密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

”黒い雨裁判”国が控訴の冷血と綺麗事の言い訳

黒い雨の被害を受けながら、地域が認定されず被爆者手帳の発行が受けられず苦しんできた捕縛者の方々が報われた判決が出た、そう思っていた。それなのに安倍政権は控訴を発表した。


原爆はもとより原発事故、公害、災害、の被害者に対し、日本の国は色々理屈をつけて援助や補助を削減・無効化する。お得意の「因果関係が認められない」である。


今回は「十分な科学的知見に基づいたとは言えない内容」だと。広島地裁をバカにしてんのか!!科学的知見に基づいた上で、全員を被爆者と認めのだろう。なおかつ、「法律論としては控訴せざるをえない」(加藤厚労大臣)、ってなんだ?


広島市長・知事は、「国の要請で仕方なく、、、、」誰の代表だ。
湯崎知事は、「原告の気持ちを考えるとつらい思いがあるが、国の要請に従って控訴せざるをえないとの判断に至った」
松井市長は「市としては政治判断で控訴しないよう要望したが、国からは判決は十分な科学的知見に基づいていると言えないとして、強く控訴の要望を受けていた。被爆者健康手帳の交付は法律で定められた国の受託事務であることを踏まえて、国と足並みをそろえて控訴せざるをえないと判断した」




安倍総理も加藤厚労大臣も、「援護区域拡大も視野に検討」とか「被爆者に寄り添いながら」、とかいうのだが、だったら控訴取り下げろよ!!!


色々お為ごかしを言っているが、結局、『裁判で国が負けるということは、あってはならない』ただそれだけだ。負けを認めたくない、屁理屈をつけて、だらだら伸ばして、今回の場合、原告団の恒例に付け込み、またうやむやにしようとしている、安倍政権の得意技がここでも、、、。


科学的見地って75年前の気象状況と、キノコ雲の流体・拡散、その上で雨雲との影響、そういうことをコンピューターで全部分析して、シュミレーションできたとしても、それが100%とは、コンピューターも絶対言わないだろう。原爆投下という事実がありその後に放射能汚染の症状がある、それで全てだ。同じ人間として、75年の苦難に少しは報いようと思わないのか。岸田さん、あなた、へなちょこ過ぎるよ!!広島人の怒りはないのか?


安倍のいい気分になるだけの海外ばら撒き、オリンピックで億単位をドブに捨て、くだらないアベノマスク、お友達にタダで国有地をあげ、補助金をあげ続けている。それは良くて、訴え続ける被爆者の人たちに、手帳も交付しない、なんとケチくさいというか冷血な人間たちだ。


今、日本に住んでいる全国民は、この冷血政権に、この国を支配されていれば、明日は我が身と捉えるべきだ。保障なき自粛で失業倒産。治療が受けられずに家族を亡くす。自主隔離で苦しんで孤独死でも、誰にも顧みられない自己責任。新型コロナには後遺症があるという報告が出てきている。もし後遺症が残っても、絶対なんの補助も援助も保証もないだろう。


野党は(またなんだか国民民主分党になったけど)わかりやすい公約として消費税減税を掲げよう、とか言ってるけど、いざとなったら、安倍自民党は8%に戻すくらい、ペラっと言ってのける、野党が5%なら、5%と言いかねない(期間的に、とか状況によっては、とか、同等の価値のクーポン発行とか、よくわからないトリッキーな理屈をつけて)
だったら、彼らが絶対しないことを言えばいい。
第一公約、核兵器禁止条約に署名 をあげ、その上で、黒い雨裁判控訴取り下げ、全面保証。を掲げたらいいのではないか。


そのほか、地位協定見直し、辺野古工事即時中止、軍拡の停止、もちろん戦争法撤廃、選挙制度の抜本的見直し(高すぎる供託金とか、地盤固めならお金をばらまいてもいいとか、変な慣習がありすぎる。これが腐敗政治家を生む土壌だ)


今、別記事で書いている途中なのだが、安倍政権はこのコロナ混乱のすきに、イージスアシォア断念の焼け太りを狙う自民党防衛族が主導して、憲法の完全無効化を国会を無視して進めようとしている。彼のゾッとするような幼稚さと、狡猾な企みで、日本は戦争できる国になる。


大事なのは、核兵器禁止条約に署名、戦争法廃止、そして地位協定見直し交渉の開始だ。
国民は生活のことしか考えないから、消費税5% それもいいが、見くびりすぎでは?


一部例外が大声で吠えてきているが、大多数の日本人は、核兵器の恐ろしさ、戦争の悲惨さを、子供の頃から肌身に感じているだろ。それは戦争現役世代を祖父母に持っていれば感じられるだろうし、年に一年、この時期に国を挙げて、原爆の悲劇を考え続けていれば、体に染み込んでいる。だから、なぜ日本政府が、唯一の戦争被爆国でありながら、核兵器廃止条約にサインしないのを恥ずかしいと思っているだろう。本当に大事なことだ、日本が国際社会での信頼を勝ち得る真の立脚点と言っていい。自民党は毛ほども考えたくないことを、公約に掲げるのも必要だと思う。


だいたい、総理に至っては年々(7年もやつてるから)平和式典のあいさつがおざなりになる、単にコピペで形だけ済ます、会見もおざなりになっている。安倍総理にとって、被爆者のことなど、靴の中に入った小さな石くらいの痛痒しか感じないのだろう。


彼の、こういう人間に対する冷たさに、類が友を呼び、おんなじ価値観の利口バカが周りを取り囲んで、わっしょいわっしょい担いで来たのが安倍政権だ。


ワタクシなら、”核兵器禁止条約に署名”を公約に掲げた人・党に、絶対投票する。
次の選挙で、大負けさせて、2022年、日本”核兵器禁止条約に署名”、黒い雨訴訟国控訴取り下げ、実現 こういうリーダーシップ見てみたい。全国民が誇りに思うことを実施するぞ、という公約も必要だと思う。


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