密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

フロリダ知事選が熱い!!

恒例の長旅を終え、フロリダに到着。夢のように暖かい〜。夏日になる日もあるようなので、明日の展示を終えたらビーチに行かれるかもしれない。
11月12月の2ヶ月の会期で、20代〜30代で制作した銅版画・紙媒体のミクスドメディアの個展をします。

ロマンチズムが懐かしい、、、。


さて、そのフロリダは、今とても熱い戦いが繰り広げられている。知事選で、民主党候補者のAndrew Gillum氏が善戦しているからだ。保守層の強固フロリダ(しかし、やはり大都市部はリベラル、これにアイアミあたりのリッチなメキシコ移民票も加わる)で、彼は初のアフリカ系立候補者である。かたや共和党の候補者Ron DeSantis氏はバリバリのトランプ支持者。

早速TVの選挙コマーシャルで見たGillum氏は、ものすごく感じのいい人で、オーラが出ている。この人が知事になったら、フロリダをもっと好きになるんだけど。


ノースカロライナ(フロリダ以上にトンデモ保守的な地域)でも下院議員選でアフリカ系女性候補Linda Coleman氏が善戦している

ノースカロライナは白人優位の地域だが、アフリカ系の人数はとても多い。何しろ、過酷な綿摘み奴隷労働のメッカだったところだ。
相手候補は長年選挙操作のプロで、いかに黒人票を無効にするかに働いてきた人物。
投票方法を複雑にし、誤字はもちろん、大文字にしていないとかハイフンがなとかそんな細かいチャックで多くのアフリカ系の票を無効にしてきた。
民主党は草の根ボランティアで、複雑な投票レジスターの書き方や間違えのない記入方法をサポートしていると言う。


中間選挙で民主党が大きく勝てば、トランプの暴走にストップさせることのできる大事な選挙だ。アフリカ系の善戦も喜ばしい。


何としても民主党が多数議席を獲得し、政権と議会のねじれを作り出し、トランプのポピュリズムに頭を下げている、まともな共和党議員、かつて主流派と呼ばれたいた人たちが息をふきかえすことを望む。


アメリカの内輪話ですが、選挙に行くことで、行かないことで、国の方向性が大いに変わってしまう、日本も同じで、デニー知事誕生が流れを変えたように、日本国民は、自分の一票の重さを自覚することが大切だと思う。



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慰安婦・徴用工否定も、現在の日本の実態が証明する

ワタクシのウヨ友は、必ず言う「日本人がそんなことをするはずがない」と。
何をおっしゃる、ウヨクさん。日本国内では、若い女性の性搾取ビジネスであふれている。外国人技能実習生に対する奴隷労働。他のアジア人を見下し、ひどい扱いをする。弱い立場の人間をモノ扱いする事例であふれている日本。


過去を認めない者に、未来はひらけない。きちんと事実を認め謝罪できない日本
「いつまで謝り続けるんだ」と言う日本人の”共通感覚”も、”謝る”と言う認識の違いである。中国の友人を訪ねた時、彼のアメリカ人の奥さんから「日本人はひどい、謝らない」
「日本は女性の下着を買うような性倫理の狂って国だ」とかなりガンガンやられて、キレた(アメリカ人に言われたくないと!!!という気持ちもあった。)「日本は謝り続けている。日本は戦争に負けて以来、ずっと頭を下げている」と言い返してしまった。中国の友人は口を開かなかった。彼の口から、日本の謝罪のどこが、悪いのか?を聞きたかった、ワタクシが怒りを表明したので、奥さんがショックを受けた?(中国と日本の戦時下の問題にアメリカが首をつっこむというセンスの欠如がアメリカ人のおおらかさである)ようでその後話題は続かなかった。2012年石原知事が尖閣諸島問題を再燃させ、9月18日の柳条湖事件の記念日は例年になく抗日運動が激化した時でもあった。
友人の仲間と、彼らのアトリエで、ワインを飲みなから、尖閣・石原の話もした。


自分の怒りが正当なものだったのか?という疑問から、なぜに日本の謝罪はダメなのか?日本は彼らに何をしたのか?を調べ始めた。そして、一般日本人が認識するよりもっと、本当にひどいことを無法なやり方で、アジア周辺諸侯に行った大日本帝国の実態。金を出してやるかが、非を認めない、正式な謝罪をしない日本政府の姿勢は、被害者は到底受け入れられないものであることがわかった。


日本人を高く評価する人々は、現在の日本の醜い現状を冷静な目で見直して、そんなことをする人間たちが戦時下の絶対権力の支配下でどんなことをするか、考えてもてほしい。
日刊ゲンダイも取り上げている。

第2次大戦中、朝鮮人が日本で強制労働させられた徴用工問題。安倍首相は「解決済み」と強調するが、今の日本でも外国人を奴隷のように働かせている。「技能移転」や「国際貢献」という美名の下に、外国人をコキ使う「外国人技能実習制度」だ。


 外国人技能実習生は、安倍政権発足前の2012年は約15万人だったが、昨年末時点で約27万人。実態はほとんど人として扱われていない。労働問題に詳しい舩尾遼弁護士が言う。


「技能実習をいいことに労働法制は守られず、低賃金、長時間労働が横行しています。実習の中身は“技能”どころか過酷な単純労働。現代の奴隷制度といわれています」


 ルール違反は当たり前。2017年に全国の労働局や労働基準監督署が外国人技能実習生が働いている5966の事業場を調べたところ、7割超の4226事業場で法令違反があった。


低賃金も如実だ。日本政策金融公庫が2016年に発表した調査では、外国人の正社員の月給は6割が22万円を超えているのに、技能実習生は95%が18万円以下だ。さらに、法務省が今年発表した調査(対象は17年)には目も当てられない実態があった。


