密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

「3党物語」は、つまりグダグダ民進党に戻る物語

分裂・踏み絵騒動の後、民進党は変わるのか?と期待したが、相変わらず残念な民進党のままである。たった一人で新党立ち上げ会見に臨んだ枝野氏、そしてまさかの大躍進で野党第1党となった、立憲民主党は、国民が民進党に何を望み続けているかを肌で感じたはずだ。だから、枝野氏は安易なかつての仲間意識ベースの連携に慎重なのだろう。そんなことをすれば、国民の期待は失望に変わり、即座に萎んでゆくとわかっているからだ。


無所属立候補の民進重鎮たちは、希望離党者の受け皿として保守中道路線を進み、極右政党希望の党とは距離置くと思っていたが、どうもそうではないらしい。


大塚新代表は、かつての民進仲間で連携し、グダグダブレブレ民進党を再生しようと志しているようだ。かつ、2年間の野党共闘を育て、自主的に候補取り下げを行い、この民進分裂の危機、自民党とその危ないの補完勢力希望の党(小池氏は当初取って代わる大逆転を期待していた?)の支配の危機を救った共産党に、まだアレルギーを隠さない新代表。


つくづく残念な民進党である。



大塚耕平・民進党代表(発言録)


 (東京、大阪、愛知の3知事が連携すると発表した)「3都物語」から始まった今回の総選挙だったが、これからは(立憲民主党、希望の党、民進党の)「3党物語」でしっかり連携して政権交代に向けて歩みを進めたい。ただし、それぞれ友党の皆さんは皆さんなりのお考えと立場があるので、まずは真摯(しんし)に公党同士で向き合って信頼関係を構築していく。(参院議員の)皆さんはそういう気持ちで国会に向き合っていただければ幸いです。


 自民党の(全有権者数から算出した)絶対得票率は25%で議席占有率は75%。比例得票数は33%。どちらの数字を見ても3割政権としか言えない。我々は3党物語で3割政権をしっかり倒していく。(国会内の党参院議員総会で)


こういう、民意が見えない、自分たちの力を過信するピントのずれた保守派議員が、民進党を残念な党に堕してきたということがはっきりわかる。
そしてその面目躍如が『3党物語』だ。


もちろん議題によっては希望とも連携すると、共産党小池氏が記者会見で語ったように、議題によっては”安倍暴政”に対峙する明快な対立軸があれば、それもいい。しかし、民進党を見ていればわかるように、彼らに主導権を与えたり、信頼したりすれば、いつ手のひら返しをされるかわかなない。


小池派とオリジナル希望、第一次離党組と後の合流組、の間で主導権争いが起こっているという。おめおめ民進党に戻るより、希望を乗っ取り、理想の保守民進党にしようと画策している向きもある。しかし、小池氏代表の地位に一切手がつけられないように規約がなっている(健康上の理由以外での代表解任はできない、と明文化されているらしい)以上、民進議員による希望乗っ取りは完成できない。民進党の内輪揉め体質がそのまま希望に移行したことだけは間違いない。


枝野氏は、しっかり眉に唾して、安易な仲間合流を退けなくてはならない。
民進党参議院議員にもリベラル派が多いと聞く。大塚新代表が、共産排除路線を貫き、希望と連携、合流を模索すれば、離党して立民はという動きも出てくるだろう。もう後戻りはできないのだ。いい加減、かつて与党だったプライドや、保守二大政党などという夢から覚めないと、またいても自民党に利する原因となるだろう。



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