密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

国会質問時間 ”反対ばかりの野党は頑な”は改憲対案出せ、と同じトリック。

戦争法強行採決で、立憲主義を破壊した安倍政権の次なる標的は議会制民主主義の破壊。
強行採決だけでは飽き足らず、野党からの質問を封じようというのだからとんでもない。
すでに多くの指揮者が指摘しているよに、与党から内閣総理大臣を選び、それによって各大臣に人事が決まる。内閣提出の法案は、自民党全体で協議されて(まあしているかどうか最近は疑わしいが)国会に提出される。 そうした法案の精査は、その法案の作成に関わっていない野党が行うべきこと。魔の3回生議員のやってるポーズのためにこのルールを破壊するというのだから(あるいは安倍首相への忖度でこうした主張をしているとも考えられる)とんでもない。
徹底抗戦の野党第1党代表の枝野氏は、まっとうな主張

「我々が与党の時に野党の持ち時間を長くした。それを求めた野党を知っていますか? 自民党っていうんですよ」と述べた。そのうえで、「与党になったら、野党の時間を短くしろと言う。こういうのをご都合主義と言うんじゃないでしょうか」と批判した。


 枝野氏は自民党の対応について、「よほど野党に国会で聞かれたらまずいことがたくさんあるから、野党の時間を短くしたいとしか言いようがない」と指摘。さらに「(野党が)2分ぐらい聞いたら、10分ぐらい延々と関係ないことをベラベラしゃべり続けているのは、どこの誰なんですか? 安倍晋三首相じゃないですか」とも語った。


演説後、枝野氏は記者団に対し、「議院内閣制なので、与党としての主張は、大臣、副大臣、政務官が、答弁と称して長々と訴えている」と指摘した。自民党が提案している「与党5対野党5」の質問時間の割合について「5対5にしたら、我々が十分に質問しきるまで、強行採決を一切しないでやるのか」と述べた。(中崎太郎)


(朝日新聞デジタル 2017年11月13日 06時25分)

下記のような懐柔意見にも、決して妥協したりしないでほしい。


懐柔意見はいつもいい人の仮面をかぶっている。
「だだっ子ではないのだから、『俺たちが正しい』と言うだけではダメ。話し合いが機能していない」。自民党の参院国会対策委員長を務め、2016年に引退した脇雅史・元参院議員は13日、朝日新聞の取材にこう嘆いた。


 脇氏は、与野党で落としどころを探る力が低下していると分析。「野党を大事にしなきゃいけないが、これまで野党を重んじてきた反動が出ている面もある。野党が(主張を)絶対に変えないのはかたくなだ」と批判する一方、「お互いがそれぞれ(与野党の)立場の時にどこまで譲り合えるかを考え、話し合うべきだ」と述べ、与党にも譲歩を促した。
これは、改憲に反対するなら対案を出せ、というのと同じで、自分たちがテーブルを広げたら、必ずその上で議論すべきという傲慢極まりない態度だ。
改憲したい、に反対する意見は改憲したくないであって、どう改憲するかのアイデアを出さないと身勝手、という印象操作をしているだけだ。


もうすでに、安倍首相を筆頭にだらだら答弁意味なし答弁繰り返し答弁で、野党の質問時間を消費しまくり、国会を機能不全にし、強行採決ですべてを決めている安倍政権。
どこまで強欲なのか?与:野 2:8のまま、大臣答弁時間を含まなくしてもいいくらいだ。そうすれば無駄に長い答弁は無くなるだろう。


駄々っ子は、議会制民主主義を理解できていない、魔の3回生議員たちであり、それをきちんと教育できない、劣化自民党だ。


これは正論というより、見え方を懸念する意見。
安倍晋三首相に近い自民党の山本一太・参院議員は11日のブログで、与党の姿勢に苦言を呈した。「配分を見直すとしても、多数決で強引にやるのはやめたほうがいい!国民の目には『自民党の数の傲慢(ごうまん)』としか映らない」
まだ与党自民党が国民の目を気にしている、とは嬉しい驚きだが、これを完全に統制すべく安倍政権はどんな機会も逃さず、細かく法改悪をしてゆくだろう。


例えば、菅官房長官のこの発言など、チョット寒気がする。


神奈川県座間市で9人の遺体が見つかった事件で、容疑者と被害者の接点として「Twitter」が浮上している。菅官房長官は11月10日、再発防止策として「Twitterの規制」について検討の対象になるだろうという見通しを述べた。


ただし、菅官房長官は正確には「Twitterの規制について、検討の対象に今後はなるだろうと思いますけれど、現段階で予断を持ってお答えすることは控えたい」と話しており、規制の方向性が完全に決まったわけではない。


