密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

大阪12区自主投票?一歩も二歩も前に出るのは、立憲・国民民主党の方ではないのか

小沢自由党代表の定例記者会見で、小沢氏は野党共闘は、共産党を含めては国民の受け皿になるとは考えていないと述べた。また、共産党は一歩も二歩も歩み寄歩み寄りってくれないと、とも。一体どこを歩み寄って欲しいのか、という記者質問に、「憲法とか色々」??? 

【2019年4月2日】小沢一郎代表・山本太郎代表 定例共同記者会見
何をどう歩み寄るのか、もっとわかるように言って欲しい。
共産党の政策は、とても納得のできるものだ。憲法解釈も、御都合主義の解釈を行わないだけだ。一歩も二歩も、政治的ご都合主義に寄り添えということか。


共産党は、政治のご都合主義ではなく、国民主権尊重により、天皇制廃止・自衛隊廃止を党として固執しない考えを示している。天皇制廃止は、憲法で認められているので廃止の主張は行なっていないと思う。ただ、人は生まれながらに平等であるという意味で、理念的に生まれながら特別な位置にいる存在を認められないだけだ。(国民が愛着し、象徴としてあって欲しいと願うなら、それは第一義に尊重されるべきとしている。)自衛隊廃止も、現在の自衛隊のあり方は憲法上の自衛を目的とする集団から戦争法成立後明らかに逸脱してきている。これを憲法に基づいて専守防衛、災害救済に働く自衛隊に戻すのは重要だ。国際貢献も、海外派兵ではなく、海外派遣(インフラ整備、人命救助)であるべきだ。共産党は何も間違ったことは言っていない。何もごまかしていない。


男女ほぼどう比率の議員を算出している。これは他党は全く追いついていない。女性活躍政党でもある。


こうした共産党を特別視し、野党に入れない理由をもっと具体的に聞かせて欲しいものだ。一歩も二歩も歩み寄るのは、立憲・国民民主党の方ではないかと思う。
彼らはまだ政治屋さん的に、正しいことを行うのがまずい部分を抱えている。まだ、ごまかしの部分もある。献金、政党助成金などの紐がついているから仕方ないが、それで共産党に歩み寄り(結局、名前を捨て、綱領を捨て、党として意味をなくすることを求めているとしか思えない)を求めるのは、自己中が過ぎる。結局、旧民進党だけで安倍政権に対峙するぞ!!そして与党の夢をもう一度なのだろう。いつまで過去の夢にしがみついているつもりなのか。


ただ、野党共闘に積極的でないと言われている、立憲枝野代表は、またぞろグダグダ民進党に逆戻りを嫌っている、時間をかけた、盤石な党を作ろうとしているようにも見える。一人区は統一候補を支持しているのだからそれでいい。とにかく野党の食い合いを避けるべきだ、でも一つになる必要はない。これは共産党との関係でもそうだ。ゴタゴタているのは常に、旧民進分裂後も続く内輪揉めと、そのくせ、仲間仲間と排外主義、が安倍政権を利している。こんなことが繰り返されるのだから、ただ反安倍を理由に一つになる、どうも、いただけない。日本的一心同体ではなく、独立した個々が共に戦う大人の野党共闘もあるのではないか。


共産党は、もう3度、大きな決断をした。これに答えるのは、旧民進の人々ではないか。


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大阪は”おもろい”候補を求めている?自民は自滅、維新は奢る

メディアによると、大阪W戦の敗因は、自民党の自滅であったようだ。自民支持者の半数以上が維新に入れたという。

大阪府知事・市長のダブル選はフタを開けてみれば、維新の圧勝だった。いずれの選挙とも、いわゆる「午後8時当確」を許したのは「反維新」陣営の自滅が原因だ。


選挙戦を通じて維新の吉村洋文、松井一郎両候補は反維新陣営に「野合」批判を繰り返したが、自民党府連は同じ土俵に乗ってしまった。共産党が自民推薦の府知事候補の小西禎一、市長候補の柳本顕両氏への表立った応援を控えた配慮をいいことに、「共産とは一緒に戦っていない」などと訴え、両氏は「自公」候補と強調。野合批判を気にして、エゴむき出しの自民党府連は維新の思うツボだ。

