密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ワクチン接種できなくても、何が何でもオリンピックという風潮

昨日、コロナ蔓延以来初めてレストランで食事をした。ダウンタウンの店で、外のテーブルでブランチ。久々にミモザも飲んだ。ずっとできなかった家族の会食。その席で、顔を見せてない2番目の妹のP夫妻、なんと彼女の息子家族がコロナに感染したのだそうだ。
それが、赤ちゃんをデーケアに預けて、赤ちゃんが感染、そこからパパママも感染してしまったという。彼らと接触のあったPさん夫妻は陰性であるが(すぐに検査受けられる)、自己隔離している。色々予想もつかない経路で感染する。その上、変異種の感染力はより強い。ワクチンがあればいいというものではなく、接種後も全体的に一定数に縮小するまでは、マスク・接触・消毒の生活は続けなければならない、と看護師をしている妹のJさんは言っていた。


森喜朗辞任を受けて、イメージ一新の橋本聖子代表+丸川珠代五輪担当相の”わきまえたウーマンパワー”(東京都知事も女性だ。)で新たに、オリパラ実現に向けて一丸となろう的な空気ができてしまっているように思える。どういうわけか、国会 TVなどでも、やる前提で話している。超訳G 7で支持を得た宣伝も後押しし、やる前提に疑義を挟むことが、遠慮気味の感じになっているのが、怖い日本。


実際、ワクチン配布で混乱 国はリーダーシップを放棄し、地方に丸投げ。問い合わせは
ファイザーに直接しろと言われた自治体もあるという。

新型コロナウイルスワクチンの65歳以上への優先接種が4月12日から一部で始まるが、各自治体へ届くワクチンはごく少量だ。感染者数が全国でも飛び抜けて多い東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の担当者は「どこに配ったらいいのか」と頭を悩ませる。(小倉貞俊、飯田樹与、志村彰太、中谷秀樹)
◆「配分する自治体は、どうやって選ばれるの」

都内で優先接種の対象となる高齢者は約310万人。都には4月中に3回に分け、ワクチン計44箱が供給される予定だ。1箱は195バイアル(瓶)入り。1瓶から5回分のワクチンを採取するので、1人2回接種として2万1450人分となり、当初は0.7%の人にしか行き渡らない計算だ。しかも12日までに到着見込みの第1便は約2000人分にすぎない。
 「ワクチンを配分する自治体は、どうやって選ばれるのか」
 都には複数の区市町村から、こうした問い合わせが相次いでいる。都によると、ワクチンは超低温での管理が必要なため、箱の中身を分散して配ることはできない。2回接種を前提とすると2箱を1組とするため、最大でも22自治体にしか届かない。
◆「これほどのワクチン不足 想定されず」
 小池百合子知事は「地域や自治体の皆さんの話を聞きながら進める。効率よく納得がいく方法はどういう形があるか、シミュレーションしていきたい」との姿勢だが、調整はこれから。


都の担当者は「国からは自治体の人口や高齢者数、感染の広がりを参考にするよう示されている。早急に決めたい」と説明。ただ「当初はこれほどまでのワクチン不足が想定されていなかった。都よりむしろ、わずかな接種対象者を選ばねばならない区市町村の方が、よりシビアな対応を迫られかねない」と案じる。
 神奈川県にも4月中に44箱が届く。県は近く、市町村から場所や医療人材の確保など、接種に向けた準備が整っているかを聞き取るが、4月分は「あまり小分けにはしない」方針のため、配分先の市町村は限られる。聞き取った結果を基に、高齢者数や高齢者施設のクラスター(感染者集団)発生数などを判断材料に配分先を決める。
◆「丸投げされても…。どう配るか重い宿題」
 埼玉県の担当者は「試行的に行う量としても少なすぎる」とこぼす。県内の65歳以上の高齢者193万6000人に対し、第1便で届くのは約1000人分。配布先の基準も示されておらず「丸投げされても…。どう配るか重い宿題を課された」とため息をついた。
 千葉県の担当者は「早く市町村に伝えなければという思いもあるが、ワクチンをどのように配分するかは、今のところ全く未定」と話している。


都の担当者は「国からは自治体の人口や高齢者数、感染の広がりを参考にするよう示されている。早急に決めたい」と説明。ただ「当初はこれほどまでのワクチン不足が想定されていなかった。都よりむしろ、わずかな接種対象者を選ばねばならない区市町村の方が、よりシビアな対応を迫られかねない」と案じる。
 神奈川県にも4月中に44箱が届く。県は近く、市町村から場所や医療人材の確保など、接種に向けた準備が整っているかを聞き取るが、4月分は「あまり小分けにはしない」方針のため、配分先の市町村は限られる。聞き取った結果を基に、高齢者数や高齢者施設のクラスター(感染者集団)発生数などを判断材料に配分先を決める。
◆「丸投げされても…。どう配るか重い宿題」
 埼玉県の担当者は「試行的に行う量としても少なすぎる」とこぼす。県内の65歳以上の高齢者193万6000人に対し、第1便で届くのは約1000人分。配布先の基準も示されておらず「丸投げされても…。どう配るか重い宿題を課された」とため息をついた。
 千葉県の担当者は「早く市町村に伝えなければという思いもあるが、ワクチンをどのように配分するかは、今のところ全く未定」と話している。


