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オバマ氏、トランプに連打パンチ+ロシア・イラン選挙干渉

オバマ氏は今でもやはり国民スターだ。スピーチをする姿、声。話し振り、が人を沸かせずにはいない。

8年の大統領職で髪が真っ白になってしまったオバマさん、しかし、声も表情も若々しさが戻っている。4年間の休養で気力充実。


選挙まで2週間を切って、21日、ペンシルバニアで、バイデン・ハリスの応援演説集会を開始。
戦略的に、トランプの土俵に乗らないことを注意しているバイデンは、あえてトランプ非難も最小限にしているように見える(まあ、やられたらやり返す、倍返しはしないだ)。それより、政策重視。 トランプ攻撃に腐心すれば、単なる泥仕合に落ちてしまうからだ。
しかし、オバマ氏は違う。Bad Cop Good Cop方式でオバマ氏はBad Cop、ダーティーハリーばりのマグナムをバンバン打ち続けた。


オバマ氏が対面式の選挙活動に姿を見せるのは初めて。
オバマ氏は、フィラデルフィアで行ったドライブイン方式のイベントで、バイデン氏と副大統領候補のハリス上院議員のために演説。社会の分断を招くトランプ氏の発言や、大統領としての実績、陰謀説をリツイートする習慣などを強く批判した。
また、トランプ氏の新型コロナウイルス対応を激しく非難し、「トランプ氏が突然、国民を守ってくれることはない。彼は自分を守るための基本的な対策すら取れないのだ」と述べた。スタジアムの駐車場で行われたイベントには約280台の車が距離を開けて乗り入れ、バイデン陣営が新型コロナ感染拡大以降に実施したこの種のイベントとしては最大規模となった。その上で「これはリアリティー番組ではなく、現実だ」とし、「彼が大統領職に真剣に取り組まなかった結果をわれわれは引き受けさせられている」と酷評した。
バイデン陣営によると、オバマ氏は24日にフロリダ州マイアミで応援演説を行う。

(ロイターより)


トランプも同日ペンシルバニアの北部の町で集会を開いていたようだが、MSNBCによると、そこで、「コロナ禍でなければ、こんなところで集会なんてしなかった」と住民の前で、非常に失礼な愚痴を垂れ流したようだ。
選挙戦終盤で、巨額税金ごまかし問題新型コロナの危険性を知っていたのに隠したこと、中国と経済戦争を仕掛け、中国と取引のある企業を反米と攻撃したのに、自分は中国に隠し口座を持っていたこと、自国ではごまかしたのに、中国に税金も収めていたこと、
トランプ氏、中国で銀行口座を保有し商機うかがう=米NYタイムズ - BBCニュース
白人至上主義グループを非難しきれず、彼らのアイドルになっていること、馬鹿げた壁と不法移民を強制退去させ子供たちを親方引き離しいまだに545人もの子供たちが親と会えずにいること。CNN.co.jp : 米国境で引き離された子ども545人、いまだ親と再会できず
国民の信頼を寄せるCDCのファウチ博士を『バカ・間抜け・災害』呼ばわりしたこと。
ツッコミどころ満載のトランプである。


オバマ憎しのトランプをディベート前にカッカさせ、自滅を狙う作戦か?とにかく、バイデン・ハリスにとって、最強の助っ人が動き出した。


今夜のディベートで、頭に血の登ったトランプがオバマ批判を繰り広げれば、醜態だ。


さて、もう一つ、不可解なロシア・イランの大統領選介入。【米大統領選2020】 イランとロシアが米有権者の情報入手=米政府 - BBCニュース 情報機関を統括するジョン・ラトクリフ国家情報長官は、会見で、今月半ばから民主党支持者に。プラウドボーイズの名で、トランプに投票しないと何が起こるかわからない、という趣旨の複数の脅迫メールが届いたことについて、イランが関わっていると発表した。


ところで、イランやロシアはどちらを勝たせたくてやっているのか?目的が、ただ選挙の混乱では、愉快犯のハッカーレベルだ。ラトクリフ国家情報長官の会見もハッキリとしない、問題に深く言及しない、CIAのパンフレットみたいな会見と喩やされた。脅迫は、「トランプへの妨害」と言っているが、「トランプへの応援」とも取れる。
ラトクリフ長官はトランプ任命でトランプ寄りと目される人物だ。


イランが、トランプ政権を憎むのは無理なからん、と思う。だが、国のトップがフェイクニュース製造マシーンなのだから、今更フェイクニュースを追加されたところで、トランプが巻き起こしてきた、混乱を超えることはない、徒労に思える。





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