密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

「最終的かつ不可逆的な解決」は「加害の歴史を消そうとする加害者中心の表現だ」

慰安婦遺族会の方達の、「最終的かつ不可逆的な解決」は「加害の歴史を消そうとする加害者中心の表現だ」との非難、まさにその通りだと思います。
どうして日本政府は、自分たちがつねに、加害者中心の表現を押し付けている事に気がつかないのでしょう。


慰安婦遺族「合意は政治的野合」 追悼行事で
http://www.sankei.com/world/news/160227/wor1602270043-n1.html


元慰安婦の女性が集団生活を送るソウル郊外の施設「ナヌムの家」で27日、故人となった元慰安婦らに対する毎年恒例の追悼行事が開かれた。昨年発足した「日本軍『慰安婦』被害者遺族会」は、慰安婦問題解決に関する昨年末の日韓合意について「被害者を無視した政治的野合で認められない」と訴えた。


 遺族会は、合意で示された「最終的かつ不可逆的な解決」は「加害の歴史を消そうとする加害者中心の表現だ」と非難した。行事には女性家族相も出席した。


 追悼行事では、ナヌムの家が新たに建設する追慕館と遺品展示館の着工式も実施。2階建ての建物を8月までに完成させる。(共同)


こうした傲慢で御都合主義、最後は金目と云う考え方では、問題の本質を膿ませるばかり。聞く耳を持たない、韓国、日本政府に対して、第三者への訴えを起こすようです。


韓国の慰安婦支援団体が3月訪米 日韓合意の無効訴え
http://www.sankei.com/world/news/160219/wor1602190047-n1.html
旧日本軍の元慰安婦の支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」は19日、ソウルで韓国メディアとの懇談会を開き、3月末にワシントンで開かれる核安全保障サミットに合わせて訪米し、慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意の無効を訴える運動を展開すると明らかにした、と韓国メディアが伝えた。
米国滞在中、合意の問題点を指摘する書簡を国連の潘基文事務総長に直接手渡す計画もあるとしている。(共同)
以前の記事に、
”最終的かつ不可逆的解決”は歴史修正主義者にはね返りつづける
http://artrino.muragon.com/entry/198.html
とかいたが、この問題は安倍政権の安易で傲慢かつ強引な態度にはね返り続ける。
日本はもっと人間的な誠意のこもった、態度で臨む政治の代表を選び、ハルモニたちに、
本当に謝罪だな、と感じられ、許そうと思えるまで、向かい合える方法での解決をしなくては行けない。私たちは、政権を変えなくては行けない
他の人間の尊厳など理解も出来ない安倍政権にはとても無理だから。

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