密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

G7成功演出も海外メディアの前で報道コントロール丸出し

岸田さん、被爆地そして自身の選挙区広島でのG7 、相当張り切って成功演出。その甲斐あって低迷していた支持率が上向いた。ただし、耳障りのだけの中身のない、ほろしまでやった意味がないと憤る人々がいる。


核兵器禁止条約を議論してほしいと要望していたが実現せず残念だった。(広島県被団協 佐久間邦彦 理事長)


初の独立首脳文書「広島ビジョン」では「核抑止」論を肯定、正当化し国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のダニエル・ホグスタ暫定事務局長が「危険ですらある内容」


「広島まで来てこれだけしか書けないかと思うと、胸がつぶれそうな思い。死者に対して侮辱。死者に対して大きな罪だった」被爆者であるサーロー節子さん


岸田首相が、ヒロシマの願いを踏みにじった」平岡敬・元広島市長

また、ゼレンスキー大統領参加により、ロシアの欠席裁判の様相が強まり、中国の孤立、核兵器の廃絶は中露北朝鮮に求め、米・仏・英などの核保有は防衛のため?とする不公平さに市民がG7抗議デモを行ったが、デモ参加者の2倍以上の警察官が周りを固め、一人の参加者を見せしめの暴力でねじ伏せ逮捕した光景は背筋に寒さを感じた。


岸田の虚栄で演出されたG7では、日本の一番恥ずかしい面を前面に出した。
閉会後におこなった議長国記者会見で、もちろん海外のジャーナリストメディアが並ぶ中、

日本様式の台本のある記者質問と前以て用意した答えを読み上げる、その上会見時間を首相が多く使い、質問時間を大幅に縮小する、といういつもの日本首相とメディアの馴れ合いシナリオありきのご披露し、海外記者にも押し付けた。これは海外の記者は、相当の違和感を感じまたジャーナリズムとして危機感を感じただろう。


日本の前以て質問を教え答えを用意するというのは、まず、民主主義国では、行われることがない。そんなことをすれば、政治家は己の無能を公に晒すことになるし、そんなことに与するメディア、ジャーナリストはいない。


昔、プーチンが安倍晋三と並んで記者質問を受けた時、「君が羨ましいよ、あらかじめ答えを教えてもらえる」と皮肉を込めたバカにしたことを記憶している。


このリテラの記事が、



広島で開催されていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)が閉会した。岸田文雄首相は「世界の政治のリーダーに被爆の実相に触れてもらうことについて、大きな成果を上げることができた」と成果を強調し、話題は解散総選挙に移っている。
 いったい、何が「大きな成果を上げた」だ。実際、被爆地・広島で実施されたにもかかわらず、G7初の独立首脳文書「広島ビジョン」では「核抑止」論を肯定、正当化してしまった。これには2017年にノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のダニエル・ホグスタ暫定事務局長が「危険ですらある内容」「期待外れ」と言及。被爆者であるサーロー節子さんは「広島まで来てこれだけしか書けないかと思うと、胸がつぶれそうな思い。死者に対して侮辱。死者に対して大きな罪だった」と語り、平岡敬・元広島市長も「岸田首相が、ヒロシマの願いを踏みにじった」と言及するなど、批判が高まっている。


しかし、こうした批判の声は、とりわけテレビでは大きく取り上げられることもないまま、「各国首脳が原爆慰霊碑へ 歴史的な瞬間」など、成果を前面に出した報道に終始。その結果、「サミットは大成功」「岸田首相がリーダーシップを発揮」「「核兵器のない世界」に向けて国際的な機運が高まる」などと評価が集まり、読売や毎日新聞の世論調査では前回よりも支持率が急上昇している。
 しかも、かつてない「岸田フィーバー」が起こるなかで、記者会見での記者の質問にバッシングが巻き起こる事態となっているのだ。


