密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

アメリカ大統領選の話で恐縮ですが、信じられない!!いつの間にかまたトランプ首位。

国内のムスリムの人たちに,識別マークを付ける<ナチスに学ぶやつがここにも!!>発言で,大ひんしゅく,14才の少女に諭された,共和党大統領候補ドナルドトランプが、またいつの間にか首位に!!一時アフリカ系の元精神外科医ベンカーソンが盛り返していたのだが(トランプよりましだが,この人もちょっと神ががっているですよ、、)どうしたことか,またトランプが首位になっている。


だいたい共和党は、コンサバティブクリスチャン、ライフル協会、軍需産企業、薬品会社、保険会社,石油会社と関係が深く(米国内日本大企業とも仲良し)、政権も軍事拡大、企業優先、小さな政府,強いアメリカ、移民排除が政策であるが,どういう訳か,裕福でもない,反知性主義の白人層の支持も持っている。


この人たちが,ちょっと困った人たちで、愛国心とか強いアメリカとか自衛の権利(銃大好き)+キリスト教の中絶禁止法制化、ゲイ排斥、移民に仕事を取られる恐怖症で、かつ閉鎖的かつ敬虔なキリスト教信者たちなので、学校での祈りの義務化、性教育反対、避妊具の学校での配布反対,進化論を教えること反対,と一体今はいつの時代かと云う事を,本気で推進している。最初は冗談かと思ったよ。最近日本でも、国家神道だとか,愛国精神、親学なんかの声が大きくなっているのをみると、似ている、共和党化してるんではないか?ナチスの他に共和党にも学んでいるのでは?と疑いたくなる。


それでも、有色人種、中産階級,労働者、知識人、アーチストなどに支持者を持つ民主党と,常に拮抗した票を争うことで、大統領は最長2期8年間、あまり無茶をすれば、かならず選挙に跳ね返る上、同じ党でも,上院下院議員とも,自分の公約、ポリシーに忠実で、政党の言いなりと云う事にはならないし、最高裁の独立も確固たる物で力もある。安倍政権のようなまねは出来ないが、間違った人選をすれば4年間で被害は世界規模のおよぶ。


痛恨の失敗、ブッシュ2の時は一期目が9・11でもう皆ととち狂っていたし、2期目は半分は目が覚めたけれど、共和党支持の愛国も声にかき消された感じ。対立候補が,ベトナム戦争帰還後、反戦の旗手となり,活動し続けていたジョンケリー氏で、右派がもう,ある事無い事、いや、デマも甚だしいネガティブキャンペーンを垂れ流しまくっていた。東部の外交官家庭出身で,幼少期ヨーロッパで教育を受けた事も、イェール大の秀才であった事も、若い頃からJFKの選挙キャンペーンにくわわり、親しくしていた事も、全てが,気取って嫌なやつ(まあ庶民的ではないわなぁ)、反戦運動も反米裏切り者,と云う調子で、ネガティブでない事を、無茶な理論でネガティブキャンペーンに作り替えられたのを見ていて、唖然としたものだ。本当にアメリカの人たちには、大統領選びに『カジュアルで自分と近くて親しみがわく』『強い発言がリーダーシップ』などと云う馬鹿な理由で投票しないで欲しい。だいたいこういう人たちは頭のいい人が嫌いで、『スマーティーパンツ』と呼んで馬鹿にする?が、自分と同じ単純短絡思考の大統領がいいなんて,ばかの自信過剰ほど恐ろしいものはない。


そんな訳で、さるブッシュのつぎは、オラウータントランプ?またしてもトンデモ大統領の台頭?と怯えている日々だ。民主党はヒラリー独走と思いきや、無所属バーニーサンダースが追い上げ民主党指名候補争いになっている。氏は最もリベラルな議員と云われ、当選すれば初のユダヤ人大統領。大統領指名候補選は最後の最後までわからない、ジョンケリー氏もオバマ氏も本命ではなかったのが最後どんどん延びて来たのだ。どちらにせよ,民主党に絶対かってもらわないと、軍国暴走首相の日本への影響も計り知れない。

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