密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

前田ハウス・SWSXは、閣僚・官僚の海外視察旅行で行われているお楽しみ外遊の一例

前田ハウスとSWSXの国会追求は、前田氏が「前田ハウス」と名付けたシェアハウスの一室でパーティーを開き電通関係者が参加したことを問題視、それが現在「持続化給付金」事業を受託する一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」理事であり癒着を疑われる点だ。


だた、政府の人間が、海外視察に企業関係者を同行させることは、これまでも大っぴらに行われている。その際政府専用機に同乗させることはOUT、私費で経費を賄っていれば、そう責められない状況にある。そして今まで、その同行が利益供与・癒着につながると言う追及がそれほどなされてこなかった。それは安倍総理に代表される企業人との大名行列、国を介してのビジネスチャンス早出は問題ないとされてきた? しかし今回は、海外のビジネスチャンスではなく、持続化給付金という国民の窮状を救うべき勢の再分配から、掠めとるシステムを作っていたということで、批判を受けている。


でも、国と国とのビジネスチャンス創出で、特定企業トップをどう選んで参加許可したのか?などは不問に付されている。前田長官が、自費でSWSXに訪れた邦人を集めて、前田ハウスでパーティーを開いて、交流会という名の飲み会を行なっていた、として、40−30人集まる(アサヒは100人と報じていたが)そこから癒着ができたというのを証明するには、弱い+難しいのではないかと思う。


しかし、前の記事にも書いたが、前田氏が国会で説明していることで不可解、不自然な点は、SWSXと言う視察場所の選択理由と、前田ハウスの賃貸等にまつわる、募集チラシにある金額の問題だ。


これは、ゴールデンウィークなどで恒例に行われている、公費による閣僚・官僚の海外視察旅行の要素が、ここで行われているのではないかと感じられる。不必要な外遊、公務に名を借りた、趣味・楽しみが主眼の視察が、海外であることをいいことに、血税の私物化の、典型的な事例ではないかと思う。


追及する野党側も、まずSWSXの認識があやふやで、誤解も見られる。オバマ氏やウォーレン氏がパネリストとして参加したことから、原口議員は、政治コンファレンス、笠井議員はアメリカ最大のビジネスイベントと表現しているが、これが全貌としてしまうのは誤りである。


1987年からスタートした、ミュージック・映画・映像の一大フェスティバルで、これはアメリカの主眼のビジネスでもあり、国の根幹を支える文化でもある。そこに近年はコンピューターゲーム業界が参入し、加えてコンピュータービジネス、統計や新しい構想・都市計画、新知識の提示、技術の公開などが、勉強会・意見交換のコンファレンスとして行われるようになった。
SXSW Conference Becomes A Unified Event With 24 Tracks Across Interactive, Film, Music & Convergence Interactive: Jennifer Doudna, Adam Grant, and Yasmin Green | Film: Lee Daniels, Gareth Edwards, and Jill Soloway | Music: Garth Brooks, Zane Lowe, and Nile Rodgers | Convergence: Cory Richards and Jessica ShortallSXSWカンファレンスは、インタラクティブ、映画、音楽、コンバージェンスをまたがるエリア内の24箇所にまたがるイベントである。会場の地図はこれ
https://www.sxsw.com/wp-content/uploads/2019/02/19_SXSW_Film-Downtown-Map.pdf
(パネラー)インタラクティブ:Jennifer Doudna、Adam Grant、Yasmin Green | 映画:リー・ダニエルズ、ガレス・エドワーズ、ジル・ソロウェイ| 音楽:Garth Brooks、Zane Lowe、Nileなど。
インタラクティブ=インターネット等による双方向コミュニケーション
コンバージェンス=ITの分野では、従来は互いに接点のない異なる存在だった複数のメディアやサービス、業界などがデジタル技術で融合・統合していく方法論や技術


原口氏はリベラルな政治と関係があると思っているようだが、ハリウッドもブロードウェーもインディペンデントもシリコンバレーも民主党支持であるので、こうした人たちが主催ているSWSXにオバマ氏やウォーレン氏が来れば大盛り上がりだ(オバマ氏は2016年にスピーカーとして招かれている。もちろん大の映画好きのオバマ氏は、大いに楽しんだだろう)スーパーシティー構想なんかの情報収拾には役に立つから怪しげな国家戦略特別区域諮問会議などが視察名目とするなら頷ける。