それは、岸田首相が閉会後におこなった議長国記者会見でのこと。記者会見は30分間と予定されていたが、冒頭から約23分にわたって岸田首相が発言。つづけて記者からの質問時間となり、四方敬之・内閣広報官が時事通信とNHK広島放送局の記者、海外メディア記者2名の計4名を指名。しかし、いずれの記者からの質問に対しても、岸田首相は手元の紙をただ読み上げるだけ。ようするに、明らかに事前に記者から質問を集めて用意された答えを読むという“茶番会見”だったのだ。
海外メディアも多く取材に訪れている場で、ヤラセの質疑応答を繰り広げる岸田首相、この茶番に手を貸す日本のメディア。まさに世界中に日本の後進性を晒すもので、恥ずかしいとしか言いようないが、しかし、ここで事件が起こった。



4名の質疑応答が終わると、まだ挙手している記者がいるにもかかわらず、四方内閣広報官は会見の終了をアナウンス。岸田首相も壇上から降りようと背を向けたのだが、ある記者から「総理、逃げるんですか」と声が上がり、岸田首相がマイク前に再び戻って質問に答えざるをえなくなった。
この「逃げるんですか」と声を上げた記者は、元朝日新聞記者で、現在は自ら立ち上げた独立メディア「Arc Times」編集長を務める尾形聡彦氏。尾形氏は米ワシントン特派員としてホワイトハウス取材の経験もあり、これまでも日本の記者会見のあり方に疑義を呈してきた人物だ。
おそらく、尾形氏は首相と記者クラブがグルになった異常な馴れ合い状態に、一石を投じようとしたのだろう。
ところが、ネット上では、この尾形氏へのバッシングが巻き起こっている。


「逃げるんですか」と質問した記者がバッシングされる異常 民主主義国家なら当たり前なのに


たとえば、記者会見のこの一幕を伝えた毎日新聞の記事が転載されたYahoo!ニュースのコメント欄では、7000件を超えるコメントが殺到。「逃げるんですか」と声を上げた記者に対するバッシングが巻き起こっているのだ。
〈こういう言い方しかできないのはどこの記者だろう。〉
〈記者が自分本位でどうするんだ?〉
〈この記者はKYだ。何様だと自分を思っているのだ。言葉遣いがひどい。相手は一国の首相である。言葉遣いを一から勉強し直した方が良い。これに対して岸田首相は戻る義務もないのにわざわざ戻って誠実に答えていた。〉
〈逃げるんですか?っていう前に、誰に物を言うてんの??って話だがな。時間が決まった中で要点を絞って話したんだからそれ以外何があるのか??政治も腐ってるけど、それを監視し疑問を投げ掛けるメディアも腐ってる。〉
〈予定時間を過ぎた首相に向かって「逃げるんですか?」なんて、記者の都合からの上から目線で総理大臣のスケジュールを汲んでいないし、非常に失礼で傲慢な姿勢。岸田総理もよく怒らなかったと思うよ。〉
〈こういう場での記者会見でまで、逃げるのかという発言をする記者の品性を疑う。〉


言葉遣いがなっていない」「空気を読め」「非常に失礼で傲慢」……安倍政権下でもこうした声が上がってきたが、ネトウヨに人気が広がらない岸田政権では異例の記者バッシングと言っていい。しかもその内容は、相も変わらずいずれも的外れな批判ばかり。「予定時間が過ぎていたのに」などと言うが、そもそもG7サミット閉会後の議長国記者会見という重要な場で記者からの質問時間を10分しかセットしていない時点で「逃げている」のは事実だ。にもかかわらず、質問を打ち切ろうとした岸田首相ではなく、記者のほうがここまで叩かれるとは……。海外からみれば、これこそが異常というものだろう。


