密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

支持率回復改憲誘導のための嫌韓扇動はとても危険

よくある軍事上のニアミス(でさえないと思うが、、)事態を、常軌を逸する嫌韓に先導し、まだまだ引っ張って、愛国ブームを盛り上げたい安倍政権の浅薄で幼稚な計画に丸のりするメディアや愛国な人々の狂宴、には、うんざりを通り越して、危機感を覚える。


文大統領の“無礼”という表現だけをとりあげて、国民感情を煽り、事態を解決しようという意思は皆無の日本政府。


工学博士で著述家の牧田寛氏はこう言う。



「軍事機密が関わるやりとりは、密室であっても大原則は相互主義です。韓国国防部の発表を見る限り、シンガポールでの協議で日本側はごく一部の情報を提示することを示唆し、韓国側には広開土大王型駆逐艦の全電子情報を提供するように求めた。それが本当なら極めて悪辣なことで、植民地主義とみられても仕方ありません。韓国側が『無礼で、事案解決の意思がない強弁である』と表明するのは当然のことです。
<日刊ゲンダイ記事より>


ハンギョレ紙の記載では、
16日、軍関係者の説明を総合すると、日本は実務協議で、哨戒機が収集したレーダー情報と広開土大王艦の追跡レーダー周波数情報全体を交換しようと主張した。これに対し韓国は「情報の非対称性」を提起し、日本側の要求を拒否した。哨戒機が照射されたというレーダー情報と広開土大王艦の追跡レーダーの全体情報は等価の情報ではないということだ。国防部関係者はレーダー情報は軍艦の命だ。これを公開すれば、電子戦の状況で攻撃を避けられなくなる。日本が不確実な情報を提供する代わりに、私たちにはすべての情報を提示しろというのは、無理な主張」だと説明した。


この記述も牧田寛氏の意見と一致する。まさに、事実を冷静に捉え、今後このようなことが起こらないように、お互いに検討鋭意努力をする、という次元の事案を、ここまでことを大きくし、騒ぎ立てているのは日本側で、しかもこういう事態の謝罪のなんのを持ち込んで高圧的に強弁する姿勢も、慰安婦や徴用工と同レベルになれ下手子供じみた意趣返し的様相がある。


<ハンギョレ記事続き>
韓国は実務協議で、日本の哨戒機の接近が、日本政府が先日のテレビ会議で威嚇飛行のパターンとして提示した、艦船に向かって進撃する飛行▽模擬攻撃飛行艦艇の船首を横断する飛行に当たると、問い詰めた。日本の哨戒機は当時、広開土大王艦の周辺を10分間旋回し、3度も威嚇飛行を行ったと、軍関係者は説明した。日本は、韓国の艦艇が脅威を感じたという説明は理解できるが、哨戒機が威嚇飛行をしたことは認めなかったという。韓国軍用機が日本艦艇に向かってそのような飛行をしても日本は抗議しないのかと問うと、日本側は「抗議しない」と答弁したが、「公式の答弁ではない」として前言を翻したという。
 

韓国は今回の実務協議で、この問題を政治争点化する日本に強い遺憾を表明した。韓国は実務協議にレーダー分野の専門家まで動員して事実関係の究明に乗り出したが、日本側の代表団には専門家が参加しておらず、そもそも軋轢を解決する意志がなかったのではないかという声も上がっている。韓日は次回の実務協議の日程も決めることができなかった。
ノ・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)


文章の具体性を見ても、韓国側の言い分は理解できる。日本のメディアでこれほど筋の通った報道をしているだろうか?


今危険視し、喧嘩するのは韓国ではない。専門家である軍事(日本は自衛隊か、)関係者で協議し、お互いの相違点を、謝罪云々などという実のないことにこだわらず、今後の再発防止のために(威嚇飛行と取られかねない飛行、やレーザーの照射、その後の意思疎通の問題など)、許容すべきところはして、現実的にことを収めるべきで、一部の政治家の世論先導の思惑に翻弄されるべきではない。


韓国は日本の敵ではないし、文化の近い隣人として、尊敬を持って向き合うべき人々であることを、忘れているのは日本の方だ。


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