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CNN特別番組”The Insider”トランプ政権で働いた人々の警鐘 1〜コロナ対応

18日9時からのCNN特別番組、”The Insider”<元トランプ当局者からの警告>
書き起こしが見つかったので、翻訳を試みました。90分の書き起こしで、15ページ余の長さですので、リモートでの出演なので、司会者+2〜3人(ボルトンは一人)を主題ごとに招いています。出演者〜コロナ政策・外交安全保障・そして元国家安全保障顧問を務めたジョン・ボルトンと、3部に分けて、書いてゆきます。
原文はこちら。
http://transcripts.cnn.com/TRANscriptS/2010/18/csr.01.html


Chuck Park is on CNN in INSIDERS - October 18,2020
CNN:特別レポート:インサイダー<元トランプ当局者からの警告>


2020年10月18日放送
この書き起こしは最終的な形ではなく、更新される場合があります。)


ジェイク・タッパー、CNNホスト:
CNN特別レポートへようこそ。インサイダー:元トランプ公務員からの警告。
ワシントンのジェイク・タッパーです。
世界は、かつて、これほど多くの元米国政府高官が、彼らが支えていた大統領について警告のを目撃したことがありません。それは今までに一度も起こったことがありません。
これらの数字ではなく、同じ明確な結論ではありません。しかし、彼らの見解は、すべて、トランプ大統領は彼が保持する役職にはふさわしくないというものでした。彼があなた(国民)に2期目に彼を戻すように頼んでいる役職です。


これは無視できない現象です。彼の元参謀長で元海軍大将のジョン・ケリーは、トランプ大統領について友人に次のように語っています。
「彼の不正直の深刻さは、私にとっては、驚くべきことです。不正直です。そうでなければ、彼は私が今まで出会った中で最も欠陥のある人物だ。彼は全ての関係性に取引のようなものを求め、それは何より哀れでさえある。」と述べた。


トランプの元国防長官で元国防長官のジェームズ・マティス氏は、今年初めに次のように述べています。
「ドナルド・トランプは、アメリカ国民を団結させようとはせず、試みるふりもせず、代わりに、私たちを分裂させようとしている、私の生涯で初めての大統領だ。」


この時間、あなたはトランプ政権の内部関係者から話を聞くでしょう、彼らの何人かはトランプに対する共和党の有権者グループを形成するために団結しました。
これらの人々は、トランプ大統領がどのように決定を下し、誰に耳を傾け、どのように統治するかを、最も密室的な会議の内部で、あるいは、実際に私たちの国を安全に保つ責任のあるスタッフでした。


今夜、私たちは20万人以上の人々を殺した(COVED-19)パンデミックにおいて、トランプ政権の早期対応の一員であった2人の役人の証言からから始めます。ホワイトハウスコロナウイルスタスクフォースの元メンバーであるオリビアトロイと、コロナウイルスワクチンの開発に直接関与したリックブライトです。


トランプ政権とパンデミックについて話しましょう。


リック、ます、あなたから。トランプ大統領は率直に言って、コロナウイルスに感染して生き残った後、より反抗的に見える。彼はマスクを必要とせず、明らかに距離を置くことなくラリー(集会)を開催しています。彼は自分が免疫を持っていると主張しているが、それは科学によって裏付けられていない。あなたが今まで、無謀で不注意であると批判してきたパンデミックに対する彼の対応が、彼が感染した今、ますます無謀で不注意になるのではないかと心配していますか?


リック・ブライト:内部告発者の苦情を報告し、解雇されたワクチンディレクター:
ジェイク、私は、過剰に必要はないと思っています。彼の行動、彼の言葉、そして彼が今していることは、このパンデミックの規模を拡大していることを私は知っています。公衆衛生ガイドラインに従わず、マスクを着用せず、社会的距離を置いていないこれらの集会に参加する人々は、ウイルスを広めています。そして残念ながら、場合によっては、その集会に参加した人々から、ウイルスに感染するのは、たとえばフロリダで大きな割合を占める高齢者コミュニティの人たちです。そして、彼らはこのウイルスで死んでゆく人々の一人です。
したがって、彼(トランプ)の行動はパンデミックによる死者の増加に、直接的に、つながっています。


彼はそれを理解していると思いますか?彼は彼らの健康を危険にさらしていることを彼が理解していると思いますか?