 実際、このヤフコメの異常な批判の声に対し、アカデミック・ジャーナリストである柴田優呼氏は自身のTwitterで〈この質問形式は、多くの民主主義国で一般的〉とし、〈米国では、記者が叫んで大統領に質問。事前質問式・更問いなしの記者クラブに慣れ切った日本で異例なだけ〉と解説。さらに、神田外語大学特別専任講師であるジェフリー・J・ホール氏も、〈多くの右派ネットユーザーはルールを守っていないとして同氏を非難しているが、この種の質問は多くの民主主義国家でよくあることだ〉〈大統領がこれらの質問に答える場合もあれば、答えない場合もある。しかし、質問しようとした彼らを責める人はほとんどいません〉と投稿している。


コロナ5類移行でイベントの人数制限撤廃しておきながら、官房長官記者会見はいまだ人数制限継続


 国際的には民主主義の国の記者として「当たり前」の態度だったにもかかわらず、それがこの国では非難の対象となる──。しかも、岸田政権では、総理会見を骨抜きにした安倍政権や“パンケーキと恫喝”でメディアを懐柔した菅政権以上に、記者会見の場は最悪の状態に陥っている。
 というのも、新型コロナの感染症法上の分類を5類に引き下げ、イベントの人数制限をなくし声出し応援も可能にしたというのに、平日に午前と午後の2回開かれる官房長官の記者会見は、いまだに「感染防止対策」と称して人数制限を継続。コロナ前は会場に100席が設けられ、人数制限もなかったというのに、現在は43席しかない状態なのだ。その上、首相会見では質問ができなかった社に書面回答をおこなってきたが、官邸報道室はそれも取りやめると内閣記者会に通告している。
 だが、情けないのは、首相会見および官房長官会見の主催であるはずの内閣記者会の姿勢だ。〈内閣記者会は人数制限と書面回答廃止に関する官邸報道室からの通告に対し、再三にわたり再考を求めた〉(東京新聞5月9日付)というが、このような岸田政権の理不尽な態度に対し、本来なら官房長官会見をボイコットしてでも抵抗すべきだ。ところが、そうしたアクションも起こさず、人数が制限された会見を引き続き実施しているのである。
 不条理な会見の制限をかけられても言われるがまま、海外に発信されるサミット後会見でさえ出来レースの質疑応答を繰り広げる大手メディア。そうした報道を見続けてきた結果、ニュースの受け取り側である市民までもが本来あるべき記者の責務を「礼儀を守ること」だと考えているとすれば、もはやこの国は民主主義国として終わっているのではないだろうか。
(編集部)


自分たちが王様のように思う与党政治家には、無条件に尊敬を強要し、礼儀を求め、敵視する野党政治家、人権活動家には汚い言葉を投げつける、なんたる礼儀正しさだ。
岸田首相が行ったことは、日本に報道に自由がないことを世界に知らしめた。本来先見勝負であるべき会見に、礼儀だ言葉遣いだと、本質から離れた方向に興味を示すトンチンカン市民。無能な政治家の無能さをかばわなくてはいけないメディアが作り上げた社会だ。


だから王族気分で公邸で宴会したり階段に寝転んだりする首相親族が現れる。


どんどん嫌な国になってゆく。


PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

経済・社会 人気記事 一覧 経済・社会ブログ天紹介所

人権を守ろうとする人々を左翼と呼んで憎む人々

フロリダからの移動期間、ブログを書くのが難しい。この間色々とあった。G7とゼレンスキー参加、汚染土の国内バラマキ(これに関しては、アメリカフロリダでも、放射能汚染された土を高速道路の土台にしようというディサントス知事ら共和党と市民のたたかいについても書いてゆくつもりで資料をキープしている)汚染処理水海洋排出、入管法をめぐる攻防と、国民の怒りを集めた梅村議員発言などなど。


今日は梅村議員発言について書いてゆこうと思う。
梅村議員という人は、完全に自分は正しい事をしていると思い込んでいる。
入管で長期収容されている在留外国人の人たちを支える、支援者・弁護士たちを、一見いい人、善意の人々、実は在留外国人をトラブルに巻き込む余計なアドバイスをする、ヨブの慰安者であると糾弾。彼女は、入管悪者説にReasonable Doubt(合理的な疑い)を提唱したつもりで自信満々だったが、これが、Unreasonable Doubt(不当な疑い)でしかないと多くの人の指摘と怒りを買ってしまった。