反維新陣営は国民民主党や立憲民主党を含め、束になって戦うべきだったのに、自民が率先して和を乱し、てんでバラバラ。野党の自主支援は事実なのに、自民が野合を否定するほど、大阪の有権者に愛想を尽かされるアホらしさだった。


「自民党府連は大阪都構想の問題点や、維新以外の政党が結集せざるを得なかった事情を支援者にすらロクに説明せず、足場を全く固め切れなかった。自民から離れた保守票が、改革連呼で安倍政権と同類の『第2自民』である維新の両候補に流れた印象です。身勝手な入れ替え選挙に打って出て、創設者の橋下徹前代表の応援なしの逆風下で勝利し、維新の自信を深めさせた自民党府連の責任は重すぎます」(大阪政界に詳しいジャーナリスト・吉富有治氏)


 吉村氏も松井氏も今回の選挙結果をバネに、政令指定都市の大阪市を潰し、その権限、力、カネを収奪するだけの都構想に邁進していくのだろう。


「今回のダブル選で、公明は反維新候補に府本部レベルでしか推薦を出さなかった。党本部は保険をかけた形で維新の強さを見せつけられ、来る衆院選で大阪や兵庫の公明候補の選挙区に、維新が“刺客”を送り込んできたらマズイと震え上がっていることでしょう。党本部が中心となって維新に泣きつき、反維新陣営の府本部も寝返る姿が今から目に浮かびます」(吉富有治氏)


 かくして大阪は維新がやりたい放題のさばる街になる。


小西・柳本候補も、真面目そうだが地味で”おもろない”感じ。まあ吉村氏のルックスがいいとよく言われるが、この人、目がイッてるというか、冷酷で利己的な顔と見えるのはワタクシだけだろうか。ともかく、今回は保護者(橋下徹氏)同伴でなくても勝てたのだから、大阪府民の支持を得たということだ。しかし今後の大阪は一般市民にとっては、
”おもろない”ことが押し通されるようになるだろう。


松井氏は、安倍総理バイブルを信奉しているのか、『丁寧に説明』などとのたまわっているようだ。政策もやり口も、安倍政権の下品版ーもとい”おもろい”版


しかし、大阪府民の”おもろい・おもろない”という価値観は、侮れない。何と言っても彼らが誇る文化の中核である。これは、冒険を好む、意外性を受け入れる、ということにもつながる。国会でありえない暴言を吐き散らし、クロス戦などという掟破りの無法も、この気質により受け入れられた、ということか。こうした地方の文化・志向も考慮して候補者を選ぶことを野党は考えるべきだ。政策も大事だが、ポピュリズムを侮ってはいけない。


さて、”ごっつうおもろい”候補である、大阪12区補選候補”無所属”宮本岳志氏の健闘はいかに。


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トランプが根に持つオバマ氏のユーモアと梨下に冠を正さないセンス

ドナルド・トランプは、恒例の記者会の夕食会を3年連続で欠席した。この夕食会は、
公金を使って一部の生吉が飲み食いする何処かの国の風習とは全く違う。
こちらのサイトはアメリカの記者会・その夕食会についてとても詳しく書かれています。
http://www.way2real.com/us/president/obama-comedian-in-chief.html


記者会が招待し、壇上に立つ大統領は、知力とユーモアが試される(これも、トランプが出席を拒む理由だ)どんなスピーチをするかが毎年注目され、またその後に続く、著名なコメディアンが大統領、時事、話題の人、報道陣をネタに皮肉な笑いを繰り広げる。上記サイトによると、これをローストというのだそうだ。(ロースト=炙る、表面をこんがり焼く、転じて、酷評する、冗談のネタにする、バカにする、という意味だろう)


トランプが出席を拒む理由に、オバマ大統領に強烈なジョークのネタにされたこともあると言う記事もある。
2011年にオバマ氏、出席したトランプ本人の前、痛烈の彼をローストした。(出生証明を無根拠に違いデマを拡散され、オバマ氏は出生証明書を公開したことなどのリベンジ?)この字幕つき動画は見つけられなかったが、2016年の最後の大統領としてのロースト・スピーチの字幕付き動画を、BBCが載せている。



