バズフィードのロシアンゲートにおける”トランプ偽証指示”スクープへの憶測
米政府機関の閉鎖長期化、民主党のペロシ下院議長アフガニスタン訪問に対し、軍用機の使用許可をしないと通告し(かつ大統領が自国のNo3の紛争地への訪問予定を公表するという異常行動)世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への代表団派遣を中止しなど、米国市民のほとんどが、重要と考えていない国境の壁の建設の費用をめぐる、トランプのただの”絶対喧嘩に負けない”という人生ポリシーで、大きく国益を損ない続けているアメリカ。 もうみんなこんな大統領にうんざり。トランプの無茶振り人気を盾に、常に無理めの法案(堕胎禁止や、学校での祈りの法制化、公立高校の廃止、保守派最高裁判事の任命+オバマケアの撤廃)を通すためトランプを支持してきた共和党内の議員たちや、学歴のない白人層=いわゆるトランプな人々の中でも支持離れが起こっている。
こんな大統領で後2年やっていたら、さすがにアメリカが危ないと危機感を募らせる保守派も出てきている。そんな、弾劾を望む人々に強烈な朗報をもたらしたバズフィードのスクープ、個人弁護士で、6つの罪で控訴されているメイケル・コーエン氏が、トランプ大統領マイケル・コーエン氏に議会での偽証を指示した、と報じた。
しかし、異例なことに、マラー特別検察官の事務所は18日夜、報道は「正確ではない」とする声明を発表したことでより物議を醸している。
トランプへの個人崇拝の呪縛から解き放たれたと語るコーエン氏
(CNN) 米ニュースサイトのバズフィードは17日、捜査当局者2人の話として、トランプ大統領が元個人弁護士マイケル・コーエン被告に議会での偽証を指示したと報じた。一方、マラー特別検察官の事務所は18日夜、報道は「正確ではない」とする声明を発表した。
バズフィードが伝えた当局者の話によると、トランプ氏はコーエン被告に対し、ロシアの首都モスクワでの「トランプタワー」建設計画をめぐり、実際より早い時期に交渉が打ち切られたと証言するよう指示。コーエン被告本人がマラー氏のチームにトランプ氏の指示と認めたとしている。
CNNはこの報道内容について確認できていない。
マラー氏の報道担当者はコーエン被告に関するバズフィードの報道に対し、「特別検察官事務所に対する特定の発言に関する記述や、当事務所が入手した文書や証言の特徴付けが正確ではない」と述べた。
特別検察官事務所が進行中の捜査に関するメディア報道について、法廷外で声明を出すのは異例。
一方、バズフィードは声明で、「特別検察官が異議を唱えている点について引き続き報道と特定に当たっている。記事の正確性に自信を持っている」と述べた。
トランプ氏の弁護士を務めるジュリアーニ元ニューヨーク市長は18日午後、声明を出し、トランプ氏がコーエン被告に偽証を指示したとの情報は「全くの誤り」と主張。「マイケル・コーエンは有罪判決を受けた犯罪者であり、うそつきだ」とした上で、被告の主張について刑の軽減を狙ったでっち上げとの見方を示した。
同日夜にはツイッターで、マラー氏が否定の声明を出したことを称賛。メディアはバズフィードの記事に関する報道で反トランプの偏向を示したと批判した。
ホワイトハウスのギドリー報道官は、コーエン被告の証言の信ぴょう性を否定した。コーエン被告はバズフィードの報道に対してコメントしていない。
民主党の下院議員で情報特別委員会委員長を務めるアダム・シフ氏は報道を受けてさらなる調査が必要だと要求。「今まで最も深刻な部類に入る」「それが正しいかどうかを把握するために必要なことは全てやる」と語った。
オバマ政権下で司法長官を務めたエリック・ホルダー氏は「証拠の検証は必要だが、もし真実であれば、議会は弾劾手続きを始めなければならず、(司法長官候補の)バー氏は少なくとも、マラー氏が発見した資料の関連部分に言及しなければならない」と述べた。
マーラー調査チームは不可侵の大きな権限を持ち、独立独歩で、十分な時間をかけて着実に調査を進めている。今回のことに関しても、一部でも不正確な内容、証言の言葉の違いであってはならず、調査内容は最終的な布告までは、明らかにはしたくないだろう。しかし、声明の出し方から、バズフィードの報道が事実無根、でもなさそうだ。下院はこの件で独自の調査を行うだろう。
トランプも、ペロシ下院議長への意趣返しだの、壁への無意味なこだわりだの、やってる場合ではなくなりそうだ。
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