この記事には、Twitterの環境設定や、自殺者救済の社会改革党も述べられているので、一読されたい。もちろんそうした取り組みを、Twitter社やユーザーが考えてゆくべきで、国が介入するということは意味が違う。


Dさんの友人が中国旅行に行った際、常にアップされている旅行ブログが止まった。
中国では外国人旅行者のTwitterはもちろんネットコミュニケーションは許されたいないそうだ。国内でも国民のTwitterには神経質に監視しているという。


日本も、監視管理社会、政権白紙委任、国会封殺、密告社会、身分差別よろしく固定化した格差社会を目指す安倍政権。表面的ないいこと風の言葉には絶対惑わされてはいけない。


小泉進次郎氏が、今回の勝利はバブルのごとき勝利で、このままでは自民党は必ず負ける、と苦言を呈していた。苦言を呈するなら、党内革命を起こしてほしいものだ。


森加計も、国民の怒りなど、もう勢いで無視しかねない。野党に突かれたまた燃え広がられてはかなわない、ここが正念場で、質問時間変更を言い出した。
これで時間を食いつぶし、首相は外国に逃げ、39日の国会の空洞化を行う、悪知恵だけは働く安倍政権だが、それでも国民の支持率低下は強いはず。


とにかく支持率を下げ、暴挙に怒りを表明し続ける、これしか今の所道はない。


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村


人気ブログランキングへ

田中康夫氏の見事な分析 アジアで孤立化する日本とトランプ政権の危機

デビュー当時は、”なんとなく”ヘンナ人、という感じで、まともに著作など読まなかった田中康夫氏。しかし、震災ボランティア・長野県知事あたりから、なかなかの人?と思い始めていました。


日本の報道は、アメリカの事情や、周辺国からの目線について、結構なんで???という報道が多いのでストレスがたまるけれど、田中ヤッシーの”だから言わんこっちゃない”は、いうことがまとも。納得できる。特にこの141・142・143は是非是非ご覧になれば、海外は日本をどのように見ているのか、というより安倍外交によって、とんでもなく浮いてしまっている日本を見つめ直す指針になります。


日本ではおもてなしに次ぐおもてなし、相手に媚びてサービス全開でトランプを喜ばせた
だけですたが、ヤッシー指摘の、韓国ではトランプは40分間も国会で演説(まあ、女子ゴルフ選手の話題などで関心を買ったりしていたらしいが)日本は国会会期中であるにもかかわらず、何もなし。安倍氏の個人的お友達的なことばかり。


これひとつとっても、日本はもう、正常な感覚で国が動いていないと感じる。

田中康夫の「だから、言わんこっちゃない!」vol.141『ダイジョウビかなトランプ帝国!Part1 日本の「眠度」と大違いW』


こちらは今のアメリカ国内事情。実に的確に捉えているのがさすがだ。

田中康夫の「だから、言わんこっちゃない!」vol.142『ダイジョウビかなトランプ帝国!Part2 おそるべしミュラー特別検察官!』
声も顔もきりりとしている。とにかくアメリカとの関係およびアジア・インドパシフィック(インドを含めた太平洋東側の国々)のネットワークによるアジアの新しいつながりも、日本は見失っていて、独善の中国包囲網のためにうろちょろする。すでにアメリカもインド・パシフィックというくくりで中国を中心にまとまってゆくことを容認している。


トップが外交オンチ、マスコミは提灯持ち、ひときわ幼稚さをさらけ出している日本を、立て直すのは、国民一人一人の見識と良識。このままではオリンピックではどんな馬鹿げた騒ぎになるか(もうすでに十分愚かの極みを晒しているが)思いやられる。


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村

人気ブログランキングへ

安倍ちゃんピンチ!!親友トランプが中国絶賛。

トランプ・習近平会談は実務レベルのビジネス交渉。大きな商談成立も主導権は中国。
トランプは習近平氏にはフロリダでの会見後、一目も二目も置いている。習氏は15分予定の会談を2時間に引き伸ばし、トランプの意見を180度変えさせた強者。
「(習主席は)高い尊敬を集めている、中国国民の強力な代表者だ。彼と彭麗媛夫人と過ごした時間は素晴らしかった」と絶賛したという。

トランプ大統領はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するためベトナムへ向かった。出発直前にツイッターで「習主席との会合は、貿易と北朝鮮の両方の点でとても生産的だった」と書き込んだ。「(習主席は)高い尊敬を集めている、中国国民の強力な代表者だ。彼と彭麗媛夫人と過ごした時間は素晴らしかった」とした。
ー中略ー
一方、中国国営メディアは10日、今週訪中したトランプ大統領と習主席の会談について、米中首脳は両国関係の新たな青写真を描きつつあるとして評価した。


