進んでいないとして「アメリカのワクチン接種は今のところ惨めな失敗だ」とトランプ政権の対応を批判しました。そのうえで、ワクチンを接種できる施設を就任後1か月間で新たに全米100か所に設け、最終的には数千か所に増やすほか、遠隔地には医師などを派遣して接種を進める方針を明らかにしました。


また、人手不足を補うため、退職した医師などに協力を求め、接種の対象者もこれまでの医療従事者などに加え、65歳以上の高齢者や、教師、食料品店の従業員などにも広げる方針を示しました。


バイデン氏はこれまで、就任後100日間で1億回分のワクチンの接種を目指すとして、民間企業に協力を求め、ワクチンの原材料などの製造を加速させる考えを示していました。


バイデン氏はさらに、列車や航空機で州をまたぐ移動をする人や、連邦政府の職員にマスクの着用を義務づける大統領令を出すことも明らかにし、感染対策に力を入れると強調しました。<NHK>


またより強いリーダーシップを示している。

CNN) バイデン次期米大統領は14日、1兆9000億ドル(約200兆円)規模の新型コロナ対策立法案を発表した。全米で進むワクチン接種の取り組みや経済支援の資金を確保する。
バイデン氏はデラウェア州ウィルミントンで演説し、米国で広がる収入格差に言及。「真の痛みが実体経済を襲っている。人々は投資ではなく給与に頼って生活費や食費、子育て費を支払っているのが実情だ」と述べた。


連邦議会では今後、民主党が上下両院の過半数を握ることになる。バイデン氏は巨額の提案をどうやって可決にこぎ着けるつもりなのか詳しく語らなかったが、上下両院の民主党指導部はバイデン氏のビジョンを法律として成立させる考えを言明している。


バイデン氏はまた、新型コロナの流行に伴う経済・衛生上の脅威にも言及。こうした脅威を「数世代に一度の危機」と呼び、経済支援の提供とワクチンの速やかな接種が喫緊の課題だと訴えた。さらに「国民を飢えさせるわけにはいかない。立ち退きに遭わせるわけにはいかない。看護師や教師らが切実に必要とされる今、彼らを失職させるわけにはかない。今すぐ断固とした行動を取る必要がある」としている。


「米国民救済計画」と名付けられた提案では、新型コロナ対策に4000億ドル以上を割り当てる。うち1600億ドルは全米でのワクチン接種の推進や検査の拡大、公衆衛生関連の職業プログラム整備に充てる。


また、国民1人あたり1400ドルを給付するほか、失業保険の週400ドル上乗せを含む失業手当の延長と拡充を9月まで続ける。


ビジョンが示されるということは、大切なことだ。混乱し不安な時ほど、リーダーからの具体的で力強いメッセージが必要だ。


ワクチン接種の混乱も徐々に整ってゆくだろう。


今日、家に男性が何か仕事はないかとたづねて来た。NYなら雪かきなど頼んでもいいのだが、残念ながら仕事はないと断った。そのあと、ホームディポット(日本のホームセンターのようなもの)の駐車場で、腹が減っているので食べ物はないかと声をかけて来た人がいた。


本来、フードバンクか、教会に相談に行くべきだが、なんだか変な感じだ。Dさんは、トランプ退陣で希望を失った人たちだ、と言っていた。でもトランプは彼らに何をしてあげたのだろう。詐欺的な煽りで夢を見せただけではなかったのか。


バイデンは、失業支援を増額し、家賃補助をし追い出しを禁止し、多分フードバンクやその他の支援にも予算を回すだろう。やるべきこと、できることは山積みにある。
経験豊富で有能な人々を配したことからもわかるように、大仕事の始まりだ。


こうしたことを考えてみると、菅総理のワクチン待望、すべてうまく行く論は、あまりに
現実味がない。長くなったので、このことは次の記事で。



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