密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

是枝監督の受賞とその後の姿勢は、国際社会にJapanese aer not ABEと示した。

アメリカにきて最初にマンハッタンに行ってみた映画が、”Nobady Knows-誰も知らない”だった。いい映画だった。特に監督で選ばないでみてきたがNYで注目されているというので夫Dさんが選んでくる日本映画は、”空気人形” ”蛇苺”など是枝監督のものが多い。”やはりNYCのシアターでみた”東京ソナタ”の黒沢清監督のものも多い、というか、このお二人のものがほとんどだ(サムライムービーと小津安二郎と寅さんとジブリ除いては)。


こうした人間と社会に密着した芸術作品を送り出している日本の映画監督が、今回のPalme d'Or Winner2018の受賞は喜ばしい。Shopliftersという英タイトルで良い批評が聞かれるが、まだどこで上映されるかはわからない。評価の高い外国映画はソーホーの古風な内観の歴史の古い映画館ANGELIKA FILM CENTERで上映される。
この前行ったのは”この世界の片隅で”が上映された時だった。上映されるといいなぁとアンテナを張っている。


その是枝監督を巡って、左右両派バトルが?!という記事

第71回カンヌ国際映画祭/最高賞パルムドールを受賞した「万引き家族」の是枝裕和監督
フランスのカンヌ国際映画祭で5月、最高賞のパルムドールを受賞した「万引き家族」の是枝裕和監督。


この受賞への祝賀をめぐって、国内外で議論が巻き起こり、是枝監督が自身のホームページで「『祝意』に関して」というメッセージを出した。


首相の対応、海外で批判


きっかけは、パルムドールを受賞したことに対する、安倍晋三首相の対応についてだった。映画などの情報を扱うアメリカの週刊誌「ハリウッド・リポーター」では5月31日に、「日本の首相が、パルムドール受賞監督をシカトしている」という記事を出した。


記事では、2017年10月に、日本生まれだがイギリスで育った日系イギリス人のカズオ・イシグロさんがノーベル賞を受賞した際には公式の祝辞を出したのに、「是枝監督がパルムドールを受賞しても、おめでとうの電話もメッセージも無かった」と言及。この原因が「万引き家族」のテーマが、収入格差が広がり社会的に排除された人たちであったことで、保守的なリーダーである安倍首相を怒らせたからではないかと憶測を呼んでいる、などと批判した。


また、この記事以前には、フランスのフィガロ紙でも、安倍首相の祝福がなかったことを疑問視する記事が出ていた。


国会に飛び火


この問題を受けて、 参院の文教科学委員会で、立憲民主党の神本美恵子議員が「フランスの新聞社は、安倍総理大臣が是枝監督に祝意を示していないと指摘している。政府は是枝監督を祝福しないのか」などと質問した。


回答した林芳正文部科学大臣は「『万引き家族』がパルムドールを受賞したことは誠に喜ばしく、世界的にも高い評価を受けたことは誇らしい」と述べた。


そのうえで「来てもらえるかわからないが、是枝監督への呼びかけを私からしたい」と、是枝監督を文科省に招いて祝福したいという意向を示した。


ネット上でも議論


これらの報道をめぐり、国内のネット上でも議論が巻き起こった。


Twitter上では、安倍首相の対応を「恥ずかしい」と批判するものや、反対に「憶測だけで騒いでいる」「沈黙するのが国家の品格」などという意見が出た。


是枝監督「(顕彰は)全てお断りさせて頂いている」


国内外で起こった「祝意」に関する騒動について、是枝監督は6月7日、自身のホームページでブログを更新。


受賞直後からいくつかの団体や自治体から今回の受賞を顕彰したい、という問い合わせがあったという。だが、いままで「全てお断りさせて頂いております」と述べた。


波風を立てないように「断った」ということを発表していなかったが、このような騒動になり、公表することを決めたという。


また、林文科相が文科省に招いて祝福したいと述べたり、野党が問題として取りあげたことなどをについても「このような私事で限られた審議や新聞の紙面やテレビのニュースの時間を割いて頂くのも心苦しく」と表現した。


