密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

Disrespect:力に奢る若者 トランプの悪しき影響

 米首都ワシントンのリンカーン記念館前で、ケンタッキー州のカトリック系男子校高校生のグループが高齢の先住民男性を取り囲み、はやし立てる場面の動画が、インスタグラムに投稿されて波紋を呼んでいる。


立ちはだかる高校生の表情は、不遜であり侮蔑的だ.
投稿には、The amount of disrespect-(どれほどの非礼)と書き添えれている。


しかし、引率者がなぜ早期に対応しなかったのか?その方が問題だと思う。その結果この青年は、退学という処置を受ける可能性もある。指導に当たる引率者の態度こそ問われるべきであるとも思う。


(CNN) 米首都ワシントンのリンカーン記念館前で高校生のグループが高齢の先住民男性を取り囲み、はやし立てる場面の動画が、インスタグラムに投稿されて波紋を呼んでいる。


現地では18日、先住民への差別に抗議する集会が開かれた。閉会後に先住民の指導者の1人、ネイサン・フィリップスさんが太鼓をたたきながら祈りを詠唱し始めたところへ、1人の少年が近づいた。


少年の帽子には、「米国を再び偉大に」というトランプ米大統領のスローガンが書かれていた。少年が薄笑いを浮かべてフィリップスさんの目の前に立ちはだかり、周りで仲間がはやし立てる。集会に参加していた大学生のカヤ・タイタノさんが、この場面を撮影した。


タイタノさんがCNNに語ったところによると、少年らは「壁を建てろ」「2020年にトランプ再選を」などというスローガンを唱えていた。
フィリップスさんはベトナム戦争に従軍した経験を持ち、先住民の青少年団体でリーダーを務めたこともある。この日は少年らが激しい口論を始めたのを見かけ、癒やしの祈りを唱えていたという。


少年らに囲まれながら詠唱を続けたが、「恐ろしかった」「逃げ道をふさがれて困っていた」と話す。動画の中でも涙をぬぐいながら、少年らの態度を嘆いた。


少年グループは引率者に促されてその場から立ち去った。パーカーやジャケットの文字から、ケンタッキー州にあるカトリック系男子校の生徒と判明した。同じ日に近くで開かれた人工妊娠中絶反対の集会に参加していたとみられる。
高校が所属する教区は今後、事実関係を調査したうえで、退学を含めた処分を検討すると述べた。


ケンタッキー州は86.3%が白人であり、その99.9%キリスト教 多くの神学校がある土地だ。本来規律を重んじるカソリック系の男子校の生徒が、彼らの教えとは全く反する背徳者のトランプをヒーロー視するのは、周囲の大人たち、コンサバティブクリスチャンである彼らが悲願である堕胎禁止の法制化がトランプにより実現すると思って支持しているからだろう。教義もク*もあったものではない。


若者は、わかりやすいものに流され、表面的な強さに迎合する。日本でも、見かけの勇ましさ(まあ、屁っ放り腰で舌ったらずな裏声の演説に勇ましさを感じる人の気が知れないが)わかりやすさ(それが嘘であるということも、至極わかりやすいと思うのだが)に流される若い世代も多いと聞く。


しかし、そうでない、感動的な若者たちが、アメリカにも日本にもいる、これも確かだ。そして、大人がよりしっかりしなくてはならない、これも確かだ。


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