焦りの安倍総理の朝日攻撃 藪をつついて蛇を出すー己の醜さを再検証される
またしても、安倍総理のヒステリック答弁がよりパワーアップして続いている。
もう質問がなんであろうと、自分の言いたいことをまくしたてるのみ。戦隊の奉仕者たる国家公務員のトップが、国会の場で特定メディアを名指しで批判。しかも過去にわたって長々と、、、。そして中にはすでにきちんと検証され、引かないとされた問題を蒸し返し
攻撃している様は、見苦しく、惨めで哀れだ。
安倍総理はこうした態度が自分に有利に働くと思っているのだろうか?安倍氏があげた朝日の誤報、捏造の中で、確実に朝日側に比があるのは、サンゴ礁落書き事件のみと認識する。1989年(平成元年)に沖縄県西表島において、朝日新聞社のカメラマン・本田嘉郎が自作自演で珊瑚に落書きによる傷をつけ、その写真をもとに新聞記事を捏造した。5月19日付で、珊瑚に傷をつけた朝日新聞東京本社写真部員・本田嘉郎は懲戒解雇処分、監督責任を問われて東京本社編集局長・同写真部長は更迭、同行していた西部本社[注釈 2]写真部員、村野昇[5]は停職三カ月(この写真部員は、傷をつけた東京本社写真部員の行動に気づいていた[6]。気づいていたのに止めていないのである)、そして、当時の一柳東一郎朝日新聞社社長が、引責辞任に追い込まれる事態となった。(byWiki)
捏造を認めるまでに紆余曲折があったようだが、安倍総理が攻撃するように、謝らない、責任を取らない、ということはない。
吉田証言は、当時他の新聞産経・読売なども報じていたし、吉田氏の虚偽証言にすべたのメディアは振り回されたわけで、しかしその後安倍氏を含む極右な方々は、吉田証言が嘘なので、慰安婦問題も捏造という鬼の首を取ったような論を展開し、恥ずかしいことに、国連クワラスミ・レポートにまで講義した(国連側は、吉田証言はごく一部の要素であり、重要な要素ではないとして退けた)また、この件、日本で初めて慰安婦問題の記事を書いた植村隆氏に、捏造記者のレッテルを貼り、退職後までしつこく攻撃を押し、家族や妻方の母親まで激しい中傷を”美しい日本”という妄執を行う”醜い人々”によって、受けている
「私は捏造記者ではない」慰安婦報道の元朝日新聞記者が会見
また、NHK圧力報道も、実際政府要人が番組制作担当者を訪ね、反対意見の自説をまくしたて、その後で、公平中立な番組を作るように要請すれば、これは恫喝だろう。
リテラがこの安倍氏の無茶苦茶な印象操作についてを詳しく記事にしている。
総理大臣がいちメディアを国会で吊し上げるなど、言論機関を萎縮させる圧力行為としか言いようがないが、その批判の中身がまたひどかった。
なんと安倍首相は、1989年に起こった珊瑚事件をもち出し「(朝日は)なかなか謝らなかった」と言うと、今度は福島第一原発事故での吉田調書や従軍慰安婦問題における吉田清治証言を取り上げ、「吉田所長の調書。これも最初は全然謝らなかった」「吉田清治の証言にいたってはですね、これはまさに日本の誇りを傷つけたわけであります」と主張したのだ。
いったいこの男はいつまで同じインチキな印象操作を続けるつもりなのか。本サイトで何度も書いているが、従軍慰安婦の強制連行をめぐる吉田証言は朝日新聞だけの誤報ではない。産経や読売、毎日も吉田氏を記事で紹介しており、産経は〈被害証言がなくとも、それで強制連行がなかったともいえない。吉田さんが、証言者として重要なかぎを握っていることは確かだ〉とまで書いていた。
ところが安倍首相と応援団は「朝日新聞が日本の誇りを傷つけて、強制連行という間違った情報を世界に広めた」と事実を歪め、慰安婦の軍関与や強制連行の事実をなかったことにする世論誘導に使ったのだ。
それよりも聞き捨てならなかったのは、安倍首相がいの一番に取り上げた、この問題についてだ。
