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Long Covid~新型コロナの長い後遺症

トランプや管政権は、新型コロナなど、一部の人しか重症化しないので、無視していい、経済を回せ、と言う姿勢を強めている。用心をする縁をコロナ脳などと馬鹿にする輩もいるようだ。しかし、この新型コロナが厄介なのは、罹患後後遺症が出ることだ。
英国立衛生研究所(NIHR)は、COVID-19症状の長期化は、患者に甚大な心理的打撃を与える可能性があると報告しているので記事をご紹介します。



研究では、COVID-19が心臓やその他の内臓、皮ふなどあらゆる部分に影響を与えることが明らかになった
新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」の症状が長期化する場合、周囲に信じてもらえなかったり、治療されなかったりする場合があるという。そうした「Long Covid(長期コロナ感染症)」の症状に4つの型があることが、そうした理解不足の原因になっているかもしれないと、最新研究で明らかになった。


研究をまとめた英国立衛生研究所(NIHR)は、COVID-19症状の長期化は、患者に甚大な心理的打撃を与える可能性があると報告している。


そのため、支援の拡大や、医療従事者への情報提供の改善が必要だと述べている。


生活が変わってしまう



COVID-19は、軽症ならば2週間、重症でも3週間以内に回復すると言われている。


しかしNIHRの調査で、何千人もの人が「継続するCOVID」の症状と共に暮らしている可能性があると判明した。


イギリスで新型ウイルスの新規感染者が増えている中、長期化する「長いCOVID」を患う人も今後数カ月の間に、さらに増えるとみている。研究は、フェイスブック上にある長期コロナ感染症の支援グループのメンバー14人に聞き取り調査をしたほか、最新の研究資料も参考にした。その結果、呼吸器、脳、心臓と心臓血管系、腎臓、腸、肝臓、皮膚(ひふ)など、体のあらゆる部分にCOVID-19が影響を及ぼしていることが判明した。


肺と心臓への恒久的な臓器障害
集中治療後症候群
ウイルス感染後疲労症候群
COVID-19の症状持続
こうした症状が出るのは、重症のCOVID-19で長期入院した人に限らず、軽症だったり、検査も陽性診断も受けたことのない人にも可能性があるという。


新型ウイルス重症者、肺に損傷残る恐れ 英医師ら警告
当惑する医師たち 新型コロナウイルス治療の最前線で
報告書では、「持続的COVID-19のための臨床上の診断方法」を確立することで、長期症状に苦しむ人が支援を受けやすくなると提言している。


一部の人にとって、COVID-19は長期的な疾患だということが明らかになってきた」と報告書は指摘する。


「入院後のリハビリ状態に関係する場合もあるが、感染初期を自宅療養で対応した後に症状が悪化し、人生が一変してしまうような経験をしたと話す人もいる」


報告書を執筆したエレイン・マクスウェル博士は当初、COVID-19が重症だった人ほど長期的な影響を受けやすく、死亡リスクが低ければ症状が長期化するリスクも低いと考えていたという。


しかし調査の結果、そうでないことが明らかになった。


「COVID-19と診断されていない人の方が、何週間も呼吸器を使っていた人よりも、重い症状を発症することもあると分かってきた」


さらに、苦しい症状を長期的に患う人が増えれば、「国民保健サービス(NHS)に多大な負荷がかかる」可能性もあると指摘した。


COVID-19の症状がなくならない……イギリス感染者の訴え
その上で報告書では、長期コロナ感染症の患者を支援するには、地域社会での仕組みや、専用の診療所が必要だと呼びかけた。


このうち専用診療所については、NHSイングランドがすでに設置方針を明らかにしている。


さらに今回の研究によると、長期的症状は特にアフリカ系や南アジア系の人、学習障害がある人、メンタルヘルス(心の健康)に問題を抱える人など、特定グループにことさらに大きく影響しかねないという。


マスクウェル博士は、「医療サービスやその職員が、患者が経験している症状をさらに理解し、必要な治療や支援を提供できるよう、この報告書を活用してもらいたい」と話した。


長期症状に6カ月苦しみ……「掃除や料理は息子たちの担当に」


英ブリストル大学のジョー・ハウス講師は、新型ウイルスに感染してから6カ月たった今も、職場に復帰できていない。


症状はひどいせきと息切れから始まったが、続いて激しい倦怠感と頭痛に変わり、その後、心臓疾患と筋肉痛になった。


「先日は起きたかと思うとめまいがして、そのまま失神して病院に運ばれた」とハウスさんは話した。


心臓疾患と息切れは多少改善したものの、ハウスさんの症状は彼女や家族の生活に大きな影響を与えている。


パートナーのアッシュさんも新型ウイルスに感染し、長期的な症状を抱えている。その結果、今ではハウスさんの10代の息子たちが料理や掃除といった家事を担っているという。


「たくさんの人が軽症と診断されるが、軽いなんてものとは程遠い。支援が必要だ」とハウスさんは話した。


ハウスさんは肺炎になったものの、ウイルスの検査は受けられず、入院もしなかった。


「本当に具合が悪かった時、私たちは2人とも遺書を書いた。怖い経験だった」


肺や免疫、脳にも……新型ウイルスが体に与える影響
(英語記事 Specialist 'long Covid' clinics to be set up )


コロナにかかってしまって、治療を受け退院した後も、体に縁ようが続く場合は、Long Covidになっている可能性もあります。医療現場も大変で、体調が悪くてもかかりづらい、かもしれませんが、後遺症が重症になると、生活すること自体が難しくなると言うこと。


コロナ罹患のアフターケアシステムも、考えてなくてはいけないでしょう。GOTOにお金をかけても、医療体制にお金を投じない、コロナ後アフターケアなんて夢にも思っていないでしょう。とにかく、コロナを甘く見ず、マスクして出かけてください。


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