密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

MoMAで暴行 荒れるNYC

昨日、MoMA(近代美術館)で男が刃物を振り回し、職員に怪我を負わせた事件があった。


この男は、受付で会員証が失効していると断られたことに腹を立て、受付デスクを飛び越えて職員らを襲ったようだ。失効の理由は度重なる不品行によるもの。自業自得なのだ。


最近アジア系はの暴力が多発するクィーンズあたりの地下鉄なら、さもありなんという雰囲気があるが、MoMAは57St、セントラル・パークに程近く マンハッタンの中でももっとも犯罪に縁遠い地域にある。大通りには、グッチ・プラダなどの高級ブランドが並ぶ。


普通会員年会費$110〜200ドル入場無料ゲスト割引(S会員は$600)のサービス。コロナでしばらく行っていないが、2年前で入場料20ドル。NYCに住んでいる人なら、10回行けば元が取れ、MoMAデザインショップや売店の割引、企画やイベントの案内などあって、それほど高額とは思えない。NYCに住む美術好きの必須アイテム。


現場のエントランスは、とても広く待ち合わせの人たちが座れるソファーエリアもあり、映像作品が流れている。カウンターもオープンで、こんなところで刃物を振り光景など想像できない。

MoMaと言えばこの、モネの睡蓮 本当に美しい



2名の職員は命の別条はないものの、背中や鎖骨、首の後ろを刺されたそうだ。恐ろしい体験だっただろう。心の傷も心配だ。


暴れた男も、もちろん美術好きだったのだろう。ある程度余裕のある人でなければ会員になろうなどとは思わないだろうに、一体何があったのか? 全体に心が荒れている。


コロナの影響で、NYCが物騒になっているというのは感じていたが、まさかMoMAで、というのはショックだった。


個人の暴力から国家の暴力まで、空気に危機感が満ちている。こういう時こそ、自分の足元をしっかり見て暮らすことが大事と考える。




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