オバマ大統領は、実は冗談付きの凝り性でわざわざショートムービーまで作っている。
何年か忘れてしまったが、トランプ氏が、大統領になったのちのホワイトハウスと題して、ラスベガスのように(パチンコ屋のような)電飾を施されたホワイトハウスを画面の映し出し、爆笑を呼んだ。


こちらも2016年夕食会で同時上映されたオバマ主演監督作品、



この、”引退目前大統領の自分探し”は、色々な意味ですごく面白い。引退する多くの男性に共通する、究極の自虐ギャグ。


二女のサーシャさんが現在通うワシントンの高校を卒業するまでは、ワシントンに留まると予定を発表したオバマ氏の愚痴から始まる。バイデン副大統領を相手に、人生相談?
ここで、大統領は自動車免許を返上しなければならないことが判明(知らなかった、、)免許申請し直して好きなところへいける、ボランティアのスポーツコーチをしてもいいとアドバイスを受け、いろいろ試みるが、、、免許申請の際は、例のトランプによる、出生疑惑デマを皮肉る。
陸運局職員の誰がこようと動じない態度はしばしば見かける典型的下級公務員的なもの、移民局もこんな感じだ。(もちろん、とても感じのいい人もいるけれど)


ミッシェルとのやりとりも、アメリカの一つの典型的な夫婦関係。大人の妻が、子供っぽい夫をたしなめる。妻は常に正しく主導権を握る(いざとなったら、愛する妻と子供達を守るのは自分だ、と心の中で思う夫。”いざ”以外は低姿勢で妻を立てる)


最後の相談相手は、ジョン・ベイナー元下院議長(共和党)オバマ政権にとって、目の上のたんこぶどころか、立ちはだかる防波堤的な存在だった人。超党派で出演。ゴルフ焼けが有名。そして、オバマ氏は愛煙家のヘビースモカーだったが、大統領就任後禁煙、禁煙ガムを噛んで我慢していたこともローストのスパイスに。


バイデン・ミッシェル・ベイナー、CNNキャスターそして多分ホワイトハウスの職員の人、みんな、このオバマ監督のジョークショートムービーに協力し立派な役者ぶりを披露。遊びにも全力投球です。アメリカの大人たちは遊びが大好きで、サプライズパーティー、子供のためのサンタ演出、ハーロウィン、ホリデーハウスデコレーションなど、すごく本気で取り組みます。


グルメ談合や”酒飲んでワー”の内輪での盛り上がり、内輪の上下関係がこの世の中心と思い込み、人の評価の入らない、入れないところでことを行い、地位に恋々としがみつき、そのためにルールまで変えてしまう、まともに字も読めない、自分の言葉では話せない、たまに話せば意味不明、シナリオ付きの記者会見、という何処かの国の政治家とは大違い。


大統領は、政策・公共での発言行動はもちろん、服装まで国民のチェックの対象(動画の中で、オバマ氏が、こんなタイトなジーンズ嫌いだ、もっとゆるゆるのを履いてやる、というくだりは、好みのジーンズを、はいていたら、ダサイと非難が集中したことから、はくのをやめたという事実がある。ゴルフもトランプ!からゴルフをしすぎている!!と責められこともあった。これも動画に盛り込まれている。ファストレディー子供達までも常にチェックされる。居酒屋経営なんてアメリカでは驚天動地の所業だ。ファストレディーも有償の仕事をしてはならない、決して私人ではないのだ)


大統領は国民から直接選ばれた、国民の代表でアメリカの象徴。ダサイ格好など許されない。運転する自由もない。8年勤めれば、みんな本当にボロボロになる。激務と制約(利益相反の疑いを持たれる行為・交友も絶対ダメ)と責任重圧。しかしトランプは60%自室でテレビ(フォックスニュースとか)を見てツイッターをしているし、週末はニュージャージーかフロリダのマールラーゴでゴルフ三昧ようなので、そうはならないだろうが。絶対利益相反で有罪になるね、そのうち。


ともあれ、前大統領の国民へのサービス精神と、最高のユーモアを楽しんでください。


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