密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

山本太郎氏が暴力?いやこの強行採決こそ暴力

カナダの森林火災の煙が、ワシントンDCまで到達。飛行機が視界不良で欠航したり、呼吸困難などで病院に運ばれる人も出ている。うちの周りは、全体に黄色いフィルターがかかっているみたいで、そのに出ると、木を燃やす暖炉の匂いが充満している。少しなら平気かもしれないが長くそこにいると気分が悪くなりそうだ。NYはあまり山火事は起こらない、主な自然災害は雪。カナダケベックは約380万ヘクタールが焼失し、推定2万183人が現在避難しているというのだから、大変なことだ。ワシントンの大気質指数(AQI)は同日、182と「不健康」な水準、まだ先が見えない。しばらく外出を控えて、黄色い世界で生きていくことになる。


さて、入管法強行採決、怒号が飛び交う中、山本太郎議員が委員長の採決阻止に向けて人垣を乗り越えようと試みた。かなりなんども。この光景は2015年参院特別委員会の鴻池祥肇委員長の席を取り囲む国会議員たちを乗り越え、採決用紙を奪おうとした小西議員、そして、狙いすましたように彼の横っつら殴りつけたヒゲの隊長こと佐藤正久議員の剣をもい起こさせる。

元自衛官って怖いな。暴力の使いどころを熟知している。そういう人が議員で、暴力そのものの強行採決を、暴力で守護している。


今回は、山本氏を殴りにかかる議員はいなかったようだが(何度も引き摺り下ろされていたので、下の方の見えないところで殴る蹴るされていたのではないかと心配になる)暴力はやめろ!!議論でやれよ!!などという声を山本議員にかける人間がいたが、それこそ”おまいう” 議論でというなら強行採決などという議論の否定を行わず、納得がいくまで議論すべきだ。しかも、嘘や隠蔽が発覚し、入管の暗黒体質は追及を受け、光と風を入れなくてはならない状態が明白だ。それにしても、政府はなぜ、この旧態然の入管を守ろうと必死なのだろう。



2023年6月8日 法務委員会 強行採決