<縫製業者が実習生6人に対し、最低賃金を下回る基本給を支払い続け、残業代は時給300円に設定。不払い総額は2100万円に達した>


<建設業の従業員が「日本語を理解しない」ことを理由に実習生を叩く、殴る、蹴るなどの暴行を恒常的に行っていた>


<食品加工業で、実習生がタイムカードの打刻を忘れると1回当たり1000円の罰金を科し、総額10万円以上を給与から控除していた>


 さらに驚くのが技能実習生の失踪が激増していることだ。法務省によると、12年は2005人だったが、昨年は何と7089人もが職場から失踪している。


「外国人実習生は意を決して来日しています。ちょっとやそっとでへこたれないはずです。それでも年間7000人超が職場から失踪するというのは、それだけ肉体的にも精神的にも、過酷でキツイ労働を強いられているということです。こういう外国人技能実習生の実態を放置しておいて、臨時国会という極めて短期間に入管法を改正して、外国人労働力を拡大しようというのは極めて問題です」(舩尾遼弁護士)


温故知新であり、温新知故である。日本人は国粋主義、男性優位社会信奉の考えが極まると、高圧的で功利的で残酷な面を発露する。今の日本の劣化で推して知るべしだ。


強い日本を誇示するこは、日本の繊細さ、優しさ、慎ましさ、という美点を消し去り、周辺諸国に過去の再現を予感させる。こんなことでは国際的に浮き上がるのは当然だ。


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 大人への通過儀礼としてのハーロウィン

樹々が赤や黄色に色づき、家々には、骸骨や蜘蛛の巣の装飾、明日はハーロウィンだ。
残念ながら、展覧会準備のため、31日はフロリダに移動しなければならない。毎年やってくる可愛いトリック&トリーター(お菓子をもらいに来る子供達はそう呼ばれている)にお菓子を配ることができない。


ハーロウィンは、家族で屋内に集まるサンクスギビング・クリスマスと違って、地域の人たちとのコミュニケションで成り立っている、みんなの特別な楽しみだ。あまり夜外に出る機会のないアメリカの子供達は夜の徘徊も楽しみだし、若いパパママも仮装を便乗。昔を懐かしむ。


子供たちはある時期、ハーロウィンを卒業する。年齢が決まっているわけではなく、また両親や学校に言われるでもなく、自分から申告する。「もう小さな子じゃないから、ことしから、トリックorトリーターにはならない」と、言いだす子供たちの申し出を、両親は感慨を持って聞く。10代の子達の中にはトリックorトリートはせずに、友達同士で馬鹿騒ぎすることもある(主に、卵を投げつけるいたずら、泡スプレーを掛け合って騒ぐが定番で、もしお酒を飲んで騒いだり、子供達の楽しみの邪魔、近所迷惑になるようなら警官が取り締まる。)卒業しても、名残惜しさが残っているのだろう、しかし、いたずらも定番の域を出ない可愛いものだ。


そして家庭を持ち、子供達をトリックorトリートに連れて行くとき、また人生のステップを感じる。子供がいなくなり(うちは元からいないが)訪れる子供達にお菓子を配るとき、スーパーヒーローや妖精のお姫様になってとても嬉しそうな子供の笑顔を守ってあげたい気持ちが湧き上がる。


ハーロウィンは成長・成熟の日でもある。そしてその主役は子供達である。大人同士の仮装パーティーもするが、あくまで主役は可愛いトリックorトリーターであり、彼らを喜ばせたい大人たちである。(大人たちには、ルネッサンスフェアーやコミコンなどがあるからね)


日本は、常に外国の風習を独自のものに変えて楽しんできた。クリスマスは、男女のロマンスの夜になり、デートやプロポーズの機会でもある。アメリカは家族が集まり食事をし、その家の歴史の木であるクリスマスツリー(デコレーションに、思い出をプラスして年々飾りが増える)の下に山盛りのプレゼントの箱が積み上がる。そして翌朝一斉に開ける。バレンタインは、日本とは逆に、男性が女性にチョコをプレゼントする。


別にアレンジはいいと思う。クリスマスツリーやライティングはロマンチックでもある。
しかし、ハーロウィンの不評はどうだ。今年は渋谷で若者が暴徒化したという。


ハーロウィンは子供達をワクワクさせる日であって、いたずらをしてはいけない年齢の人々のいたずらを無礼講で許す、そんな日ではないのだ。
トリック(暴挙)に走れば、トリート(逮捕)を受けるのが大人のルールだ。


多分、住宅地とかでは、子供中心のトリックorトリートが行われていているのだろう。(日本だと配るお菓子の評価がされそうだけど、、)
だから、渋谷・六本木は特殊なケースと思うが、こうした羽目の外し方をする全ての人が、成人式や花火大会で華麗な逮捕歴をもつ”やんちゃ者”ばかりというわけではないだろう。彼らが暴走し、仕掛ける過剰なトリックは、どんなトリートで収めることができるのだろう。安定した経済、将来の展望、安心できる人間関係。若者たちが向かう殺伐とした攻撃性は不寛容な社会に向けられた悲鳴であるかもしれない。


とにかく現実的には、こうした荒れる地域は、ハーロウィンをもっと祭化し、マンハッタンのように参加型パレードを実施いてもいいと思う。”木更津キャッツアイ”で有名?になった”やっさいもっさい”もグループ参加に地元ヤンキーグループが参加し一部大人が眉を顰ませたが、彼らは自主的に参加し、独特の美意識で練り歩き、”やっさいもっさい、オッサ!オッサ!!”と掛け声をかけている姿は、微笑ましくもあった。無軌道に暴れるなら、パレードでいかに目立つか、素晴らしいイメージを展開するかに夢中になったほうがいい。


中止と規制だけが解決の道ではないと思う。



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