「かつてですね、私がNHKに圧力をかけたという、まったくこれは捏造の報道をされたことがあります。そして朝日新聞は検証したんですが、私が圧力をかけたという事実を掴めることができなかったという検証だった。でも、彼らが間違ったとは一度も書かない。で、私に一度も謝らない」
安倍首相が言っているのは、いまから13年前の2005年に朝日が報じたNHK番組改変問題のことだ。しかし、これは「捏造の報道」などではない。それだけでなく、加計学園疑惑にも通じる安倍首相の圧力・忖度強要の体質が露わになった事件とも言えるものなのだ。
まず、簡単に経緯を振り返ると、2001年にNHKが放送した日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集『問われる戦時性暴力』に対し、内閣官房副長官だった安倍氏と自民党の中川昭一衆院議員(故人)のふたりが放送直前に政治的な圧力をかけ、その結果、番組が改変されたと2005年1月に朝日が報じたもの。
当時、安倍氏は各局の番組に出演しては圧力をかけたという事実の否定と朝日批判を繰り返し、自民党は朝日への選挙広告の出稿もストップ。当初は強気な姿勢だった朝日も、同年9月に取材が不十分だったとする記者会見を開くにいたった。
だが、朝日が弱腰になっただけで、安倍氏が番組に圧力をかけたことは事実だ。現に、同番組の取材を受けた市民団体が NHKを訴えた裁判の控訴審判決では、裁判長が「制作に携わる者の方針を離れて、国会議員などの発言を必要以上に重く受け止め、その意図を忖度し、当たり障りのないよう番組を改変した」と指摘。
さらに判決理由の要旨では「安倍氏は、いわゆる従軍慰安婦問題について持論を展開した後、NHKが求められている公正中立の立場で報道すべきではないかと指摘した」とされている。
判決では安倍氏らの圧力を「認めるに足りる証拠はない」としたが、官房副長官直々の「公平中立に報道しろ」という言葉は圧力そのもの、政治家による番組介入であり、恫喝にほかならない。
しかも、朝日は安倍氏らが圧力をかけたことを裏付ける証言を番組放送時のNHK放送総局長から得ており、録音テープも残されていた。その中身についてはジャーナリストの魚住明氏が「月刊現代」(講談社)で公表もしており、そこで放送総局長は安倍・中川両氏との面談の仔細な状況を語り、「脅しとは思った」「圧力とは感じる」と述べている。
そして、放送総局長は、朝日記者の取材に対し、安倍氏との面会時のようすを、こう証言しているのだ。
「先生はなかなか頭がいい。抽象的な言い方で人を攻めてきて、いやな奴だなあと思った要素があった。ストレートに言わない要素が一方であった。「勘ぐれ、お前」みたいな言い方をした部分もある」
「勘ぐれ」──。安倍首相が恫喝のために吐いたこの一言は、いわば「忖度しろ」と言っているのと同じだ。加計学園問題における「総理のご意向」という言葉が思い返されるようだが、安倍首相はこうやって昔から、直接的な指示ではなく「勘ぐれ」というような直接的ではない脅し文句によって、圧力をかけたり忖度を引き出してきたのではないのか。
その上、この放送総局長への取材録音テープだけではなく、同番組を「改変」した当事者である担当プロデューサーだった永田浩三氏も圧力の事実を告発している。朝日がこの番組改変問題報道で最終的に及び腰になってしまったのは情けないかぎりで徹底的に闘うべきだったが、こうした証言が示すとおり、NHK番組改変問題は安倍首相が言うような「捏造の報道」などではけっしてない。安倍首相が番組に介入し圧力をかけたことは紛れもない事実だ。
そう、安倍氏は朝日攻撃によってかつて自分が行ってきて、今も同種の恫喝と忖度要請テクニックを人々の前に再び注目を集めることになるだろう。
彼がどういう人間かは、このNHK恫喝問題が如実に表している。
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