密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

”拉致問題を明確に提起”どう提起したかが問題だ。

G7では『シンゾーどう考える』『シンゾーの意見に従うよ』とシンゾーを頼りっきりだった(W)トランプ(トンデモ産経新聞より)が、どうしたわけか、新しいお友達に夢中。


金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長はトランプ大統領に米韓合同軍事演習の中断を求め、トランプ氏が「理解を示した」と言い、トランプ氏は両国間の「善意の対話」が進んでいる間は米韓演習を中止するとし、関係改善が進めば対北朝鮮制裁を解除できるとの意向も表明したという。(ハフィントンポストより)


また、(北朝鮮の将来について問われ)「彼らはすばらしいビーチを持っている。彼らが太平洋に向けて砲撃するとき、いつも見るだろう。きっとすてきなコンドミニアムが建つだろう。それを説明したんだ。砲撃をするのではなく、世界最高のホテルを建てられると。見込みのある不動産としてみるべきだ」(朝日デジタルより)


わかりきっていたことだが、トランプにとって北朝鮮開発はビックビジネスチャンス以外の何物でもない。だから、誰がなんと言おうと、弱腰と言われないポーズをとりつつ、結局は会談でうまく繋げたいと思っている。もはや彼の目にはトランプホテル平壌が見えているだろう。金正恩にとっても、歴代アメリカ大統領の中で、一番わかりやすく、民主主義だの人権だの、人道的責任だのと1円・1セントにもならないことを言わず、直裁に利益・お金に動くトランプは扱いやすい相手だろう。シンゾーのアホで退屈なおべっかと小さな小さなプレゼントなんて目じゃない。


また肝心の非核化について、日本政府がこれまで主張してきた非核化の具体的な期限や「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)との文言のない、まあスルー状態。どこが『シンゾーの意見に従うよ』なんだよ!!


そして、完無視されていても、こう言わざるを得ないだろう、拉致問題。

ー前文略ー
「拉致」問題提起に感謝
「そして、私たちにとって、日本にとって重要な、大切な拉致問題について、先般トランプ大統領に対して私からお話ししたことを、しっかりと言及していただいたことを高く評価いたします。


拉致問題について明確に提起していただいたことについて、トランプ大統領に感謝したいと思っています。


詳細については、トランプ大統領と電話でお話しをして伺いたいと思っております。


今後も拉致、核、ミサイルといった北朝鮮をめぐる諸懸案について解決を目指して、日米で、日米韓で、また中国・ロシア、国際社会としっかりと連携しながら全力を尽くしていきたい。こう考えております。


もちろん、拉致問題については、日本が直接、しっかりと北朝鮮と向き合い、二国間で解決していかなければいけないと決意をしております」



どうかなぁ、仔細に伺うほどのこともないと思うよ。言及=mention つまり、『キムくん、シンゾーが拉致問題で君と話したいと言っていたよ。』これが英語のニュアンスでのmentionである。”拉致問題について明確に提起していただいた”とどうしてわかるのよ?拉致問題に対しての問題提起は日本がトランプ行ったこと。トランプが提起したわけではないしまた提起する気もないだろう。そんな面倒なこと、自分の利益にならないことにエネルギーを使わない、そういうやつだトランプは。今は、トランプホテル平壌で頭がいっぱいだったりして。


結局、何度もトランプに泣きついて、国内ではトランプ大統領の協力太鼓判みたいに宣伝して引っ込みがつかない安倍シンゾー。
蓋を開けたらどうだったか。周知の通り、合意文書では拉致問題の「ら」の字もなく、トランプ大統領も会見で「提起した」とごくごく簡単に述べたのみ。「提起」の内容については一切明かさず、金委員長の反応はおろか、会話のシチュエーションすら説明がなかった。(リテラより)


やはり、お義理の、言及=mentionだった。それを薄々分かっているので、安倍シンゾーは自己完結「もちろん、拉致問題については、日本が直接、しっかりと北朝鮮と向き合い、二国間で解決していかなければいけないと決意をしております」 そもそもそれしかないでしょう。自分が手を尽くさず、人に頼んで解決なんて、いかにもあまちゃんの坊々丸出しだ。しかし、今から”日本が直接、しっかりと北朝鮮と向き合い、二国間で解決していかなければいけないと決意”を持ったとしても、ここまで蚊帳の外、というか周辺諸国の嫌われ者になっている安倍。誰も協力してくれないと思うよ。


安倍に散々政治利用され振り回された被害者家族の苦痛と心労を思うと、本当にお気の毒ではあるが、拉致問題の解決は、安倍首相辞任、内閣総辞職から始めないと進展しないだろう。逆に言えば、頭のいい交渉力のある、歴史の責任をしっかり認め見つめる新しいリーダーを誕生させれば、安倍がひどかっただけに、中韓朝も歩み寄ってくれる可能性があるということだ。米国の後ろ盾なんかより、隣国の信頼関係の樹立の方が、より解決に近づく道だろうと思う。


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