密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ワグネル反乱全体主義弱さ露呈+「いけ背番号****、お国のために死んでこい!!」

未だ誰がやったのか確定していない、ウクライナ南部カホフカ・ダムの破壊。住民の被害はもちろん、大きなダメージで復興は今後長引くだろう。

この困難にも、ウクライナは一枚岩で混乱と戦っているのだが、ロシアは軍事指導者の間でも亀裂が起こっているらしい。
ロシアのウクライナへの侵略が始まって1年を超え、経済制裁もあり、軍事費や人的資源に無理が出ているとみられている。民間軍事会社ワグネルのトップ・プリゴジン氏とプーチン大統領との諍いが、表面化し、反乱か?と懸念された。実際プリゴジン氏はこれに先立ち、配下の戦闘員がロシア国内2都市の軍事施設を掌握したと明らかにしていた。

(CNN) ロシアのプーチン大統領は24日、演説を行い、「反逆」や武装反乱の道を歩む者は「処罰される」と警告した。準軍事組織ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏はこれに先立ち、配下の戦闘員がロシア国内2都市の軍事施設を掌握したと明らかにしていた。


プーチン氏は国民への演説で「前線で戦う者に対する裏切り行為は、国の背中を刺すことに等しい」と発言。「武装反乱」を企てる者への厳しい対応と処罰を約束した。


演説に先立ち、プリゴジン氏はウクライナ戦争への対応を巡り、ロシアの安全保障エスタブリッシュメント(既得権益層)との対立を劇的にエスカレートさせていた。


プリゴジン氏は、ロシア南部ロストフ州ロストフナドヌーを封鎖する考えを表明。ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長と市内で面会できなければ、首都モスクワに進軍すると言明した。ロストフナドヌーには南部軍管区の本部が置かれている。


プーチン氏は演説でロストフでの出来事を反乱と形容し、「武装蜂起が起きているロストフナドヌーの状況は依然難しい。ロストフでは民間や軍の行政機関が基本的に封鎖されている」との認識を示した。


プリゴジン氏はロシア軍がワグネルの軍事拠点を攻撃し、「膨大な数」の戦闘員を殺害したと非難。一方、ロシア国防省はこの主張を否定し、「情報による挑発」と形容している。


プリゴジン氏の部隊はロシアによるウクライナ侵攻で主要な役割を果たしてきた。SNSテレグラムに投稿した23、24両日のメッセージでは、ウクライナのロシア支配地域に隣接するロストフ州に部隊を移動させる考えを示し、道をふさぐものは「全て破壊する」用意があると表明した。


味方同士の潰し合い?プーチンは徹底抗戦、しかし対ウクライナも含め、武器の不足に言及している。ロシアの全体主義が壊れ始めているのかもしれない。


この戦争慣れした人々の頭の中は、彼らの価値観だけで動いている。結局は破壊だ。
戦争は一度始めたら、早々は止められない。確実に人生を終わらせられる人々が、そこかしこに積み上がる。それだけの犠牲を払ってまで得るものとは何か?ウクライナは自分の住んでいう場所を侵略され破壊されてもそこを守るために戦う、これはある意味納得のできる理由だが、ロシアは、指導者の妄想、強迫観念から、他国に攻め入って、その国を接収する行動に出て、思ったほど簡単には行かず、多くの損失を出すに至っている。


日本はどうだ?日本は長期戦に向かない。飽きっぽく忘れっぽい。仮想敵国中国だ!!といってみても、経済的には密接な関わりを持ち、国土の広さから、戦って勝てるはずもない。
そんな国が、日本が反撃能力を持ったからって、恐れ入るはずもなく、また帰って
彼らにとっての先制攻撃をしてしまったら、当然バランスのとれた反撃をしてくるだろう。
それでパニックになるのは日本の方だ。
政府は日本はウクライナのようになる!!と脅かして、国民に防衛強化を納得させようとしているが、日本の国民は中国がロシアのように日本に侵略してくる、その理由について政府が冷静な分析を示したことを聞いたことがあるのか?北朝鮮は本当に日本を狙ってミサイルを準備しているのか?世界中で、そのために頭を隠して蹲れ、などという訓練を国民に支持している国が日本以外で他あるのか?自衛隊の基地を洗面的に改装し、地下化します、などろ言っているが、それで日本の国民の安全が守れるのか?
地域住民が焼き殺されても、自衛隊は危機対応基地で戦いつづ蹴られる、それが国防?
国際社会に国の威信を示すために軍事強化、ただそれだけだ。
しかも、『武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。』『陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。』という憲法を持っている国なのだ。


どんな兵器がいくらで弾薬庫を全国配備、そんな計画に胸躍らせていないで、中国との諍いの原因は何か、その上で、アメリカとの付き合い方をどうしてゆくべきか、を国民が理解できるように話し合い、その上で、どのような装備が必要であるかを検討するのが筋だろう。


日本は、ウクライナのようにも、ロシアのようにも戦えないし、中国のようにも、アメリカのようにも戦争に対する俯瞰的視点と計画、戦略も持てやしない。


昨今の日本では、大成功して長者になってイケイケで有能な自分たち以外の人間はクズ、そんな意識を持った人も大勢いて、安倍政権以降とみに倫理観が崩れ、勝てばいい、勝てば無罪放免的な世の中がまかり通りる社会ができた。その後に続く人たちが、”勝ち”を夢見て、”国”の強さを求めている。無能な普通の人は国のために黙って従え、国民に主権があるのがおかしい、などと、とんでもおかしいことを、恥ずかしげもなく平気でかつ大声で発言する。家長=勝ち組で、国家レベルの家父長制復活を目指している。
でも、戦争なんかできる胆力はない。戦いや暴力はコンピューターの中だけ、それが日本人に向いている。


政府は、国民管理システムの完成を、強引に急いでいる。マイナ保健所も、戦後長い時間をかけて国民生活を便利で安全にしようと考えられたシステムを、一元化して管理できるようにデジタル化最優先に押し通し、いろんな人がいるこの社会で混乱を招いた。
それでも、政府が”国”のために国民の個人情報や資産をすぐ使えるように、今頑張って押し通してしまいたい。なぜ?”国”のため。個人の自由を極力制限するため。規格外の生き方、行動、考え方を排除するためだ。 いくら世界第3位の軍事大国になっても、軍事は結局”人”だ。その人を掌握できるシステムが欲しいのだ。


政府に背番号なんかつけられてたまるか!!!という気持ち今あんまりないのかなぁ。
日本は自分の生き方なんてそうそう認めてもらえない国柄だけど、それでも、2000年以降本当に生きづらくなった。マイナンバー返納運動、これ国民が今のバカ政府に抵抗できる大きな手段だと思っている。抵抗しなければ、「いけ背番号****、お国のために死んでこい!!』なんてざまになりかねないから。

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