維新仕草としては、とにかく左翼をやっつけたいと、ウザ絡みをし、デマを流し、印象操作をする。その意味で、自民の杉田水脈議員同様、維新の花となるべき梅村議員の維新は守りに守るべきだったのだろうが、異例の速さで霧にかかった。梅村氏本人もさぞや意外だっただろう。梅村発言は、小狡い音喜多政調会長が維新の公式見解として発言をチャックしたと言い切り、その後炎上したらコソコソと逃げ出した。


梅村氏の発言は、Reasonable Doubtどころか、きちんと記録に残っている、調べればデマレベルの思い込みであることがすぐ明らかになるものだった。ハンストによる餓死などを許せばこれは明らかに入管の責任になる。本人の意思に反してでも、無理矢理でも点滴を与えて命を救うのが当然。しかも録画には、点滴をしてくれというシーンや、私、食べたい、でも食べられないと日本語で訴えるウシュマさんが写っている。
支援者から詐病をすれば釈放されると入れ杰があったため、というのも、会話記録には一切残っていない。つまりそのような唆しはなかったということだ。多分ご本人はそこまで調べなかったか、思い至らなかったのだろう


彼女の原動力は、正義面して、当事者をより大きなトラブルに追い込む支援者憎し、以外にはなかったように思える。かつ火曜サスペンスのクライマックスさながらのドラマティック演技が極まると、彼女は、善意の人=支援者=エホバの証人の勧誘者 という図式で話を進め、自分の体験のエホバの証人との関わりとその恨みが、支援者たちの善意への懐疑と憎しみに混同している。


宗教2世の苦しみは、大変なものだろうし、その体験から懐疑的になったち攻撃的になってしまう人がいても責められないが、彼女は国会議員で、しかも国会の時間を使って発言している。自分の思いだけを語るというのは、ふさわしくない。


このあまりにドラマ・クィーンの様子に、維新の男性陣が引いた?衆目を別な意味で集めすぎでこちらにも火の粉が飛びそうだというので、上手く切って逃げ出した、当て逃げうざがらみの維新男性議員たち。またも女性議員を火祭りにあげ、自分は火の粉の外で見物とは、
チンピラ政党らしいやり方だ。


善意や正義感によって人道を守る行動をしている人たちを標的に、左翼とくくって攻撃する
愛国な人たち。在日韓国人・外国人・LGBT・女性・障害を持つ人・病気に苦しむ人・高齢者・そういう人たちを自分たちの下に見て、蔑んだり、侮辱したりしてうさを晴らし、彼らが権利を主張すれば、怖くなって、匿名で寄ってたかって攻撃する。汚い言葉・不当な攻撃を匿名で目一杯行い、汚い言葉を声を代弁する政党政治家を持ち上げる。
政治家もそういう人たちに喜ばれそうなパフォーマンスをする。梅村議員を擁護する動画もたくさんアップしているは、維新をあげて擁護すると、困ったところに飛び火するのかもしれない。エホバの証人=支援者という同一視だ。そしてエホバの証人に目が向けば、そこから結びつくのは、支援者ではなく、統一教会。
左翼を目の敵にしながら、統一教会は守りたい政治家がたくさんいる。


日本維新の会 議員13人が“旧統一教会と接点” 藤田幹事長ら党幹部も関連団体イベントに参加07/31 11:11


日本維新の会が党所属の国会議員62人に対し、旧統一教会との関係を尋ねたところ、議員13人が関係団体のイベントに参加するなどの接点があったことがわかりました。馬場伸幸共同代表や藤田文武幹事長ら、党幹部も含まれていました。


