密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

乱立告発 昭恵夫人・夫人付き職員 国家公務員法違反

ついこの前、「森友デモ実行委員会・告発プロジェクト」が安倍夫妻を刑事告発する騒ぎがあり、これについて多方面から賛否が示された。当ブログも、急いては事を仕損じる。安倍夫妻刑事告発 - 密接な関係にある他国からと題して意見を書いた。


この件の賛同者に名前が挙がっている、ジャーナリスト田中龍作氏はご自身のサイトでこう取り上げている。田中龍作ジャーナル | 【アベ友疑獄】昭恵刑事告発はオウンゴールか 小沢代表「時期尚早」


そしてここへきて、昭恵氏と夫人付き職員に絞っての告発が、また2件出されている。

安倍晋三首相の妻、昭恵氏が昨夏の参院選で候補者の応援に行った際、首相夫人付の政府職員を同行させたのは国家公務員法(政治的行為の制限)違反にあたる疑いがあるとして、元大阪高検公安部長の三井環(たまき)氏が20日、昭恵氏と夫人付職員3人に対する告発状を東京地検特捜部に送付した。


 告発状によると、職員3人は昨年6月22日~7月9日の計14回、昭恵氏の選挙応援に同行。三井氏は、これらが昭恵氏と職員が共謀して行った選挙運動に該当すると主張している。三井氏は取材に対し、「政権が国家公務員を使って選挙活動をしたことは大問題」と話した。



学校法人「森友学園」(大阪市)が大阪府豊中市の旧国有地で目指した小学校建設を巡り、国の予算措置の方針を学園側に漏えいしたとして、高松市の男性が、安倍昭恵首相夫人と夫人付の政府職員に対する国家公務員法違反容疑の告発状を大阪地検特捜部に提出したことが19日、分かった。


 特捜部は内容を慎重に検討し、受理するかどうか判断する。


 告発状によると政府職員は15年秋、学園の籠池泰典氏からの問い合わせに、工事費の立て替え払いは「16年度で予算措置を行う方向で調整中」などと記載した文書を学園側にファクス送信。昭恵夫人は職員の情報漏えいをそそのかしたか、教唆したとしている。



森友学園の問題をめぐり、安倍晋三首相夫人の昭恵氏と夫人付職員だった経済産業省の谷査恵子氏に国家公務員法違反の疑いがあるとして、政治経済誌『日本タイムズ』発行人の川上道大氏は4月18日、検事総長と大阪地検特捜部宛てに告発状を送った。


【告発状の写真はこちら】


 告発状では、昭恵氏の夫人付職員だった谷氏は2015年10月~11月、森友学園側から「小学校敷地に関する国有地の売買予約付定期借地契約」について問い合わせを受け、国家公務員でありながら、職務上知り得た秘密を森友学園に漏えいした疑いがあると指摘。昭恵氏は首相夫人という優越的立場から谷氏に対し、秘密漏えいを教唆した疑いがあると主張している。


 川上氏は3月、森友学園が「瑞穂の國記念小學院」の建設をめぐり、補助金を国土交通省に水増し請求したとして、同学園の籠池泰典前理事長を補助金適正化法違反容疑で大阪地検に刑事告発し、受理されている。


 川上氏は今回、昭恵、谷両氏を告発した理由を本誌にこう語った。


「籠池氏を告発したのは、背後にいる大物、黒幕、巨悪を捜査であぶり出し、事件の真相を解明してほしいからです。今の国会では、何も解明されていない。昭恵氏は記者会見もせず、証人喚問にも応じていません。国民はモヤモヤするばかり。籠池氏への告発に加え、近畿財務局職員への告発も受理されています。安倍首相への忖度さえなければ、今回の告発も受理されるはずです」


 検察はこの告発を受理するのか、否か。注目される。(ジャーナリスト・今西憲之)


元大阪高検公安部長の三井環氏+市民グループが東京地検特捜部に告発状を送付。公務員の選挙活動随行による国家公務員法違反。
政治経済誌『日本タイムズ』発行人の川上道大氏が大阪地検特捜部に、告発状を送った。職務上知り得た秘密を漏えいした、教唆の疑いによる国家公務員法違反。

中日記事の、高松市の男性=川上道大氏だろう。そうでなければ同時期に4件の告発となる。


今回の2件はきちんと絞った罪状と、昭恵氏と彼女に随行していた政府職員に絞られている。
野党が国会でどれだけ招致を求めても、安倍首相以下自民党は、これを死守するだろうから、彼女を告発し、法廷で証言させることは合理的である。


しかも、森友デモ実行委員会の場合と違い、私人である昭恵氏への告発である。現職総理への告発などということは、相手もプロの大物政治家でよほど用心深く防御壁を張り巡らせているだろうから、単なる憤りや勢いで法的糾弾はするべきではない。しかし、昭恵夫人へのそうした面は壁が薄いように思う。


さて両地裁特捜部は、国民の注目の集める告発にどう対処するのだろうか?司法と官邸の癒着・忖度の度合いを測る、試金石である。


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