オリビア・トロイ、ペンス副大統領の元国土安全保障顧問:どうして彼(トランプ)がそれを理解できないのかわかりません。彼はウイルスの伝染性について説明を受けました。繰り返し繰り返し。彼はタスクフォースの専門家、ファウチ博士やバークス博士などから、毎日このウイルスは非常に伝染性が高く、非常に簡単に広がり、特に大人数の集会で広がると言われています。ですから、彼はこれを完全に認識していて、然るに、まだこのように振る舞い続けています。


タッパー:ファウチ博士は、大統領が彼の集会を開催することは大きな問題を抱えていると私に言いました。トランプ大統領は何度もファウチ博士への攻撃を試み、ファウチ博士を弱体化させようとしています。あなたはホワイトハウス・コロナウイルスタスクフォースにいました、そしてあなたは大統領が傍観し、国のトップである、感染症の博士の信用を傷つけようとしているのを見ました。一体、何が起こったのでしょうか?


トロイ:そうですね。ファウチ博士は、(専門外の人でも)分かりやすい説明を繰り返ししていました。彼は私が参加していたすべてのタスクフォース会議に出席しました。私がまだ在籍していた間は、パンデミックの全期間でした。そして時々ファウチ博士にお会いました。
私は会議中に部屋にいる人々を観察しました。彼ら(ホワイトハウスの高官ですが)は、博士がブリーフィングしている間、目をそらし、時には、目を泳がせ、あるいは、やり返そうとして、こう言いました、「そうですね、、あなたもご存知でしょう、このデータを、大統領の意向に沿うようにできせませんか?」と。


私たちはデーターを直視しませんでした。


実は、症例は減少しているのでははないですか?子供たちが完全に免疫を持っているというのは本当ではないですか?、と、博士に尋ね返しました。このように問う彼らは、医学的または科学的背景を持たない人々でした。そして、博士が公に発言したときにも、再び同じ反応が起こるのを見ました。そして、私は、あなたがご存知の通り、彼らがホワイトハウスでの記者会見を操作しようとしているのを見ました。
ジェイク、私はそれに加担していました。私は、彼がすでに(会見の)準備に入っているときに、彼に電話して、「フォウチ博士、今日は必要ありません、すみません」と言わなければならない役割でした。


タッパー:なぜなら、君たちは、ホワイトハウスで大統領に、現実と真実を伝えたくなかった?


トロイ:その通りです。そして、彼らは他の研究者にも、同様のことを行いました。
彼らはレッドフィールド博士にも、繰り返し行いましました。ある時には、バークス博士にそれをしました。分かりますよね、博士にブリーフィングをして欲しくない、なぜなら彼女が、このパンデミックが解消され、実際ほど深刻ではなかったという物語にそぐわない、スライドやその他のデーターを投稿したからです。


タッパー:しかし、事実はそれ自体を物語っています。パンデミックは解消されていません。人々はいまだに、死にかけています。感染性がより高まっています。
これはおそらく、物事の医学的および科学的側面にいた人間とって、さほど驚くことではありせん。しかし、公衆衛生について何も知らない人々によって、ファウチ博士の提言が、どのように弱体化され、真剣に受け止められなかったかについて聞いたとき、のあなたはどのように思いましたか?


ブライト:ジェイク、私たちの国には、ファウチ博士ほど、感染症やパンデミックへの対応について、多くの経験、知識、専門知識を持っている人は誰もいません。そして、このパンデミックを通して、私たちを導く彼の専門知識が切実に必要とされています。私たちがホワイトハウス聞かされているレトリック、世界で最高の科学者からの科学的ガイダンスを覆し、弱体化させるという、私たちが絶えず聞いている物語は、実際には恐ろしいものです。

CDCの専門家であるファウチ博士、NIHの専門家、およびFDAは、(過去の)パンデミックを乗り越えて我が国を牽引した経験があります。ホワイトハウス、トランプ大統領は初日からその真実を無視しました。彼はいまだに、私たちホワイトハウスに問題があることを認めることを拒否しています。そして、どんなことへの挑戦、どんな危機も乗り越えるための最初の行動は、まず自身が問題を抱えていることを認めることです。今日の彼の言説は、彼がそれを完全に否定していることを伝えています。


そして、彼は彼の周りのすべての人、彼の側近たちに、その物語を信じて受け入れ、繰り返すように強制します。彼の物語は、より多くの死を引き起こしているものです。彼は真実を認める必要があり、アメリカの国民に正直である必要があります。彼は今日に至るまで、まだそれをしていません。


タッパー:ブライト、私は改めて、あなたが科学者だということを申し添えます。 あなたは何十年もの間公衆衛生に携わってきた人です。 あなたはここにいたくないし、あなたはこれについて話したくないでしょう。 あなたはむしろ、このパンデミックの問題を解決しようとしている政権にいることを望んでいると思います。