 30日午後に報道陣の取材に応じた藤田幹事長によると、維新は7月、衆参両院の議員に自己申告させる形で、旧統一教会との関わりを調査。


 13人が旧統一教会の「関連団体」のイベントに参加したと回答したといいます。


 ただし、選挙で支援を受けたり、金銭などの寄付を受けたりした議員は1人もいなかったとしています。


 藤田幹事長は、自らも関連団体の会費制のパーティーに複数回出席していたことを認め「私自身、旧統一教会との関わりの認識がなく、それは反省している」「参加しない方が良かった」と説明。


 そのうえで、今後はトラブルを抱える団体とは距離を置くように、党の方針として関わり方を整理していく考えを示しました。(関西ニュース)


せっかくうまく逃げた?のに、寝た子を起こされては叶わない、と言う訳か。
宗教2世の梅村議員をとことん庇って向かう先は、左翼ではなくカルト宗教なのがと以前。
梅村さんもそこを混同しては政治家としての筋が立たないのでは?


<

PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

経済・社会 人気記事 一覧 経済・社会ブログ天紹介所

大地から自由になる死

今年はNYへの移動がだいぶ遅く、初めてフロリダの春を堪能しました。”骨の木”と名ずけていた木が黄色やピンクの花を鮮やかに咲かせ、真っ赤な花をたくさんの樹木がつけて、とても美しかった。フロリダはすでに夏だったのに、NYは春始まり、花は終わっても山は萌黄色です。


21日に、昨年夏亡くなった友人のメモリアルセレモニーがBEACONの木造りの古い美しい図書館だった建物で行われた。自然体の人で多くの人に愛されたのだと改めて思った。英語と日本語を交互に混ぜたスピーチをした。みんなに配られたカードには、彼女の写真と、好きだった、詩『Do not stand at my grave and weep』(2001年、新井満氏が、アメリカ合衆国発祥とされるこの詩を日本語に訳し、自ら曲を付け、少しずつ話題となっていった。2003年11月6日には新井歌唱のCD(市販盤)と詩集が発売され評判になったという。ワタクシはちょうどアメリカに移動しているとしで全く知らなかった。)が書かれていた。


Do not stand at my grave and weep


Do not stand at my grave and weep, 
I am not there; I do not sleep.
I am a thousand winds that blow,
I am the diamond glints on snow,
I am the sun on ripened grain,
I am the gentle autumn rain.
When you awaken in the morning’s hush
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circling flight.
I am the soft starlight at night.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there; I did not die.


アメリカ人(戦争に赴く兵士か?)によって書かれたであろうこの詩は、キリスト教的ではなく、どちらかというと、八百万の神を持つ日本人の感覚にフィットする。
祖父が亡くなった時、彼の魂が、葬儀の行われた、神社の社から3つの鳥居を通って(社の第一鳥居から海際の第二の鳥居、そして遠浅の海の中に第三の鳥居がある)水平線区広がってゆく、そういう思いを持ったことを思い起こした。


友人は心が自由で行動的で働き者で、若くして結婚でアメリカに渡り3人の息子さんをそだであげた。家族にとって、強い愛の絆で結ばれた伴侶で、頼れる母で 愛される姑で、可愛い盛りの孫たちに慕われていた。ワタクシが出会って頃は、もう腎臓を悪くし、たくさんの手術を経て、透析に耐え、医療の人たちからは、Warrior(戦士、日本人だからサムライ?)と言われていた。どこぞのバカが透析患者は怠惰の結果、実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!などといった、というニュースを聞き、怒り心頭に発したが、そんな日本のニュースを彼女に伝えることはなかった。


虚飾なく、愚痴も言わず、屈託なく、大雑把で、勤勉で、親切だった。そういう人は滅多にいない。そうありたいと思っても、できない。 私のこのアメリカでの15年を支えてくれた友人である。困難の多かった体を離れ、千の風になって飛び回って。



PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

経済・社会 人気記事 一覧 経済・社会ブログ天紹介所