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ウクライナ学生に難民貴族発言の理事長交代

今月初め、群馬県の日本語学校が身元引き受け人になったウクライナ難民の学生に、前倒しで約束にない学費を要求し、死から支給されているはずの住居や携帯を取り上げると脅したり、かつ自分の主張は教育で正しいと居直っている理事長に非難が集まった。

ウクライナの学生に「難民貴族」や「乞食」。理事長の発言に「絶対に許されない、恥ずべき発言だ」と批判高まる
群馬県の学校法人が、ウクライナから避難してきた学生に対して侮辱するような発言をしたことが、批判されている
Satoko Yasuda 安田 聡子

2023年03月01日 17時27分 JST
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群馬県の学校法人「NIPPON ACADEMY」の理事長が、ウクライナから避難してきた学生を「難民貴族」「乞食」と呼んだことに対し、批判の声が広がっている。
セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使は2月28日、「絶対に許されない、恥ずべき発言」「謝罪しなければならない」とTwitterで憤りをつづった。


問題の発言とその背景


ウクライナからの避難民を「乞食」など侮辱的な言葉で呼んだのは、前橋市の学校法人「NIPPON ACADEMY」の清水澄理事長だ。
NHKによると、同法人はウクライナから避難してきた学生約40人を受け入れ、身元保証人となっていたが、学費の支払いをめぐり16人の学生とトラブルになっている。
学生たちは来日前、「行政の支援を前提に、学費を一定期間無料にする」という説明を受けていたという。
しかし、来日後に通い始めた日本語学校で、無料と聞いていた期間も含めての学費支払いを求められたと主張している。
この問題について清水理事長は2月24日、記者会見を開いた。
テレビ朝日によると、清水理事長は会見で「学費無償は学生が自立するまでの前提」と説明。
さらに「教育活動の一環なんです。学費の請求は。学生さんが、ここまでくると言わざるを得ないけど、はっきり言って乞食になります」「ウクライナの人たちの今の支援状態皆さんご存じですか。はっきり言って『難民貴族』ですよ」などと発言した。



清水理事長によると、学費を請求すると伝えたのは受け入れた後だったという。しかし、同理事長はそのことについて「自立するなら当たり前」と主張。
学費を支払えない学生については「はっきり言って泥棒」とも述べた。


これに対し、ウクライナから避難した学生の一人、ルニン・ウラディスラブさんが27日に記者会見を開いた。
朝日新聞によるとウラディスラブさんは「来日前の説明では学校側から無料と聞いていた期間中も含めて、学費の支払いを求められた」と説明し、「学校側には約束を果たしてほしい」と求めた。
さらに、理事長の発言に対して「確かに私たちは日本社会でよく扱われているが今回は侮辱のために使われた」と述べた。
「アパートを取り上げる」の発言も


テレビ朝日によると、学校側は学生に対し「学費を納めなければアパートやスマホを取り上げる」とも伝えた。
しかし、学生たちが暮らしているのは学校ではなく前橋市が提供している市営住宅で、スマートフォンは企業からの無償提供だという。
また、前橋市には、ウクライナから避難してきて日本語学校に通う学生の身元保証人になった場合、個人には30万円、学校は10万円を支給する制度がある。
前橋市によると、NIPPON ACADEMYは学生たちの身元保証人になっており、10万円の申請をしているという。
申請は実績報告が提出された後に決定する形式であり、市は「中身を精査した上で支払いを決めたい」とハフポスト日本版の取材で説明した。


SNSでは「酷すぎる」の声も


NIPPON ACADEMYは2022年3月に、「理念である『平和・環境・共生』を今こそ実現したい」として、30人のウクライナの人達を無償で受け入れると発表した。


今回の清水理事長の「乞食」などの発言はこの理念とは相反する。
さらに、発言は戦争で出身国を追われた人たちに疎外感を感じさせるだけではなく、避難民に対する憎しみを加速させる可能性もある。
ウラディスラブさんたちは、望んで避難民となったわけではない。記者会見では「難民貴族より(戦争のない)平和なウクライナの一般人でいたかった。そうしたら多くの人は死ななかった」とも述べている。
理事長の発言にはSNSで「酷すぎる」「見下している」などの非難の声も投稿されている。


まるで自分が世話してやってる意識で、甘やかしてはいけない、などという上から目線。
そんなことをどの口が言う。毎度お馴染みArrogant Japanesa Manだ。常にどこから湧いて出る。生まれた時から人に命令する立場が与えられ、自分はその資格があると思い込んでいる知性も品性も想像力も欠如した人間が、外国からの学生や労働者という弱い立場の人々を
儲けの道具、私益の道具と考えて、日本語学校という組織の体裁を作って、肥え太る。
有料老人ホームのオーナーにも同じタイプがいそうだ。学生や入所者から搾り取りかつ、支援金はしっかり請求したり、優遇を受けたりしている。自己都合しか考えていない厚かましさだ。教育を口にするなら、まず根底に愛情を持っているべきだ。これは教育ではなく、安い労働力の生産と飼育だ。
ウクライナの人たちは、ロシア侵攻後も、インタビューや個人配信でも、きちんと自己主張を論理的にしている。約束の不履行や一方的変更など許せるはずもない。しかしこういう日本語学校は、アジアからの学生技能実習生に、同じことをしてきたのだろう。彼らは抗議もせず、逆らえば不利になるから、仕方なく不当な条件を飲まされているのではないか?


自立自立というが、言葉の全くわからない国にきて6ヶ月で何ができる。最低賃金の労働に着くのがやっと。自国で日本への留学、就労の準備をしたきたわけでもない。
NIPPON ACADEMYは、学生に、言語教育を施し、技能実習生として、接客業、単純労働に送り出し、”自立”に押し出す。ITだCAD(Computer Aided Design、図面とか引くやつかな?インテリアデザイナーの友達が資格を取っていた。)とか、そんなにすぐ実践で使用できるようにはならないし、単にPCスキルだって、日本語のPCになれるのだって大変だ。それを3ヶ月で自立しろ、6ヶ月で自立できなければ甘えているなどと、自分でやってみろよ!!と言いたい。しかも人によっては、バイト掛け持ちとかしながらで、どれだけ学ぶことに集中できるのか?


今回のことで、ウクライナ大使館からかなり激しい抗議もあったし、”ブラック”日本語学校にマークされかねないので、NIPPON ACADEMYは18日に問題理事長交代させたとWEDで公表した。その上で法人のガバナンス強化し信頼の回復に努めてゆくそうだ。


この際日本政府も、日本語学校の適正調査をすべきではないか。もっとも、その日本政府が人権意識が非常に乏しく、権威を守るために、人の命に関わる問題も無かったことにしているようでは、どこから手をつけていいのかもわからない。


難民で日本に来る人はもちろん、技能実習・留学・ワーキングビザで日本来るすべての海外の人々が、滞在中に一人でも多く親切で良い心の日本人に会えることを願ってやまない。


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