密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

トランプが民主党案後押し?給付金2000ドル

どんな裏があるのか? 2024年選挙に対する気の早いご機嫌取りか?
あのトランプが、国民への給付金600ドル(前回の半分)に異議を唱え、2000ドルにすべきとツイートした。


これに対し民主党は大賛成、ペロシ議長は是非やりましょう、と歓迎。まさに、呉越同舟給付金案。確かに、600ドルは渋すぎる、と思っていた。どうやら共和党が財布の紐を絞っていたようだ。


トランプ大統領は22日、前日に議会を通過した新型コロナウイルスの追加対策法案について、ツイッターで「送られた法案は期待していたものと大きく異なる。非常に不名誉だ」と批判。現金支給を600ドル(6.2万円)から2000ドル(20.7万円)へ増額するよう求め、署名しない意向を示した。


上下両院は21日、9000億ドル(約93兆円)規模のコロナ法案と、10月までの政府資金を調達する1兆4000ドル(約145兆円)の歳出法案を合わせた2兆3000ドル(約238兆円)の法案の採決を行い、賛成多数で可決した。


コロナ救済法案には、1人あたり600ドルの直接給付や、週300ドルの失業保険上乗せ金の延長、2,840億ドルの企業支援、中小企業向けの特別融資「ペイチェック・プロテクション・プログラム(PPP)」の復活、企業の交際費の控除拡大などが含まれた。地方政府への大規模な財政支援などは含まれなかったが、両党は来年に向けた暫定的な措置として合意した。


トランプ氏は、現金給付だけでなく、飲食店を含む中小企業の支援が不十分だと主張。さらにカンボジア支援や首都ワシントンDCのケネディーセンターに関する予算は「無駄で不必要」だと述べた。また不法移民の家族の一部が現金給付を受け取ることを批判したほか、交際費に関する控除拡大の期間を2年以上にするよう求めた。なおThe Hillはトランプ氏が、2つの法案を混合して批判していると指摘している。


より多くの現金給付を求めていた民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長は、トランプ氏の提案を歓迎。
ツイッターで「共和党は、大統領が直接給付として求める額を繰り返し拒否した。ついに大統領は、2000ドルに合意した。民主党は全開一致の同意で、議場に持ち込む用意はある。さあ、やりましょう!」と共和党員に呼びかけた。


なお28日までに法案が成立しない場合、政府が閉鎖され、失業手当などが失効する。
(Mash NYより)


トランプは、不正選挙訴えの件で役立たずの共和党に、嫌がらせ? ”政府が閉鎖され、失業手当などが失効”など国民を人質にとられ妥協した民主党の側に立って、共和党に、自分のパワーを見せつけたいのか。
ともあれ、2000ドルという金額は、この長いコロナ禍で、クリスマスの食べ物も手に入れられない人たちが、中流階級にも及んでいるという。

米フロリダ州ボイントンビーチ(CNN) 米フロリダ州南部ボイントンビーチにあるショッピングモールの駐車場。無料配布の食料を求めて100台以上の車が行列している光景に、デボラ・ハイタワーさん(57)は衝撃を受けた。ほとんどの人は、地元のフードバンクが配る食料を受け取るために夜明け前に到着し、車内で仮眠をとる人もいた。

フードバンクの人もサンタクロースの扮装。これでクリスマスが過ごせますね。Merry Christmas!!!


「家族のために1箱分の食料を受け取るため5時間近く並ぶなんて、どれほど必死だったことか」とハイタワーさんは言う。会計士のハイタワーさんは3人の子の母親で、最近入院した経験があり、3月以来、2度失業していた。


新型コロナウイルス禍が生命や生活を脅かす中で、同じような光景は米全土で展開されている。米最大規模の食糧支援団体フィーディング・アメリカによると、食料援助を求める人の数は、昨年に比べて60%増加した。
同団体は、「家族全員が活動的で健康な生活を営むために必要な食料を供給できない世帯」を食料不安世帯と定義する。


食料不安率が20~22.6%と特に高いのは、ミシシッピ、アーカンソー、アラバマ、ルイジアナの各州。続いてネバダ、ミシガン、ニューメキシコ、オクラホマ、テキサス、ケンタッキーの各州は18~19%の世帯で食料が不足している。ラテン系や黒人系、先住民系などのマイナリティー層を覆う体系的な格差は新型コロナ禍で悪化の一途をたどり、失業率や新型コロナ感染率は急増した。