ブライト:それは私がやろうと努力したことであり、私がやろうと計画したことであり、私がやろうと準備したことであり、実際には何十年もの間、やることを行使したことです。 私はWHOと協力してきました。 私はゲイツ財団を始め、さまざまな組織と協力してきました。 私は政府で働いています。 私はこの業界で働いてきました。


私たちは皆、何をする必要があるかを知っています。 それらの行動に、抵抗するホワイトハウスに遭遇することはとてもイライラします。 ご存知のとおり、私たちはパンデミックに対処するために必要なすべてのことを実践し、計画し、実行してきました。 しかし、何十年にもわたる活動の上で、私たちが予期していなかったことの1つは、米国大統領からの抵抗、ホワイトハウスからの抵抗、彼らが問題を認めることを拒否したことでした。


私たちはどのようなパンデミックプラン作りでも、それをまったく予期していませんでした。 この大統領は、いまだに問題があることを認めるのを拒否している、ゆえに、私たちは、今日、私たちが抱えている問題に直面しています。


タッパー:そうですね。あなたは、”大統領を演じている人”が言う通りに戦争ゲーム(コロナとの戦いの比喩)をするなど思ってもみなかった。私も信じられません。なぜ?どうして、彼はこのような事をするのですしょうか?、オリバ、(トロイのファーストネーム)
あなたはホワイトハウスで彼を直接みていました。貴女が支えていたペンス副大統領に、彼がコロナウイルスタスクフォースを主導するように命した時、あなたはそこにいました。私が言いたいのは、2月までに最大40万人のアメリカ人を失うという予測があり、彼はこれさえ理解していないのでしょうか?なぜ彼はまったく、気にしないのでしょうか?


TROYE:まず、私たちは、このウイルスが消えない可能性が高いという事実について話会いました。周知の通り、彼は春にこのウイルスについて説明を受けました。おそらく秋から冬にかけて、より悪化するでしょう。そして、我々は、その状況に備えるために、全ての時間を費やす必要がありました。そして、彼がブリーフィングを聞いて、その都度それを理解していたと、私は思います。


つまり、ウッドワードテープを聴いた時に、彼は彼が説明されたことを繰り返していました。それは彼が(この状況について)報告を受けていた証拠であり、彼は事態を理解していた。そのことに、率直に言うと、ぞっとしました。
<ウッドワードテープ;ロバート・ウッドワードによるトランプのインタビューを収めたテープ。この中でトランプは新型コロナの危険性を知りながら、パニックを起こしたくないと言う理由で、この事実を国民に隠し、対策を講じなかったことが明らかになった。>


私たちはホワイトハウスから聞かされてきました。世界で最も優れた科学者からの科学的ガイダンスを、却下し、弱体化させるという”物語”を。実際、これはとても恐ろしいものです。
CDCの専門家であるファウチ博士、NIHの専門家、およびFDAは、過去のパンデミックを乗り越えて我が国を導いた経験があります。このホワイトハウス、トランプ大統領は初日からその事実を無視しました。彼はいまだに、(我々の対応に)問題があることを認めることを拒否しています。そして、いかなる挑戦、危機を乗り越えるための最初の行動は、自身が問題を抱えていることを認めることです。彼の”言い回し”は、彼が事実を完全に否定していることを表しています。



そして、彼は、周りのすべての人、彼の側近たちに、その”物語”を信じて受け入れ、繰り返すように強制します。彼の”物語”は、今も、より多くの死を引き起こしているものです。彼は真実を認める必要があり、アメリカの人々に正直である必要があります。彼はまだそれをしていません。


しかし、彼はパンデミックが現実的ではないというこの政治的物語に非常に焦点を合わせています。当然、このパンデミックへの対応、それはまさに彼が主導した失敗でした。
そして、彼は彼以外の人々が住んでいる現実に自分が住んでいるという事を受け入れられないのです。


タッパー:言い換えれば、彼は再選に戻る道をBSできると考えている。たとえ私たち全員が、私たちの周りの病気と死を目の当たりにしたとしても。


トロイ:そうですね、彼が大統領執務室のプラットフォームを持っているので、彼が部屋で最も大きな声であるとき、それは問題です。 彼は大統領です。 彼は最大のマイクまたはプラットフォームを持っているので、いわば人々が聞いていると彼が言うところです。 そして彼の言葉は重要です。


タッパー:オリビア、リック、心から、あなた方の誠実に感謝します。


ここまでが、コロナ対応についてです。この後、別の告発者が、国家安全保障について語ります。それは次回に。長い文章にお付き合いくださってありがとうございました。引き続き次回もよろしくお願いいたします。


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