鳩山元首相の新春”友愛”時事放談の中で、とても”びっくり”な興味深いことに触れている。それは、次期天皇の学友が出版した、『新天皇と日本人』友が見た素顔、論じ合った日本論、という本だ。この中で、学友と浩宮さんは、憲法の新解釈を提起しているという。この部分は動画の１時間過ぎから。

新天皇と日本人 ―友が見た素顔、論じ合った日本論

海竜社

2018-11-27

本

NYにある日本書店は、日本すごい本、安倍応援本であふれている。この本はどうだろうか？尊皇？半日？不敬？色々言われそうだが、見つかったら読んで見たいし、日本に行ったら買って帰ろうと思う。

「新春時事放談2019」　鳩山友紀夫×高野孟
高野氏の要約では、天皇は政治に関わってはいけないが、もし為政者・内閣・議会が暴走し、その結果を天皇が憲法遵守義務に反すると判断した場合、承認を拒否できる。というものだ。

現行では天皇は、形式的に政府の決めた法律等を承認している。高野氏はこのことを複数の憲法学者に聞いてみたそうだが、みんな、唖然、全くの盲点で、これは憲法の新解釈だということだ。

今上天皇・皇后は、安倍政権の暴走を苦々しく思い、憲法違反と取られかねない発言も行ってきた、と高野氏はいう。そう、天皇家の人々だって人間だ。しかも、普通の高等教育以上に、人の上に立つ人間としての（権力をどう使って人を支配する方法なんて下品なものではなく）資質と心構えを学んできているのだろう。そんな人たちが、自分たちを操り人形にして、彼らにとって大きな悔恨の戦前からの軍部支配と侵略戦争を許したその戦前回帰を目指す政権の横暴を、本当に口のきけない人形のようにみていなければならない、ことに、耐えられない怒りを抱えていたとしても無理はない。
天皇家の、当然の意識として、国（民）に愛を持っている、それは今上天皇の言葉、行動を見てもわかる。その子たる皇太子も、国民を苦しめる、守るべき憲法を捻じ曲げ、民主主義まで無視して、人々を苦しめて、世界からも孤立してゆく歴史修正主義や恫喝を行う昨今の政権に即位前に、一矢報いるための行動か？

もちろんこれが、一私人の思い出本の体裁で出版され、この本を巡り多くの議論を巻き起こすことになるかもしれない。天皇の憲法遵守義務に基づく承認拒否に対して、拒否の後に、どちらに正当性があるかを決する憲法裁判所が必要になる。またこの権限を天皇が持つということは、諸刃の剣でもある。

それは、憲法学者間で、そして国民を巻き込んだ新たな改憲議論になるだろう。
ともあれ、次期天皇の仕掛けた、反安倍政権への国民に投じられた一石であることは
確かだろう。

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ホワイトハウスへの辺野古大浦湾土砂投入停止署名が１８万筆を超えた。
この署名はアメリカのものなので、時差１４時間、日本時間８日の午後１時５９分まで受け付ける。まだにの方は是非。

米国内だけでないこの署名、日本からの署名も加えて20万筆越えれば、、と思っていたが、20万の壁は無理だろう。それでも、日本国内で、過剰反応のローラさんバッシングも含め、、みんなが大騒ぎして話題になった。辺野古新基地建設、埋め立てによる環境破壊、安倍政権の強引さが、より注目を集めたことは良いことだったと思うし、芸能人の政治的発言、に議論が起こったことも、非道不見識が幅を利かせているだけでないような感じだったので、意識を向けただけ良かったかもしれない。果敢に主張を貫いたローラさんを、援護し、見習おうと思う人も、少なくない数いたと思う。

それにつけても、日本人の政治的発言、署名活動への、過剰反応には今更ながらに驚いた。この国は不自由な国だ。住民投票まで土砂投入を停止することを求める、という、最小限の筋の通った要求に、ガタガタ騒ぎ、署名を促した有名人のCM出演が云々と、本当に極右全体主義国家に成り下がったようだ。そういうことを言っている人間が自分は勝ち組、お金出す側と思って、自分に逆らう奴は許せない、という、大人として恥ずかしい感情を公に、まるで正論のように言ってはばからない、呆れ返る。

こうした国が、一方方向に走り出せば、戦前のように一部の人の犠牲では止められない。けれども、最近、生産性発言や、終末期医療についての不見識な”強者”の論理に対して、批判が巻き起こるようになってきているのは、黙って国粋主義に引きづられないいい傾向も見えてきた。

