密接な関係にある他国から

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やればできる、国会バリアフリー速やかにスタート

国会のベリアフリー化が、なんともスムーズにスタートした。


 与野党は、二十五日の参院議院運営委員会の理事会で、重い身体障害があるれいわ新選組の候補者二人が参院選で当選したことを受け、本会議場の議席の改修や、介助者の本会議場への入場、代理投票を認めるなどの国会のバリアフリー化推進を確認した。公用の福祉車両の使用や「分身ロボット」を活用した議員活動の可否についても、今後検討する。 (村上一樹)
 二人は難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」患者の船後靖彦氏と、重度障害者の木村英子氏。手足を自由に動かすことが難しく、大型車いすを使用する。
 本会議場は、出入り口に近い三人分の議席を、大型車いすに合わせた二人分の議席に改修し、医療機器用の電源を設ける。工事は八月一日に召集する臨時国会の開会までに終える。
 臨時国会で正副議長を選ぶ記名投票では、介助者が代筆できる。押しボタン採決では介助者の代理投票、起立投票では介助者の挙手での賛否表明を認める。
 両氏には、意思疎通のためのノートパソコンなど、議員活動に必要な物の議場内への持ち込みを許可。参院規則が禁じる帽子や襟巻きの着用を認め、上着やネクタイの着用も求めない。
 八月一日の初登院では、召集日などの特別な日だけ開門する中央玄関に市販のスロープを用意する。通常出入りする正面玄関の仮設スロープは、大型車いすでは使用できないため、スロープの設置や多目的トイレの増設も検討する。
 議員宿舎や議員会館の割り当て、公用の福祉車両の使用については、秋に予定される臨時国会に向け、引き続き協議する。船後氏は、重度障害者らが端末で遠隔操作でき、会話などができる分身ロボットを活用した議員活動の実施も要望。今後、理事会で対応を検討する。


今後、現場での様々な不具合にもより改善が重ねられてゆくだろう。「分身ロボット」を活用した議員活動の可否についても、今後検討するなどしていることも、当事者がいてこそのリアリティーある改革となる。


沖縄選挙区当選の野党統一候補、憲法学者である 高良鉄美氏は、参議院のルールは貴族院の時のままのものが多い、と言っている。服装の制限などもまさにその象徴であるとし、問題提起のために帽子着用なども考えていたようだが、木村・船後両氏の当選で、こうした旧体制の見直しが大きく進むことになるだろう。


”なんとなく” 重度障害のある議員の登庁・議員活動に伴う改修は、かなり大変なことなのでは?と思っていたが、そんなことはない。迅速て適切な対応がなされたことに驚いている。


”税金をいくら使うんだ”的非難も拍子抜けだろう。要はやる気になるかならないかなのだ。国民に、無理だ無理だと思わせて、一部の人に有利なルールーを敷いてきた一つの例。山本太郎氏が言う、国民が信じ込まされていることの一つ。きっと消費税がなければ、日本は立ち行かない、も、企業、富める者への優遇を続けるために、国民が信じ込まされていることなのだろうと思う。一部の人のためには、壁をぶち壊して、穴を開けることに余念がないくせに(その穴から大量の血税を流れ出させておいて)車椅子の国民の代表のために議席の壁をぶち壊すことなど全然無関心だった、今だけ金だけ自分だけ悪しき自民党の生産性論理。


当事者の参入による、案ずるより産むが易し。しかし、日本はこうした産むが易しの挑戦においても、産むことを難しく難しく想定し不可能だと洗脳し、産むことをしない、少子化が加速する国になっている。


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