そのうえで次のように考えを示した。


しかし、映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています。


また、現在の状況についても触れ「このことを巡る左右両派!のバトルは終わりにして頂きたい。映画そのものについての賛否は是非継続して下さい」と述べていた。


6月5日のブログでは、ネット上で巻き起こった議論についても触れ、次のように書いていた。


正直な話、ネットで『万引き家族』に関して作品を巡ってではなく飛び交っている言葉の多くは本質からはかなり遠いと思いながら、やはりこの作品と監督である僕を現政権(とそれを支持している人々)の提示している価値観との距離で否定しようとしたり、逆に擁護しようとしたりする状況というのは、映画だけでなく、この国を覆っている「何か」を可視化するのには多少なりとも役立ったのではないかと皮肉ではなく思っている。


映画は、6月8日から公開されている。


祝辞より映画の題材になった貧困の問題に対して、政府が責任を感じてくれるならその方がいい。別の安倍総理にうわっ滑りな祝いの言葉をもらっても嬉しくないでしょう。
ネグレットを扱った、『誰も知らない』 リストラとそれを家族に言えず通勤のふりをする会社員の現状を取り上げた『東京ソナター黒沢清監督』そして、世界第3位の経済大国で現実におこる貧困と家族の絆を題材に撮った『万引き家族』日本の特殊の社会状況を扱っている点で一線でつながっていると感じるし、そこに注目も集まる。
まだ見ていないのでなんとも言えないが、商業主義に乗らない映画にこそ、支援が必要だろう。祝辞や顕彰より、次の映画のための資金提供、そして金は出しても口は出さない、そういう支援ができるのは、本来政府、文科省の役割でもある。今回祝辞出す出さない、受ける受けないの根本は、こうした文化芸術スポーツ振興に、政府のプロパガンダが色濃く反映される悲しく腐りきった現状がある。


是枝監督の一連の発言は、歴史修正主義、拝金主義、金でなんでも買えるというように振る舞う安倍日本(悪名高きバラマキと恥ずべき圧力政策)の汚名に一矢報いるに十分な注目を集めたと言える。We Japanese aer not ABE.だ。またご本人の弁のように、『この国を覆っている「何か」を可視化するのには多少なりとも役立った』ということも確かだろう。


あとは、映画を見て(興行成績を大いに上げ)その本質的主題を、日本の現状と、人間の絆について、大いに論じてゆけばいいのだろうと思う。


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力で弱者を支配するものは、それを教育だという。

新潟知事選、残念ながら池田氏+野党共闘は勝利を果たせなかった。野党5党は、直ちに敗因を分析し、支援者、国民に公表し次の糧にするべきだ。そうしないと、所詮自民党が総力戦をすれば負けるという無力感に苛まれる人も出てくる。無力感こそこの国をずるずると地獄に引きずり込む潤滑剤だ。無力感にとらわれるな!自分を戒め、とにかく、安倍政権壊滅まで希望を捨てず、野党共闘を応援し続けたい。


話は変わるが、東日本大震災以降特に児童虐待の数が増えてように感じる。親も人間だから、大きな危険にさらされればストレスも溜まり、子どもの行動に寛容性を失う。経済などで先行き不安で余裕がなければ、そのストレスのはけ口を、女性や子供に向ける。


日本では、親の憂さ晴らしの暴力を”躾け”だの”愛の鞭”だのと言って正当化してきた。これは軍国主義教育の名残が今も尾を引いているし、昨今よりこの詭弁を、それを使う資格が自分にないものほど多用し、弱いものを虐待する傾向が増えている。


国も、全体主義や国粋主義に陥ると、権力の恫喝・暴力を”教育”とのたまう。
5歳の女の子に、こんな手紙を書かせる。支配の快楽の果てに幼い命を奪ってしまう。
東京新聞:女児SOSに衝撃 目黒虐待死つづったノート:社会(TOKYO Web)
もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします


 ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおします


 これまでどれだけあほみたいにあそんでいたか あそぶってあほみたいなことやめるので もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいぜったいやくそくします


幼稚園児(上記の手紙を書いた船戸結愛ちゃんと同世代だろう)に教育勅語を唱えさせ、排泄を我慢させ、水を飲ませない”教育をした塚本幼稚園も、これが教育だと信じ込んで行なっていた。


