密接な関係にある他国から

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志位委員長の生活保護の問題質疑、安倍総理の冷酷際立つ

共産党は常に、生活者の実態から発せられる声を取り上げ、問題提起している。議員先生になると、野党議員でさへ、政治的ロジックをひねくり回す質疑に陥りがちだ。与党議員においては、世襲議員としてちやほやされてきたためか、働いて賃金を得る生活の実感さへ希薄で、特権意識の傲慢と浅薄な思考による政治家としての怠惰と奢り緩みが臭う。


5日の共産党志位委員長の質疑は、本当に見事なものだった。各野党が様々な角度でこうしたクォリティーの質疑を行えれば、安倍印象操作など物ともせず、化けの皮はすっかり剥げることだろう。


残念ながら、国会で、安倍総理が低レベルのまぜかえし・すり替え・繰り返し・当てこすりを長々とやられるとうんざりして、こういう答弁しか引き出せない野党側にも苛立ちがつのってくることがある。かつ、とにかく当面の口喧嘩に勝つことしか念頭にない、いやらしい安倍屁理屈にカッカして喧嘩腰になってしまうのも、それを見ている国民のイメージ(ましてやNHK編集では)決して野党に利するものではないと度々残念に思う。それが安倍総理の狙いでもあるのだろう。だから、嬉々として同じスタイルの半笑い挑発答弁を繰り返すのだ。


しかし、志位委員長の質疑には、こうした安倍氏の逃げ・ごまかしを許さない、かつ安倍氏擁護の代弁に立つ大臣たちにも、いい加減な答弁を許さないものだった。いや、この質問にいい加減に答えては自分が情けない、そういう、安倍以外の大臣の微かに残った良心が問われている、そういう追求だった。


質疑の組み立ても、しっかりしていて揺るぎなく、ステップの積み上げが、最終的な論の帰結に向けて積み上げられたゆく。挑発的な文言は皆無、話し方も穏やかで、具体的な生活保護受給者の声の紹介も、つまらない詭弁を許さない。答えれば答えるほど、あるいは答えずごまかすほど、安倍晋三という人間の冷酷さ、困窮する国民への無関心さ、いやそんなことは考えてさえいない、いい加減さ、そして、決してその声に耳を傾けない頑迷さが際立った。
父・晋太郎氏のいうように、安倍晋三には政治家としての情が決定的に欠けていることが証明される答弁だ。


インターネット中継を全部見るのは大変で、この質疑を見ていない方が多いのは、本当に残念。志位氏50分の持ち時間ぜひ見てください。そして、広めていただければ嬉しいです。

生活保護の問題について


共産党の質問時間が減って、国会論戦が、ぐっと頼りなくなった。そう感じるのは私だけではあるまい。


とはいえ、同日、江田憲司議員の森友追求も冷静で論理的で見事だった。わせて見てください。

「森友・加計」江田憲司vs安倍晋三2/5 衆院・予算委


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