自分たちは頭がいい、自分たちはお金持ちになることに成功した、自分たちは有名人だ、
そうでない奴は能力が劣る、努力が足りない、という考えでいる人々は、”ノーブレスオブリージュ＝崇高なる義務”という言葉を、考えてみてほしい。

だいたい、頭のいい成功した人が、男女平等をこんなけち臭い表現で語るものではない。
〈平等という点で、日本人に合わないのは「男女平等」です。日本ほど男女差別がある国は珍しいと思います。男女が合コンに行ったり、飲み会に行ったりすると、当たり前のように男性のほうが女性より多く払いますが、あれは性意識の平等感に反します〉
〈日本人は、同じ仕事をしたら、公平にお金を払うということには敏感です。しかし、飲み会では男性が女性より多く払う。これは平等意識が低いからです〉（落合陽一氏『日本再興戦略』よりーリテラ掲載）男性の方が女性より、たくさん食べたくさん飲む傾向があるでしょ？嫌なら僕は小食でお酒を飲めないから、一律料金は不当だ、と交渉してみるといい。しかしそれをしないのは、そういう態度が女性にとってチャーミングじゃないと男性側が忖度しているからでしょう。例えKYでも不当な制度に妥協せず抗議するのは大賛成、でも、そもそもそういう人は合コンなど行かないでしょうね。設定が変ですよ。

そうでなくても、日本社会は男女の給与格差が大きいのは世界でも有名です。よく上司が部下に奢ったりするでしょう？。（アメリカは友人同士は割り勘主義。職場で飲みに行かない・当日ではないクリスマスパーティーとかはするが。一円単位まで、みんなで議論し転宅を借りて、計算為尽くす。だいたいでいいよ、というのは通用しない。）

ただし、男女平等意識の強いアメリカでも男性が女性の食事代を持つことは多い。男性が女性のためにドアを開け、コートを着せてあげる、タクシーには先に載せる（奥に座るの大変だから、嫌なんですけど、、、）席をゆずる、ママを尊敬しろと子供達にいう、などなど。こんなの平等意識とは関係ない。男性も女性もLGBTも自分たちのやり方で相手をいたわるだけだ。もちろんウーマンリブ時代には、男性がドアを開けると、『私は自分でドアくらい開けられる』と怒る女性もいたようだけど、それは権利闘争の過渡期であり、今は、ボディービルダーでも、男性が自分のためにドアを開けてくれるのを怒る人はいない。ゲイでも淑女扱いが嬉しい人もいる。

合コン引き合いに出して”性意識の平等感に反します”って屁理屈が過ぎるし、平等意識の勘違いではないでしょうか。

強いものが弱いものに威張り散らして、支配する、なんて、最低最悪の社会だよね。

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政権与党が、どれほど誤魔化し、はぐらかし、答弁拒否を行なっているか、その記録を毎回にまとめた動画。国会で行われている政権与党のご飯論法とその進化編、詐欺答弁の全容を上西充子教授の解説で進む必見の第１話です。

【街頭上映用日本語字幕版】国会パブリックビューイング　第１話　働き方改革－高プロ危険編－（収録映像一覧情報あり）

見ていて本当に腹が立つが、これが国会内で行われたいると、かつ適切な解説がなければ、見過ごしてしまう。これを見て、野党はだらしないと言える人がいるだろうか。
野党がだらしないのではない、安倍政権が常軌を逸していて、驚くべき厚顔無恥で良心も
職業倫理もなくしている類を見ない人間たちだ、ということだ。

しかも、国会中継も都合よく編集して、”みなさまのNHK”で国民に垂れ流すのだから、どんなに野党諸氏が頑張っても、国民から、理解や援護射撃も得られないという悲しい事態になっている。しかしその結果、最も悲しい目にあうのは、安倍さんのお友達や、権力側の人間でない、一般の国民なのだ。

そして、第２話昨年１２月に完成。１話に引き続き高プロ＋入管法に安倍政権の不誠実答弁の論点づらしに焦点を当て、視聴者が、自分が質問者の立場で彼らの不誠実答弁を体験できる。何か釈然としないが、押し切られてしまう。納得できない自分の方が無知なのか？などと思い込まされたしまう。
いかに、こうした”ご飯論法”を見破り、決して流されたりごまかされたりしない、そういう資質を養うトレーニングビデオとしてもとても有効です。

「第2話　働き方改革―ご飯論法編」完成記念試写会 #国会パブリックビューイング 2018年12月1日
上西充子教授の授業は面白いんだろうな。学生さんが羨ましい。
こうした良質の説明動画を、もっともっとみんなが見られるといいと思う。

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