ああ言えば河野、太郎坊ちゃんの屁理屈で責任放棄

河野太郎行政改革担当相は1日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスの高齢者分ワクチンのうち、各都道府県に当初届く1000~2000人分について、接種を行う市区町村が対象者を選ぶ際に「1箱でも1000箱でも順番をつけないといけないのは同じ」と語った。野党はワクチンが少なすぎるため、打つ順番を巡り住民に不公平感や混乱が生じる事態を懸念し、自治体任せの対応も批判した。
 河野氏は、接種対象者に届く接種券(クーポン券)について「自治体は常にどういう順番で券を送るか考えないといけない。国が『こう考えて』というわけにはいかない」と指摘した。
 立憲民主党の辻元清美氏はワクチンが少量のため「なぜ私のところには来ないのか、と混乱の元になる。自治体に送ったら丸投げではいけない」と批判した。
 65歳以上の高齢者3600万人のワクチン接種に向け、政府は4月5日の週に人口上位の東京都、神奈川県、大阪府へ各2000人分、他の道府県には1000人分を送り、12日から各地の市区町村が接種を始める予定を描く。その後は12日と19日の週にそれぞれ3都府県は各1万人分、他の道府県は各5000人分を追加発送する。全国すべての市区町村に行き渡る量を送るのは26日以降としている。(井上峻輔)


接種券?券を送る?まさか郵送ではないでしょうね? 厚労省のHPを見ても、輸入配布経路とか接種者の条件とかもろもろ書いてあるが、単純な『全国共有クーポン券』なるものがどういうものか、どういう形で配布されるかがわからない(いやどこかに書いてあるのかもしれないが、文字が多すぎてわからない。最近の官庁のHPの特徴はゲームの攻略本のようで、スチュエーション設定をこれでもかとして、それについて事細かに検証し、肝心のことは書いていない)https://www.mhlw.go.jp/content/000721693.pdf


スマホが普及し、その上でマイナンバーだ、デジタル省だと、この非常時の中で体制を作るという、ふざけた泥縄を行なっている政府は、結局アベノマスクだの接種券だのというものをアナログに郵送する。こういう方法では、時間とお金がかかるばかりでかつ混乱を生む。



国民も、ワクチン輸入計画がはっきりすれば、焦って苦情を言う人もいなくなる。
それと、ワクチンを打った途端、体制コロナスーパー日本人になれるわけではない。
ワクチンは確保したから大丈夫です、と菅総理が胸を張った時、そうはいかないだろうと思った。そして、その時予想したことを上回る不手際と無責任を日本政府は行なっている。


そしてこんな政府がオリンピックをやったら、どうなるのか?考えるだに恐ろしい。
辻元議員でさえ、無観客でないと、、などとゆるい聴き方をしている(辻元流導入部をソフトにしている?)しかも菅総理は安心安全な開催などと、夢遊病のような寝言を繰り返す。


だいたい安心安全の基準はあるのか? 今この夏時点で、安心安全が確保できている国は、
感染者0を謳う北朝鮮くらいなものだろう。
風邪だって治り際が肝心で、アメリカでもやっとワクチンをいきわらせたそのタイミングで、アスリートとそのスタッフ、報道関係者等を日本に送り出して、抑え込みつつある壁に穴を開け地だろうか? バイデン大統領なら科学的見地に基づいて、妥当でなけらば不参加を決定するだろうし、今のアメリカの”空気”からすると、反発の失望も起こらないだろう。


オリパラは、政権とオリンピック委員会が暴走している。来年なら本当にコロナ収束の世界採点になっただろう。思い出そう、IOCが2年延期と提案した時、誰が、一年と言い張ったか。自分が総理でオリンピックをしたかったために、そしてお祭り気分の再選政権維持の夢を見た、トンズラ中の安倍晋三のことを忘れてはならない。


『為せば成る、為さねばならぬ、何事も、成さぬは人の為さぬなりけり』これ、おじいちゃんの座右の銘だ。子供の頃弱音を吐くと必ず言われた。米沢藩再生に努めた上杉鷹山藩主ならではの覚悟と藩民への啓蒙を表しているが、今宰相の菅義偉が同じ信念を持つのは、いささか、狂っているだろう。コロナからの国の再生のためなら、こう覚悟するのはわかるが、自分のプライド、権力誇示だけでは、酷く寂しい。また感染病蔓延化の国際的お祭りを推し進める行為は国を滅ぼす。


今の日本政府に、夏までにきちんと計画どうり(計画があればだが、、、)、全国民のワクチン接種を受けさせることは無理だ。ワクチン接種状況を無視し、数万人の様々な国の人を受け入れ、検査も隔離期間も設けず、またぞろ変なアプリに大枚をはたき、きっとボロボロ不備が出るだろう。その結果、日本は変異種が集うコロナの祭典、ウイルス培養のシャーレと化す。


『勇気ある撤退』、歴史上、何度もこれに失敗してきた日本の指導部。最近世論が強くなっている。良識ある国民の手で思いとどまらせなくてはならない(アスリートがかわいそう、というのは、自衛隊がかわいそうと同じレトリックだ。政府はアスリートのことも、自衛隊のことも親身に考えていない)


まあどれだけ、”為せば成る”と唱えても、相手が付いてこなければどのみち、”為らぬは人の同意なかりけり”だ。


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