密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

可愛い総理大臣夫人の好奇心の功罪


総理大臣の奥様が、アイドル化しているのを知った時、日本も変わったなあとつくづく思った。夫と反対の意見を持ち、反安保、反原発、親韓国、家庭内野党、オーガニック食品の居酒屋経営、深夜に若い俳優?をバーに呼び出し、抱擁。 彼女はとてもチャーミングな人なのだろう。


夫と意見の違う、自分を啓蒙してくれる遊び相手が好きである。啓蒙されてか、自分で学んでか、いろいろ、安倍首相と反対の意見を言って注目を集める。それはそれとして、夫婦生活は続け、時に夫をサポートし、昨年米議会での、安倍首相の非常に拙い英語での演説を、ハラハラしながら見守る様子が、とてもキュートだった。


今回の遊び相手は、参議院戦出馬の三宅洋平氏。よりにもよって、対立激化の沖縄・高江を訪れた。誰でも真剣にヘリパッド建設反対を訴えるのなら、ヒューマンチェーンに加わってもいいと思うが、この三宅・昭恵訪問はテントに10分ちょっと。
意地悪な見方をすると、彼女の立場は、ある種の男性の優越感をくすぐり、夢中にさせる。総理大臣夫人が自分の言葉に頷き、賛同してくれる。もっと啓蒙したいと思うのだろう、三宅氏のようなタイプはイチコロである。その一環かなと思う気持ち悪さだ。
啓蒙するつもりが、”夫は基本的にはいい人、誤解されている部分がある”、と思っている?昭恵夫人に、電話を取り注がれ「立場は各々ながら、国を思い世界を憂う国士として同じ気持ちだと思っています。選挙では多少口を荒らしましたが、失礼します。」と言ってしまった。またご丁寧に自分のツイッターでも公開。


爆笑問題の太田光の二の舞。意見の違う人間と関わりを避けたり憎んだりしなければならないとは言わないが、三宅氏は昭恵夫人を通じて、安倍首相と心を通わせたと思っているのだとしたら、素直が過ぎる。昭恵夫人に自分の考え視点を教え、何かを変えると思っているのなら、愚かが過ぎる。


この件で三宅氏のダメージは本人が思うより(思わないか?)大きい。
昭恵夫人が策略家だとは思わない、彼女は反体制(体制=夫晋三)な雰囲気がに憧れるお嬢様なのだ。リテラが上げている、不妊治療に関する辛い経験は、もし推し進めれば、この国の男性支配社会の問題にきりこんでいける大きなコアになるだろうが、自分を変えてくれる誰かに頼らず、自分で組み立てて、真剣に追求すれば、の話だ。
彼女を野放しいすることで、”安倍さんは実は心の広いいい人”イメージに貢献していることを彼女の夫はわかっているのだろう。


彼女も、興味を持つのは三宅氏で(農業つながりもあるだろう)決して山本太郎には近づかないだろう。その辺の勘所は抜群のようだ。



安倍首相との花見の後、太田光に巨泉は「お前利用されているんだよ」と指摘。
巨泉は、安倍氏が自身を批判した太田を会に招いたことで、心が広いことをアピールできると述べ、爆笑問題が安倍政権に利用されたのだという見方を示した。


これに太田は、「桜を見る会」の招待状は安倍氏を批判する前に届いていたと釈明した上で、直接本人に会うことに意義があるのではないかと主張した。
巨泉はこの主張も突っぱね「あれはそういう席じゃないから行っても無駄」と指摘した。(ライフドアニュースより)
鼻っ柱が強く純な人は、この太田氏のような考えを持つ。大橋巨泉は正しい。
李下に冠を整さず、ともいうし。。



昭恵さんの可愛らしい反骨は、こんなに、大きな宣伝効果を持って、三宅氏を潰していくだろう。しかし三宅氏も、自分で、「国を思い世界を憂う国士」なんて表現を使うところは、はっきり言って**っぽい。可愛い奔放な奥様を持った安倍首相の一人勝ち。


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