前田氏は通商産業省入省いらん通商畑を歩んで、中小企業庁長官。特に外国関係の部署・海外留学長期研修と言う経歴は見当たらない。とすれば、講演会が主眼としての視察というのも、どうも難しいのではないか?と思う。IT業界であれば、インド系のパネラーなども当然いて、彼らの英語は、大変癖がある。彼らにとっては母国語でもあるインド系英語は、外国人が理解するのは、結構厳しい。米英語と英英語でもアメリカ人でさへ理解できない時がある。(前田氏が天性の英語のレスニング能力があれば別だが。)


コンサートや、上映会、映像を駆使した新空間(チームラボみたいな感じの)は英語ある程度わかれば、あるいは、わからなくても、楽しめるだろうが、原口氏が同情的共感を持って期待する、”日本も世界に発信する機会は多いにやってください” なんて、まず、この視察では無理だろう。日本の、映画監督、音楽家、パフォーマンサー、コンピューター映像作家等の参加を支援する方が日本の発信として、有効だし、よほど大切だ(でも、こういう支援は渋いんだよ日本政府は)。
前田氏は公務であるなら、どのコンファレンスに参加したのかレポートを出すべきだ。


そして、前田ハウス、これも日本とアメリカの習慣の違い、認識のズレをごまかしに使っている答弁が見て取れる。前にも書いたが、中小企業庁前田泰宏長官公務で訪れたSXSWフェスティバルと前田ハウスの違和感 - 密接な関係にある他国から
今回、実際のバケーションレンタルサイトで条件を設定して調べてみた。


チラシにある、雑魚寝が不可能なのは、通常バケーションレンタルは、ベットの数、サイズで収容人数を提示している。5人用の部屋に15人が雑魚寝などあり得ない、いや許されないのだ。かつ15人もの人であれば、3−4のトイレ・バスルームが必要なのは当然。来年の3月12日(SWSX開催時期)から6泊7日でSWSXエリアに徒歩可能という条件で検索してみると、最安値18人キャパ一泊最安値$799House Rules Max guests: 22


人数を減らした16人(15人+前田氏・借りたお友達は泊まれない)キャパで$693.57
ここが、見た感じが近い。しかし、House Rulesには、 Max guests: 16 We charge a $25/person/night extra guest fee for each guest over 5 at this property to help cover the cost of additional linens & household supplies.追加のシーツ・ブランケットと家庭用品の費用を賄うため、当宿泊施設では5名以上のゲストごとに1人あたり1泊25ドルの追加ゲスト料金を請求しています。つまり、+250ドルなので、一泊950ドルX6泊=$57000+清掃代と税金 (もちろん一泊2000−4000ドルというところもあるがプールなどがついている大きな豪邸なので、SWSX徒歩圏内では、ほとんど見つからない。)


前田チラシにをもとに、1泊25000円x6日(15万円)X16人=240万円と仮定して、実質レンタル代は、1000ドルX6=6000ドル(644181円)。65万計算で差額175万円。
お友達ぼろ儲け。一万円をパーティー代で16人X6回で96万円に、宿泊者以外のパーティー参加者の参加費(驕りだったらこれも問題だ)30人として一万円なら、30万円X6 ら180万 軽食パーティーだけで、6日260万円って、あり得ないでしょう。


パーティー代もまとめて振り込みなので、ここでもお友達ぼろ儲け。
前田氏も自分用21万円を友人に振り込んでいる。自分の日本から来たゲストがいるのに、1日早く帰っている。あくまで自分は第三者的な見せ方?


これをはっきりさせるには、前田氏のお友達に取材し、ぼろ儲けの前田 フレンドSWSXツアーの明細等を提出いただく他はない。またお友達がアメリカ在住者で、税金をアメリカで払っている場合、これだけの額の収入が口座にある場合、税金で申告が必要だし、
前田さんのコネクションでこれだけ濡れ手で粟の儲けをさせてもらって、何も見返りなし、というのはあまりに厚かましいのでは? だいたい友人を介して借りる必要は全くない。ネットで申し込み、PayPalで支払いだ。 お友達を儲けさせるための親切だとするにしても、ぼり過ぎで公務員が自分の人脈を使ってやるのは問題なのでは?


と変なことだらけ。案外前田氏は、電通の人と会ったことなどは問題にならないと知っていて、でも、このツアービジネスを深掘りされたら困るのではないか。と思う。


今回は、別のルートで明るみに出たが、海外の視察といって、国内では精査できないことを利用して、適当なお楽しみ海外視察が横行してきたように思う。
こういうことを野放しにしておくから、馬鹿大臣どものゴールデンウイーク海外視察ツアー。与党議員、利権のキックバック、政党助成金、官房機密費で補填、コロナかでも、病欠扱いでも、逮捕マジかで国会休んでいても、高額ボーナスももらって、海外旅行も税金で、まさに、腐敗政治家官僚のこの世の春だ。



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