こういうことは教育ではなく、調教だ。躾ではなく虐待だ。そもそも躾けなどという、形骸的な社会順応を目的とした所作を教え込むことも、如何なものかと思ってきた。


アメリカで、時々いる、とっても手のかるやんちゃわがままKidが、社会的な場で人に迷惑を変えている場合、親は”大人に対して、リスペクトを持ちなさい”と教えている。
家庭内でも、ママと喧嘩した娘に、パパがママをリスペクトしなさいということも見受けられる。殴ったり怒鳴ったりしていうことを聞かせようとはしない。子供の背丈で、目と目を合わせて、とことん話し合う。子供に利があれば、きちんと謝る。子供にも人格があり、独立した人間同士という前提がある。全ての親がそうだとは言わないが、そういうスタイルが基本になっているのがわかる。


自分に対等の抵抗のできないものに、暴力を振るう。そんな人は、どれだけ立派な自分を想定できるのだ。また、暴力の優位に立つのは男性であり、雇用者であり、政治権力者である。逆の話になるが、中国・韓国の友人に子供が母親を殴るということが日本であるが、これはアジア的の女性蔑視かな?問おうと、母親を殴る子供などいない、とびっくりされた。アメリカでももちろん聞かない。暴力によって相手をねじ伏せることが、男らしさとして大手を振ってまかり通ってきた日本社会。その土壌の上に、対話を拒否し圧力で相手をねじ伏せるやり方がお好みの安倍政権は明らかに日本の空気を汚染している。


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「北朝鮮と直接協議する決意」をわざわざアメリカで?そのために数千億円の貢物

さて、外交の安倍大活躍?日米報道の温度差を見てみたい。

安倍晋三首相とトランプ米大統領は7日午後(日本時間8日未明)、ワシントンのホワイトハウスでの会談を終え、共同記者会見に臨んだ。首相は拉致問題解決に向け、「北朝鮮と直接協議していく決意だ」と述べ、日朝首脳会談の開催に意欲を示した。トランプ氏は北朝鮮との国交正常化について、「話し合いを進めていく。国交正常化に確かに期待している」と踏み込んだ。
そんなこと、日本で言えよ!!わざわざアメリカまで行って、トランプに宣言する必要がどこにある?トランプにしては、他人事。「Ok good luck!!-わかった、うまくいくといいね!!」以外にどんな言葉もない。北朝鮮との橋渡しを頼みに行くなら、韓国の文大統領であるべきだ。変な宗主国プライドで、韓国に頭は下げられない。
トランプ氏「北朝鮮が非核化しなければ制裁解除しない」
 日米首脳会談は、6月12日にシンガポールで開催予定の米朝首脳会談に向け、対応方針をすり合わせるために行われた。


 両首脳は共同記者会見で、北朝鮮が核・ミサイル廃棄に向けた具体的な行動を取るまで国連安保理の制裁決議を解除しない方針を表明。首相は「トランプ大統領は『北朝鮮が行動するまで制裁は解除しない』と述べている。日本の立場もまったく同じであり、日米は完全に一致している」と強調した。
どこが完全位一致している?<金委員長の招請について記者団から質問され、「もしうまくいけば、それもあり得る」と答えた。さらに、米朝関係正常化の可能性にも言及し、「全てが完了した後に期待するのは関係の正常化だ」「我々は間違いなく正常化の実現を望む」と語った。ーCNN>金正恩金正恩をアメリカに招待、まで匂わせているトランプ。
 
トランプ氏も、非核化などをめぐる米朝間の交渉が合意に達するまで「制裁は解除しない」と明言。ただ、「『最大限の圧力』は効果を生んできたが、この言葉はもう使わない。(北朝鮮と)友好的な交渉を行いたいと思っているからだ」とも述べた。
一致してないよね。
 
