密接な関係にある他国から

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伊藤詩織さん新たな戦い、誹謗中傷70万の異常

本当に強い女性だ。心と体に大きな傷を残した事件に加え、精神を病んでしまうほどの攻撃にさらされ、日本に住めなくなるほどに、毒矢のように降りかかるメディア・ネット上の誹謗中傷、70万ものツイッターの誹謗中傷、に対し、再び、法的アクションを始めるのだ。


今回は、不特定多数の匿名の加害者を、荻上チキ氏らがチームを組んで特定し、提訴するという。リテラは、今回提訴される、誹謗中傷侮辱を主題にするイラストレーターはすみとしこ氏と彼女を擁護して尻馬に乗って攻撃を仕掛けた、自民党政治家について書いている。

ジャーナリスト・伊藤詩織さんが、ツイッターに投稿されたイラストなどが名誉毀損にあたるとして漫画家のはすみとしこ氏らを提訴した。
 伊藤さんは、安倍首相と昵懇の元TBS記者・山口敬之氏から意識がないなかで性行為を強要されたとして1100万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、2019年12月に勝訴。
 その際の会見でも、伊藤さんが被害を実名顔出しで告発して以降、自身に向けられた「セカンドレイプ」の誹謗中傷について、今後の法的措置を検討すると明言していた。

日本では、女性が性被害やセクハラ被害を訴えると、必ずと言っていいほど、SNSなどで「ハニートラップだ」とか「売名行為」などというレッテル貼りが行われる。「そんな服を着ているからレイプされてもしかたない」というような、愕然とする言葉すらまかり通るほどだ。そうした「セカンドレイプ」の暴力によって、被害者は傷つき、沈黙を強いられ、社会も性被害の問題をタブー化してしまう。だからこそ、伊藤さんの告発は、この現状に一石を投じ、社会を改善へと向かわせるものになるはずだ。本サイトとして、全面的に支持したい。
 一方、はすみ氏は、一連のイラストについて「風刺画はフィクション」「伊藤さんとは無関係」などと主張しているという。
後略
なんでこんなことに尻馬に乗るかわからないが、杉田水脈・自民衆院議員「私はああいう人(伊藤さんのこと)がいるおかげで、本当にひどいレイプ被害に遭っている人たちのことが、おろそかになってしまうんじゃないかっていうようなことをね、(BBCに)言いました」「彼女の場合はあきらかに、女としても落ち度がありますよね」と発言。なんだろうこの人、、、。自民党の長尾敬衆院議員は「受けている側の恣意的なことで全部それが進んでいきますから法的に」最低男の言い分だ。


また、自民党和田政宗参院議員、維新の会の足立康史衆院議員などは、検察審査会に申し立てていた審査について「不起訴相当」の議決がなされた翌10月に山口氏を囲んで和気藹々と、おめでとう会などとネット番組?『報道特注』の「第一回ファンクラブ公開収録」で盛り上がった。(この時点で山口氏は伊藤さんと民事で係争中であり、昨年12月に民事訴訟で伊藤さんの主張が認められると、上念氏はTwitterに〈私も山口さんをこれまで擁護してきたことについて責任があるので、アベプラ出演前にコメントしておきます。結論から申し上げて、この判決を受けて山口さんを擁護するのは難しいと思いました〉などと投稿。足立議員も〈山口氏とは、2016年7月東京地検、17年9月検察審査会を経て不起訴が確定したため、その翌月に番組をともにした経緯がありましたが、本判決を踏まえ、当面、同番組への出演は自粛することといたします〉と投稿した。しかし、そこに伊藤氏への謝罪なし。さらに、和田議員にいたっては、完全に知らんぷりを決め込んでいた


一般の匿名ネット民が提訴されるというと、”弁護士大量懲戒請求”が思い起こされる。
この場合は、煽られた人々が、自分の住所氏名名機で懲戒請求を行なったために、訴訟を起こすことが容易にできた(しかも相手は弁護士だ、つくづく考えなしで怖いもの知らずだと思う。ある意味直情的でイノセントな人が多いのかもしれない。)


今回は、ツイッター・フェイスブックから特定をしてゆくという。


評論家の荻上チキ氏(38)ら5人のリサーチチームがツイートの調査に当たった。5人はここ4カ月間で、伊藤さんが17年に実名を公表し、15年4月に元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(54)から性的暴行を受けたと明らかにして以降の4年間、伊藤さんについて、どのようなキーワードでツイートされているかをリサーチし、約70万件のツイートをチェックした。その上で、ツイートが確実に名誉毀損(きそん)に当たるレベルかなどを厳密に精査したという。


荻上氏は「僕が受任したのは2月。3カ月くらいでリサーチした。情報開示請求をすると、半年単位で待たされてしまう。速やかに行った。批判的書き込みについては、ツイッターとYahoo!コメントが同程度、多かった」と説明した。(日刊スポーツ)



YouTub 上で荻上氏は、個人でも技術があれば、ツイッターから、フェイスブックのつながりを用いて、個人の到底はできるが、それが裁判所で本人が否定した場合証拠としてどう判断されるかわからないとも述べている。


ともかく、匿名の陰に隠れ、実際面と向かって言えないようなこと、決して使わないような表現で、自分と直接関わるの無い人を、イメージだけで、攻撃する。
そういうことは卑怯で、恥ずかしいことだ、というあたり前のことを、多くの人が改めて
認識しなくてはならない。自分が言われて嫌なことを他人には言わない、言われた方のみになって言葉を発する、そのくらいの分別があってもいい。ただし誠意批判は国民の権利であり、政権監視は国民の責務であるということをごっちゃにしてはならない。



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