密接な関係にある他国から

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サンダース副大統領の可能性

CNNのインタビュアーが,サンダースに,『あなたが撤退しない事が,民主党のマイナスになっているのでは』と失礼な質問をした。サンダースは、『民主主義における自分の権利と,私を支持してくれている多くの人の為に最後までクリントン氏と指名候補を争うが,それが民主党のマイナスになるとは考えない』と答えた。
この人は、民主主義の真の代弁者だ。


もう、指名獲得は難しいだろうが、私は、ヒラリーがサンダースに副大統領のオファーをして欲しいと思ってきた。


副大統領というのは、大統領のアシストではなく,もちろん部下でもない。独自のチーム・スタッフを有し,独自の活動もできる(大統領に自分の代理として,どこかに出向いて欲しいと頼まれたときはその人を受けるがー断る事もある)


如何にサンダースが正論で国を導こうとしても、下院上院議会、ロビイスト、など横やりが沢山入る可能性がある,下手をすると、オバマ大統領のように,出す法案にことごとく全否定、予算も通さず,国が機能停止の揺さぶりもかけられるような自体になりかねない。


副大統領であれば、それほど矢面に立つ法案に着手しないが,自分なりの現実的実績を形にし,サンダースの考えを次ぐ後進の育成もできる。



ヒラリーは、若い有色人種の副大統領候補を選ぶと言われている(ニュージャージーの上院議員ブッカー、などが取りざたされている)が、これだけの人がそれも若い世代がサンダースを支持している事は,無視していい事ではない。


CNN:サンダース議員、クリントン氏の副大統領候補の受諾排除せず
http://www.cnn.co.jp/usa/35082207.html
ワシントン(CNN) 米大統領選の民主党指名候補をクリントン前国務長官と争うサンダース上院議員は6日、クリントン氏が副大統領候補への就任を申し出た場合、これを引き受ける選択肢を排除しない考えを明らかにした。
CNN記者との会見で述べた。ただ、指名候補争いに決着を付ける米フィラデルフィアでの今夏の民主党全国大会までは戦いを継続すると明言。同大会後、自らの動向を決めるため副大統領候補として加わる問題を含めクリントン氏と必ず話し合う可能性に言及した。
同議員は会見で、今後5週間の指名候補争いに注力すると言明。仮に指名を獲得出来なくても全国大会の舞台で、米国民が支持するだろう進歩的な公約を自陣営が有していることを確信させるため激しく戦うと主張した。
サンダース氏が残る選挙戦で指名候補獲得に必要な代議員数の確保はほぼ不可能となっている。ただ、クリントン氏が仮に指名獲得に届く計2383人の代議員を得られなかった場合、全国大会での決戦が浮上してくる可能性もある。
代議員獲得の競争でのクリントン氏のリードは、予備選や党員集会の結果で選ばれる一般代議員の数とは別に、党全国大会で投票権が与えられる民主党連邦議会議員ら特別代議員500人以上の支持表明が要因ともなっている。


クリントン氏陣営は、サンダース氏を選挙戦から撤退させる効果的な戦略の構築を模索している。クリントン氏は最近、CNNとの会見で選挙戦からの撤収の是非の決断はサンダース氏に任せるとの立場を表明。
2008年の米大統領選でオバマ現大統領と最後まで指名候補獲得にしのぎを削った自らの経験を踏まえ、サンダース氏がいかなる選択をしてもこれを尊重すると指摘。サンダース氏に多くの共感を抱いている心境も明かした。
一方、共和党候補の指名獲得を確実にした実業家トランプ氏は6日、ツイッター上で、不正直なクリントン氏の指導者としての能力はゼロと改めてこき下ろした。また、サンダース氏が語っているように判断力がお粗末で、絶えず女性であることを切り札にしているのは悲しいことだとも断じた。
サンダース氏はCNNとの会見で、トランプ氏のこの発言に触れ、クリントン氏についてそのような言葉を使ったことはないと反論した。


それにしてもトランプ、自分のお騒がせデマが、民主党にも通用すると思っている。
こういう人が大統領両候補に選ばれる、この状況を許した共和党執行部は、今後自分たちの姿勢を多いに反省するべきだ。


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