ジョージア州ドラビルではクリスマス前の土曜日に、特に大きな打撃を受けたラテン系住民のための食料配布が行われた。スーパーマーケットの駐車場は車約500台と数十人の人でいっぱいになり、大部分は子ども連れの女性たちが寒波の中で行列に並んで果物や野菜、肉が入った箱を受け取っていた。



フロリダ州南部の食料支援団体フィーディング・サウスフロリダによると、同州南部では5人中1人が、次の食事をどこから調達すればいいのか分からない状態にある。そうした世帯の100万人あまりのうち、子どもはほぼ30万人を占める。


ボイントンビーチの駐車場に並んだ人たちの多くは自分の境遇を語りたがらなかった。午前4時半から並んでいるという夫婦は、近所の高齢者や寝たきりの人、幼い子どもがいる母親に食料を届けたいと語った。
フロリダ州の観光業やサービス業、小売業が大きな打撃を受ける中、他人の善意に頼るしかない人は増え続けている。支援団体幹部のサリ・バツケさんは、同州南部で援助を必要とする人は新型コロナ前に比べて2倍以上に増えていると指摘、「私たちは40年にわたってフードバンクを運営してきたが、こんな状態は見たことがなかった」と振り返る。


同団体は3月から11月にかけ、約6万8000トン以上の食料を地域の住民に提供した。
米議会は新型コロナ対策の食料支援などを盛り込んだ予算案を20日に可決したが、当面の間は、無料の食料を求める需要は高いままの状態が続きそうだ。
「こうなってから9カ月たっても、目の前の光景は変わっていない」とベツケさんは肩を落とした。
ボイントンビーチの駐車場に並んだ車の中にはメルセデスベンツ、キャデラック、インフィニティ、ボルボなどの高級車もあった。食料援助を必要とする人が貧困層だけでなく、中流層にまで広がっている現実を見せつけた形だ。中には初めて食料配布の行列に並んだという人もいた。
車のトランクにリンゴや豆、卵、鶏肉を詰め込んだハイタワーさんは、「誰もがクリスマスに必要なものを受け取れることを祈ります」と語った。


日本では正月の餅も買えない、という言い回しがあるが、アメリカでは、サンクスギビングのターキー、クリスマスのチキン(ターキーやハムの塊も一般的だ)も買えないということだろう。巨大な冷凍庫が空っぽ(アメリカは一週間分まとめ買いが基本、肉、豆・野菜も冷凍、パイ・ケーキも冷凍、そして生活必需品のファミリーサイズのアイスクリームと冷凍ピザでいっぱいの冷凍庫が、空っぽのなれば、心まで冷え込む。
ちなみに、我が家は、冷凍餃子(アメリカメイド・中国の技、を謳う”味全”の冷凍餃子は、下手に作るより美味しい。ごろっとエビ、野菜もシャキッ、香りの違いも際立つので、フロリダにいる時はコレに頼りきり)が冷凍庫の半分を占めている。今はスモークターキー(手抜きー食べたことがないが、これならターキーの匂いが苦手でも食べられそうだし、余っても保存が効くだろう)がどんと収まっている(だいたい冷蔵庫は2台ある家が多い、もっと人里離れると、3台4台。冷凍保存専門のものも置かれている。NYの家を買った時、前のオーナーが2台を持ってゆく、古いのを2台置いったので計4台使っていた?!)今年は、アルモンディー(イケヤにも売っているチョコナッツタルト)とマカロンも冷凍庫に。Dさんのためにパック入りエッグノックも用意した。2人だけのクリスマスなので相当手抜き、おせちもコンパクトに作ろうと思っている。我が家は、幸運にも、フードは行き渡っている。


トランプが本当に、2000千ドル給付金を実現させれば、一気に人気が高まる、、が、時すでに遅しじゃない?選挙は決している。もっと早く、それこそ最初の給付金で、これをやればよかったのに、、、。あるいは、二度目をもっと早く打ち出すべきだった。


最近は、バイデン次期政権への嫌がらせに余念無く、アラスカなどの、自然保護区、国立公園エリアでの石油採掘許可、不安定な中東情勢にまたちょっかいを出す、軍の文民トップをイエスマンにすげ替える、選挙不正調査責任者に、ジュリアーニでさえ、クレージーと行ってチームから排除した、シドニーパウエル女史を据えると言い周り、ハンター・バイデン特別調査チーム(すでに検察が調査しているのに)を立ち上げる(周囲から強く止められる、というより無理だと拒否られる)、身内恩赦減刑乱発など、ありとあらゆる破壊的かつくだらない嫌がらせを行っている。今後も1月20日まで何が起こるかわからない。


と思っていたところに、意外な2000ドル給付案支持。
本当に実現するのか?刮目して待つべし、だね。


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