チャイナ・デーリーは論説記事で「米中関係を悩ませてきた立場の相違が直ちに解消されることはなかったものの、最も重要なのは、こうした課題に両首脳が建設的に取り組む姿勢を示したことだ」との見方を示した。


高額のしょ脳は、特に貿易や北朝鮮の核開発などの問題を巡る米中間の相違に対し、対立ではなく、互いに協力して対応していく考えを示した」と評価した。


中国外務省のシンクタンク、中国国際問題研究所のSu Xiaohui氏は共産党機関紙、人民日報(海外版)への寄稿で、米中の協力が両国にとって唯一の正しい選択だとし、「米中関係の新しい青写真が示されつつある」と分析した。


とにかく、対等な外交とはこういうことだ。


11月9日、トランプ米大統領の初の訪中に合わせて成立した米中間の商談は、2500億ドル超規模に上った。ただ多くは拘束力を持たず、契約が実現するかどうかは別の問題となる。写真は握手を交わす米大統領と中国国家主席。北京で撮影(2017年 ロイター/Damir Sagolj)


トランプ米大統領の初の訪中に合わせて成立した米中間の商談は、2500億ドル超規模に上った。ただ多くは拘束力を持たず、契約が実現するかどうかは別の問題となる。


トランプ大統領と中国の習近平国家主席が署名式に出席し、米航空機大手ボーイング、米ゼネラル・エレクトリック(GE)、米通信用半導体大手クアルコムが調印を行った。


中国の鍾山・商務相は9日、トランプ大統領の訪中に合わせて過去2日間で成立した米中間の商談が2534億ドルに達したと表明。「これは本当に奇跡的な出来事だ」とコメントした。


一方で、中国市場への自由なアクセス、サイバーセキュリティ―、海外企業内での中国共産党の存在の拡大など、米企業が持つ懸念の多くは依然として解消されていない。


在中国米商工会議所のウィリアム・ザリット会頭はロイターに対し、今回の商談について「力強い二国間の経済関係があることが示された。ただ、米企業は中国での事業展開で引き続き不利な状況にあり、競争条件の公平化に注力していく必要がある」と述べた。


今回成立した商談の多くは、拘束力のない合意で、詳細に欠け、既存の提携に関する発表などとなった。
ー後略ー
肉を切らして骨を断つ、いや皮を切らして、くらいかな? 習近平はゴルフもせず、貢ぎ物の攻勢もせず、ただ、クリントン氏、オバマ氏らも同様のもてなしを受けてきたという、北京・紫禁城内にある清の乾隆帝の庭園・建福宮に招き、正式な中華料理晩餐会でもてなした。異文化受け入れに柔軟性がなく、反知性主義・逆を言えば知性に劣等感を持つトランプを圧倒するのに十分な仕掛けだ。トランプに媚びてステーキなど出さず、偏食トランプはかなり窮地に陥っただろう。カウンターパンチが効いたはずだ。
その後、対等な、しかし曖昧な2500億ドル超規模商談を結ぶ。
安倍首相には出来ない芸当だ。そして当の安倍首相はといえば、東南アジア諸国連合首脳会議で、フィリピンに海上監視レーダー等を譲渡 同国南部のスールー海とセレベス海の4カ所に設置を予定している。日本は政府開発援助(ODA)で無償譲渡などして、海賊取り締まりで中国に対抗を目論む。同海域の海賊対策をめぐっては、中国も関与を強めている。日本はフィリピンやインドネシアなど周辺の当事国が自身で対処できるよう、レーダーや巡視船の譲渡などを通じて能力向上を支援している。
しかし、親友トランプは、確実に日本より中国を重視している。


訪日時の迎賓館共同会見でトランプは用意された原稿の、日本経済への賞賛の後に安倍首相にこういった。
「I don't know if it's as good as ours. I think not. OK?」「And we're going to try and keep it that way, but you'll be second」
「俺はそいつが(日本経済)俺たちのと同じくらいいいかどうかは判らない。俺はそうは思わない、それでいいよな?」「そうして、俺たちはこの関係を続けるように努力する。しかし、お前は常に二番目だ」


トランプ英語レベルで訳すとこんな感じ。日本の訳者は格式高く超訳するけれど、彼の英語はこんなもん。いいお友達というより、いじめっ子の大将と子分という名のいじめられっ子だ。


習近平(文在寅大統領にも)こういう口はきかないだろ。これは親しみからとか友情とかではなく、完全に侮られている所以だ。


いくら威張っても、とても中国とライバルなどと言える国力もない日本。いくらトランプに取り入っても、侮られ舐められカモにされる安倍首相、実務派トランプは計算機を弾き、タフな交渉相手には相応の対応をする。


変に対立しようとせず、隣国として協力体制を作る努力をしたらいかがか。



PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村

人気ブログランキングへ