拉致問題をめぐり、首相は「早期に解決するため、私は北朝鮮と直接向き合い、話し合いたい。あらゆる手段を尽くしていく決意だ」と日朝首脳会談に意欲を示した。同時に「拉致問題の解決に資するものとなる首脳会談かということも当然考えていかなければならない」と強調。トランプ氏との会談でも拉致問題について詳しく説明したと明かし、「トランプ大統領にも理解いただき、日本の立場を支持していただいた」述べた。
これに対し、トランプ氏は「私たちの会話の中で重要な一部だった。北朝鮮とも話し合っていく」とし、米朝会談で拉致問題を提起する考えを改めて示した。
支持する、言うだけなら簡単。支持するであって、指示するとは決して言わない。
”支持”くらい口先三寸でいくらでもできるトランプだ。今はもう頭から抜けているだろう。mention(軽く触れる・一応言及する)するくらいだろうが、それだけだ。 
 
トランプ氏は対日貿易赤字にも言及し、「なんとか対応しなければならない問題」と指摘。「米国は日本と二国間の協定を持ち、公正さ、互恵関係をもって対応していくつもりだ。現在、貿易不均衡はかなりの額にのぼっている。我々の日本に対する輸出がバランスのとれたものになるように、双方に互恵的な貿易関係を結びたい」と強調した。

                                                             

             関係性はこんな感じですかね。


CNNの扱いもOne  Sentence(一文)

ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は7日、シンガポールで12日に行われる北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談を前に、もし会談がうまくいけば、金委員長を米国に招く可能性もあると語った。


トランプ大統領は安倍晋三首相との共同記者会見で、金委員長の招請について記者団から質問され、「もしうまくいけば、それもあり得る」と答えた。
こんなことを隣で言われたいたとは、親友安倍ちゃんびっくり?
さらに、米朝関係正常化の可能性にも言及し、「全てが完了した後に期待するのは関係の正常化だ」「我々は間違いなく正常化の実現を望む」と語った。
またびっくり。
もしも北朝鮮との間で合意が成立すれば、米国と韓国、日本、中国が連携して、北朝鮮の経済を支援する姿勢も鮮明にした。金委員長がトランプ大統領に宛てた書簡については「とても良かった」としたものの、「お会いできるのを楽しみにしています」という以外の内容はあまりなかったと話している。


対北朝鮮制裁をめぐる「最大限の圧力」という表現については、「最大限の圧力は間違いなく有効だ。我々は友好的な交渉に入ることから、この用語を使わなくなった」と説明した。その上で、「もしかしたら交渉後に再び使うかもしれない」と述べ、この表現を再び使うかどうかで交渉の成否を判断できると指摘、「もし私が、最大限の圧力を行使すると言えば、交渉がうまくいかなかったということだ」と語った。


北朝鮮に対しては、300もの「大規模制裁」をリストアップしているが、外交努力が続く間は差し控えているとも説明した。
強いアメリカのリーダーとしての予防線。300なんてないでしょう、トランプは常に大げさにモノを言う。とはいえ、大げさを抜けば、当たり前の対応だ。


安倍首相はトランプ大統領との会談で、北朝鮮に対して強硬姿勢を取るよう促すとともに、拉致被害者の問題についても米朝首脳会談で取り上げるよう要請する。

やっと安倍ちゃん登場。”促する” ”要請する”は、日本の首相はこう言っていた、という事実の記述。我田引水解釈を、朝日でさえ報じる日本の超訳外交。


そして外交の安倍が、拉致問題へのトランプの適当な相槌以外成果もなく、その代わり又してもトランプに貢物という事実をトランプに公開される、完全にトホホの安倍。

<前略>一方、安倍首相は会見で「トランプ氏は北朝鮮が(非核化に向けて)行動するまで制裁を解除しないと言っている。日米は完全に一致している」一致してないよぉ!!
と胸を張ったが、その裏でトランプ大統領に莫大なプレゼントをしていたことが発覚し
た。トランプ大統領が同じ記者会見で「安倍総理は先ほど軍用機や航空機、それに農産物など数十億ドルに上る米国製品を購入すると約束した」と暴露したのだ。
一体どれだけの血税をドブに捨てれば気が済むのか。こういうヤカラを「売国奴」と言うのだ。


まさに、国売ってますね。トランプは、安倍総理がこのアメリカへの素敵な貢物のことを公表したくないことをわかっていて、わざわざ言う。完全にいじわる入ってますよ。


蚊帳の中には入れない安倍日本。政権交代以外、アメリカのメッシー役とアジアでの孤立は解消できない。



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